雪国見参
国境のトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。そんなわけで先日越後湯沢に行ってきた次第である。お盆の渋滞に巻き込まれて往復十時間程かかってしまったが気にしない。
しかしながら正直に言うと「越後湯沢に行ったから何だ」という気分ではある。越後湯沢と言うとスキーと温泉と川端康成である(あとバブル期のリゾートマンションも)。私も越後湯沢に行った記念として「雪国」のモデルとなったホテル高半で文庫本「雪国」を購買してきたが、4頁程読んだ時点で中断している。正直に書くと私はあまりこういう文学小説に関心が薄い。夏目漱石も太宰治も読んだ事がほとんどない。僅かに「走れメロス」くらいのものであろうか。
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