夏川りみ、涙そうそう、私、そしてロックンロール
いい曲だと思うが、聴きたくない曲というものがある。 個人的には「涙そうそう」なんかがそうだ。滅茶苦茶個人的な意見だが、この曲を耳にしてホロリと来る時が来たら私の人生は終わりな気がする。別にこの曲が悪いだとか趣味じゃないとか言っているわけではない。何というかまだ何も成し遂げていない私という人間が好きになってはいけない曲だと頭のどこかが訴えるのである。 「アナタ、頭ダイジョブカ?思イ込ミ激シィノ良クナイネ」なんてフィリピンパブのお姉ちゃんに心配されそうな気もするが私は特に頭のおかしな子ではない。 何かこの歌って、自分の人生に何の悔いも無い人が、悲しみや悔しみを歌い上げている気がするのだ。確かに、近しい人を失った悲しさを綴った美しい曲だと思う。 しかし私は悲しさを覚える時、消化し切れない悔しさや虚しさ、侘しさ、苦しさがセットになって襲い掛かる人種なのね。
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