Linux搭載ネットブックが欲しい
5万円前後で購入出来る「ネットブック」が主流になりつつあるノートパソコン業界。ちょっと前まで「デスクトップに匹敵する性能を持つノート」がトレンドだったのに、たったの一年で真逆の方角に事態は進行しているのだ。
しかしながら考えてみれば当然の話で、PCユーザーの殆どがマニアだった昔と違い「仕事でも使えてメールとネットが出来ればそんなに性能高くなくてもいいです」と考えるライトな利用者が大部分を占める現在、無為な性能的肥大化を望む声はそんなに多く聞かれないのだ。それこそヘビーなゲーマーぐらいか。かくいう私もHD動画が鑑賞出来る程度の性能があれば後はそんなに要らないと考える次第である。
そんなわけでどんどん価格破壊は進んでいって貰いたい。給料が上がる気配は皆無なので、後はデフレに期待するしかないというのが個人的見解である。しかしそう考えた場合邪魔になるのがOSであるWindowsの存在だ。WindowsはXPだろうがVistaだろうが年末発売が噂されている7だろうが有料ソフトウェアである事に代わりはないので、それが入っていると言うだけでネットブックの価格に大なり小なりの影響を与えるのだ。 私は無駄に脂肪が付着しているぽちゃさんは大好きだが通常人生においてはそういうのは必要としていない。それもお金が絡めば尚更だ。何分それがないとマシンが動かない故にOSを無駄扱いするわけにはいかないが、値段が高くなる一因として考えれば捨て置けない。 要するに何が言いたいのかというと、各社ネットブックは無料OSであるLinuxを採用すればよいのではなかろうか。そうするとただでさえ価格破壊が進んでいるネットブックは、更に数千から一万円ぐらいの値下げが見込める。携帯より安い価格でPCが手に入るだなんて痛快だ。私はLinuxを使用した事はないがFreeBSDで練習はしてきたので移行は可能だろう。 今までのデータはどうするかという問題もあるが、それはNASなり何なりで共有すれば済む話なので、大昔みたいに98からDOS/V或いはMacに乗り換えたから資産が無駄になるとかそういう問題はあまりないと思われる。イラストを描く時に使っているソフトのPixiaがLinuxにはないという問題があるが、それはGIMPで代用出来るだろう。 と言うわけで、個人的には次期マシンにはLinux搭載機も考えているわけである。 それに、ここまでの文章ではWindowsを捨ててLinuxに鞍替えする勢いで文章を書いているが、今は個人が複数のPCを所有する時代である。WinとLinuxの共有でも当然良いわけだ。先も書いたようにデータはLANで共有すれば良いだけの話だし。 しかしながらマイクロソフト社も危機感を募らせているのかWindowsライセンス料を下げてモバイルPCにおけるシェア確保に努めようという姿勢を見せているし、無理矢理乗り換えする必要もないかも知れない。要するに私は迷っているわけだ。別に買う予定があるわけでもないのに今後どうするか迷っているわけである。まあアホな話だが、例えば今のマシンをこのまま使い続けるにしてもサブマシンはもう一台欲しいし、今はFreeBSDを使っているが私はあまり大したマニアでもないのでLinuxの大衆性は魅力的だ。 最近はLinux搭載ネットブックもそこそこ発売されていて、ドライバの不安とかもなくなってきているのである。 金はないくせに物欲に負けそうな最近の私。 Linux搭載ネットブック...欲しいなあ、ウン。
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