エコに騙されるな
「クルマを買い替える事は、実はエコにもつながるんです!」 (トヨタ自動車広報部:談)
そんなわけねーだろ。冗談は休み休み言え。そんな風にツッコミを入れずにはおられない私である。 かようにお金がない人間は余裕がない。しかし実際問題車を買わないで公共機関を使う方が全然エコ的だし、ハイブリッドカーみたいなインチキエコ車より昔のディーゼルカーの方がよっぽど環境に良いとも言われている。音のしない静かなだけの車を作って「エコです」と言い張る詐欺が一般庶民に通じると思うなよ、と、強く叱責したい。
例えば今回のブログ記事のトップ絵は今年の正月用に使った画像の色違い、流用である。「また手を抜きやがって」とか言うな。エコである。ついでに個人的な年賀メールにもこの絵を使った。一度書いたイラストを何度も何度も使い倒す。こうやって無駄なエネルギーを浪費せずブログを運営するのが賢いブロガーのテクニックだ。ぽちゃさんも無駄なエネルギーを使わず貯蓄に徹し、柔らかい肉体を積み上げるのだ。こういうのを本当のエコという。 しかしながら地球の温暖化騒動といい、正直世間はおかしい。だってこの先地球が温暖化するなんて何十年も前からわかりきっていた事ではないか。現在まだ地球は氷河期を脱しておらず、これから何千年何万年とかけてゆっくりと温かくなっていく最中なのである。目先の二酸化炭素を削減してどれだけ効果があるのかというとあんまりないわけで、衛星軌道上で外宇宙から地球に接近してくる隕石を迎撃するシステムを設置するとか、メガフロートによる水没都市の救済措置等にお金を使った方がいいと思う。勿論19世紀から続く二酸化炭素の垂れ流し状態をこのままのさばらせておいて良いとも思えないわけだが。 だいたいカローラをプリウスに乗り換える暇があったら環境破壊の親玉である中国やロシア、南米やアフリカの未開人種を先に何とかするべきだろう。地球の危機が続いている事に間違いはないが、ヒステリック且つ決して正しいと言えない方向に全体主義で突き進んでいってはいけないと思う。 「トヨタのエコ替え」も「エコというブーム」にあやかってたくさん車を売りたいというエコならぬエゴが先立った宣伝である。みんながエコに走る世の中に紛れて、本当はエコなんか興味がないクセに耳に聞こえのいい宣伝で自社の製品を大いに売り出したいわけだ。何故本当は興味がないなんて言えるのか、ですって?本当にエコを追求しているのならプリウスみたいな車を作るわけがないからだ。もっと言えばちょっぴりだけでもガソリン使っている時点でエコなんて不可能なわけである。そもそもエコの為に古いものは捨ててゴミにしましょうなんて、隣の鼻垂れた小学生ですら「おかしい」とわかる低レベルの騙しと言える。詭弁にしてもクオリティが低い。 「俺の好みはぽっちゃりした子。でも60キロ以上は勘弁して欲しいな。それはぽっちゃりじゃなくてただのデ...ごふッ!」 おっと済まない、つい怒りのナックルアローを顔面に放ってしまった。しかし仕方がない。60キロなんて我々の業界ではぽっちゃりの入り口も入り口、ガリガリにほど近い痩せた状態に過ぎない。それが本気でこんな戯れ言を口にする愚民も確かにこの世には存在するのだ。全く嘆かわしい、本物のバカである。 このように勘違いしている人間は救いようがない。トヨタも同様で、何もわかっていない人間がわかった風な口をきくと鉄槌が下されるものなのだ。 その点肉、脂肪、乳というタンクに運動エネルギーを豪快に溜め込んでいるぽちゃさんの何と麗しい事よ。その上愛らしさも込みである。真実のエコと呼ばせて貰おう。世界人民も本当に大切にする対象を間違えてはならない。誰の為の、何の為の「エコ」なのか。答えは簡単に見付かるはずだ。 本当のエコは、誰かの利益に左右されるようなものであってはならない。地球が変動し、多くの犠牲を払わねばならない時代が近くであれ遠くであれ迫っている。 見せかけの言葉に騙されちゃう程、ナイーヴな人類ではいられないのだ。
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