西川君の失敗を考える
爽やかな陽気を通り越し本番を迎えようとしている夏。ちょっとクーラーなしで過ごしたらどうなるだろうかと思い、クーラーand扇風機なしで過ごしてみたら半日で500グラム痩せてしまった。 しかし冷静に考えるにこれは単なる脱水症状である。先日も無理な減量をしたら数値に出てしまいお医者さんにたしなめられてしまったのだ。何時までも若くはないという事だ。全くシャクに障る話である。年は取りたくないものだ。しかし紳士的な中年男性が好みなタイプのぽちゃさんもいるのではないのカナ?そう思うと生きる勇気もわいてこようかというものである。
だが身の回りにそういう人種があまりいないというのが現実でもある。こういう都合の悪い現実は面白いものではない。「いたっていいだろう畜生」と嘆き叫びたい心境だ。 まあ叫んでも何も変わらないのですがね、こういう事は。 やはり何事も行動に起こさねばならない。例えばJリーグ大分のGK西川周作は、自ら出場するオリンピック期間中に警告の累積による出場停止処分を受けてしまおうと考え、実際に遅延行為でイエローカードを貰い、作戦を成功させた。実行するとはこういう事だ。我々も見習わねばならない。 もっとも西川の場合自分のブログで堂々と「わざとやりました!」と書いてしまった事でボロクソに各方面から叩かれる羽目に陥ったわけだがドンマイである。別に殺人事件を犯したわけではない。処分は処分としてしっかり受けて反省すればいいだろう。 でもJリーグも甘いよな。事情聴取をして「ブログではああ書いていたが実際は故意ではないと判断したので厳重注意に留めた」という話だが、だったらいくらでも嘘を吐けばいいという事になってしまう。故意か故意でないのか、なんてわかるわけがない。こんなのは例え筆が滑った結果だったとはいえ、ブログ上で一度そう書いてしまったのだから実際がどうであれ「故意にやった」と同様の処分を下すべきだったと考える次第である。 私が「今までぽちゃさんの事が大好きだと書いてきたけど全部嘘でした」とか書いたら皆さん信用しますか?するかも知れない。しかしこれまで書いた事が消えるわけではないのだ。 それはそうと書いた本人は厳重注意とブログ停止およびボランティア活動程度で済むのに(そもそもボランティアって処分なのか?)、社長、強化部長、広報部長の三人は譴責、給料10%カット1カ月の処分が下ったという。選手に甘いよねえ。まずは本人を罰するべきなのではなかろうか。その上で反省し、立ち直ればいいのだ。中途半端に責任を負わせるやり方は好きではない。まあ、どうでもいいと言えばどうでもいい話ですが。所詮他人事だし。本当の事を書くと大分のゴールキーパーがどうなろうと私の将来の方が大切なんだぜ! 当然威張って書くような事でもないが、「自分に素直が一番」という格言もある。それに素直に謝っているのだから西川本人は何も気にせず次のやる事に取りかかればいいのではないのかな。私が気になったのは西川本人より周囲の反応である。「故意ではないと判断し処分軽減」などという、中途半端な行為が気に食わない。いい加減だなあと感じる次第である。 と、話がJリーグ批判に及んでしまったが、要は「警告期間消化のためにわざと警告を受けた西川は知能犯だぜ、なかなかやるぜ。やっぱり人間は行動に移さなければいけないな」と感じたわけなのだ。話を戻すと。 つまり私も「年を取ったなあ」と嘆いている暇があったら「中年が好きなぽちゃさん」を狙えばいいという風に考え方をシフトせねばなるまい。ポジティブシンキングが肝要なのだ。 「なんで私には運命のぽちゃさんが現れないのでやんすか、オーイオイ」などと悲しんでいても仕方がない。だったらGETするためにどうするか、真剣に考えなければいけない。 西川君は実行した。その後ブログで書いてしまうと言う軽率な行為に出たため問題となってしまったが、それはともかく実行したから成功したのである。この辺は見習わなければならない。後になって「本心と違う事を書きました、済みません」と言い訳しているのは見苦しいしとっても男らしくないが(わざとでした、ごめんなさいと言えばいいじゃないか、なあ!)、ただ「どうにかならないかな、何かいい事起こらないかなぁ」と幸運が訪れるのを受動的にただ待っているだけの男よりは立派な行為だったと言えなくもないのである。 私も行動したい。 何気にムクムクと、ぽちゃさんを手に入れたいという決意が沸き上がってきたのである。 ただ思っているだけでは勿体ないではないか。好きな子を見付けて、何が何でも告白したいと心に誓う、暑き夏の夜の私なのだった。
|