くそーだらしない情けない僕はウォークマンが欲しくなってきたよメーテル
ソニーのウォークマン(WALKMAN)が先の7月1日で30周年を迎えたのだという。30年前という事は1979年、昭和54年の出来事だ。 「コー ホー」それはウォーズマンですね、ハイ。
昭和54年7月1日...今調べたところテレビアニメ「SF西遊記スタージンガー第65話 大変身! ジャン・クーゴ」放送日であると判明した。知らん。名前はかろうじて聞いた事があるが観た事のない作品である。よってコメントは差し控えさせて頂きたい。原作松本零士らしい、メーテル! で、漫画の話はともかく全世界を風靡したウォークマンはそれだけの歳月を重ねて今に至るブランド力を獲得したというわけなのだ。
とは言うものの2001年に登場したiPodに携帯プレーヤーの主役の座を奪われしまっている現状である。 ソニー・ウォークマンとアップルiPodの関係。 言うなれば爆乳とぽっちゃりの関係だ。私は元々ぽちゃ好きというわけではなく単なる巨大なオッパイが好きなそこら辺によく転がっている乳好きの少年に過ぎなかった。が、肥大した乳を求めるうちにいつの間にか全身肉子ちゃんを最上の美とする極致に辿り着いてしまい解脱した。乳も大好きだがぽちゃさんの方が好きという悟りの心境である。乳が無くてもぽちゃさんならOKというわけだ。一歩上のステージに到達したと言って良いだろう。 iPodもウォークマンの開拓した需要を根こそぎかっ攫(さら)っていって今の黄金時代を築いた感じだ。 私もぶっちゃけウォークマンシリーズよりiPodシリーズの方が魅力的に思える時期があった。しかし私の職場の同僚のお姉さんはiPod nanoよりウォークマンSシリーズの方が使い易いと判断してnanoを娘さんにあげちゃったし、品質に関しても劣るわけでもない。最近は挽回追い上げに頑張っているようなのだ。 まだまだ同じようなバリエーション展開するiPodに比べるとインパクトが弱く、特にiPod classicに拮抗出来る機種がないなど気になる部分も多いが一時の「ウォークマン?まだそんなのあるの?」と鼻で笑われてしまうような圧倒的劣勢は脱した感がある。交流戦が終わって救いようのない超絶最弱球団から普通の弱い最下位球団ぐらいにまで持ち直した横浜ベイスターズぐらいには。 考えてみればソニーは多少かっこつけて生意気な企業だったとは言え私たち日本のメーカーである。アップルはアメ公の会社だ。 ぽちゃさんだって私の好みから行けばアメリカ産より日本産の方が好きだ。勿論洋物の方が好きな者もいるのだろうが私個人としてはそうである。 国産商品を購入して日本経済が上向けば私たちの暮らしも良くなる。食生活が改善されてぽちゃさんも世に増える。良い事尽くめだ。パラダイスだ。海物語だ。 そう考えるとソニーには頑張ってiPodをぶち抜き返して欲しい気がする。 取り敢えず国内の携帯プレーヤーシェアはiPodが約半数である50%を占める中ウォークマンは30%である。牙城である国内でもそうなのだから海外でのシェア率も推して知る状態だ。 それでもそれ以前はもっと売れていなかった事、目標を現実的に35%に置いていた事、等を考えれば復調の兆しは見えてきたと言える。 デザインもiPodとは違うベクトルでカッコイイし、これからも音にこだわった良い商品をリリースし続ければ反撃の期待も高まろう。 だが私が乳を通り越しぽっちゃり愛好ワールドにどっぷり浸って動かない状況であるように、世間では携帯プレーヤーはiPodしか存在しないと思ってしまっている人も少なくない。それ程iPodというブランドは完成されてしまっているのだ。 プロレス&ボクシング会場でいうと後楽園ホール並みの安定性にまで達してしまったわけである。お米でいうとササニシキ、売れ筋犬種でいうとトイ・プードル。漫才コンビでいうとオール阪神・巨人、エロマンガ家でいうと風船クラブ、ビートルズのナンバーでいうとレット・イット・ビー、WWEでいうとロック様黄金時代、鉛筆の芯でいうとHB、プレミアリーグでいうとチェルシー、ポルノ女優でいうと愛染恭子、ビジネスノートでいうとパナソニックレッツノート、日本史でいうと江戸時代、種牡馬でいうとミスタープロスペクター、ウルトラ怪獣でいうとゴモラ、カレールーでいうとハウスジャワカレー、プロ野球球団でいうと埼玉西武ライオンズ、野菜でいうとタマネギ、カジノでいうとルーレット、動画サイトでいうとYouTube、ボクシング日本王者でいうとリック吉村、日産車でいうと箱スカ。 しかし安定は美しくも儚い蟷螂の斧。星野鉄郎もびっくりだ。 自民55年体制の崩壊、山一証券解散、猫ひろしのブレイク終了、ブレイクといえば何故か倒産寸前の日本ブレイク工業、FA大型契約で残留したらスカポコ打たれるようになった三浦大輔、「ぼうけんのしょはきえてしまいました」、いつの間にかたばこ自販機から消えつつあるチェリー、村上ファンド、紅茶キノコ、ゼネラル・モーターズ... 数多の「安定」なる虚構は姿を崩し、滅び行く運命にある。 ネットビズの勝者確定かと思われていたYahoo!があっさりとGoogleに追い抜かれたように、盤石なる基盤を築いたかに見えるiPodだってこの先どうなるかわからない。ウォークマンという古き良きブランドが再び世のメインスタンダードに躍り出る可能性だって残されているのだ。 ぽっちゃりという概念が世界を統べる時も来るだろう。ソニーには頑張って貰いたい。私も頑張る。 ところでここまで縁もゆかりもない会社であるソニーをわざわざブログ上で応援してあげているのだからソニーの広報部は私にお礼の一つでも商品を寄越して欲しいものである。ちなみに私は個人的にソニー商品をなに一つ持っていない。NW-X1060なんかいい。是非とも心あるソニーは私に宣伝広告費用をお支払い頂きたいものだ。 アップルのiPod classicでも勿論いい。 その時はブログ上で今日の記事を全部なかった事にして「アップル万歳、iPodサイコー。ソニーなんかうんこ」なる提灯記事を書く事も厭わない。別に私はソニーの人間でも何でもないからだ。大人の世界とはそういうものである。 まあいいだろう、とにかくぽっちゃり>爆乳の方程式を信じる私としてはソニーにも頑張ってアップルといい勝負に持ち込んで欲しいと思う限りである。 良いライバルの存在は素晴らしい技術の革新を生む。 いつの日か化学反応が起こり爆乳とぽっちゃりの融合体足る女体が世界を制するかも知れない。ウォークマンの未来が、私たちの幸福と直結していたら世界は素敵だとは思わないかい、メーテル?
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