土用の丑の日の物語
時事ネタというものがあって、ここら辺把握しているとブログ作成も楽であると最近気付いた。もうブログを始めて結構な歳月が経つのだからもっと早く気付けよという気もするが思い至らなかったものは仕方がない。
そんなわけで今回の時事ネタは「土用の丑の日」だ。夏の暑さに負けず鰻を食って乗り切ろうぜ!という江戸時代より伝わる由緒正しいキャンペーンだ。平たく言うとバレンタインのチョコレート商戦と同じである。一応エレキテルで有名な平賀源内さんが夏に売れない鰻をどう売るか悩んでいる鰻屋のオヤジに「丑の日に"う"の字を付く食物を食べると夏負けしないという伝聞がある。そんな感じで宣伝しなさい」とアドバイスした事によって生まれた習慣であると言われている。勿論私は町の物知りおじさんではないので本当の事は知らない。取り敢えずそうされている。らしい。
「アノーところでこのブログ記事はぽちゃさんとどう関係あるのか?何も関係ないような気がするのですが」ですって?シャラップ!それはこれから考える。あまり深く考えずに話しについて来て貰いたい、ハイ。 そんなわけで現在も毎年夏にもなると鰻屋やら近所のスーパーマーケットやらで鰻の蒲焼きのセールが始まるわけだ。昔は大船の商店街でも道行く人々の前で鰻屋のおっさんがターン、スパッスパッ、シュッ!と生きている鰻を鮮やかに捌いて見事に焼き上げていたものである。あれは少々グロいが旨そうな光景だった。人間は目の前の旨そうな食い物に弱い。 冷静に考えると夏の暑い時期に鰻なんぞ食べたら胃もたれしそうな気もするがそこら辺はまあいいだろう。商売人も大変なのだ。最近は「春夏秋冬それぞれに存在する土用の丑の日に鰻を食べて貰おう」とするスーパーも出てきた。「恵方巻き」といい、とにかく何かを買ってくれるイベントを作りたくて仕方がないと言う事だろう。 しかしながらそんな各スーパーマーケット運営部の思惑はともかく、確かに夏は夏負けして食欲が抑えられる季節である。ぽちゃさんが普通体型になってしまう危険性も非常に高い。これは国家的損失とは言わぬまでも1998年のヤクルト本社デリバティブ損失に匹敵する緊急事態と言える。ちなみに当時は約1000億円の損失を出したとされている。確かにこれはぽちゃさん人口が減ってしまう危険性と同じくらいのピンチだったと言えるだろう(ついでに左の画像はサイゼリヤのデリバティブ損失のよる株式の動きである。真面目に働いてる社員が馬鹿みたいですな)。TBSも赤字転落した。私たちの業界も気をつけねばなるまい。 鰻は魚と思えぬほどカロリーが高い。栄養に満ち溢れていて、ぽちゃぽちゃした肉体を維持するために最高クラスの食材であると断言出来る。私たちに愛され続けるためにもぽちゃ子さんたちは挙(こぞ)って鰻を腹に詰めるべきだ。 ところで、ここまで書いたところで、今何となく「以前にも"土用の丑の日"をネタにしてブログ記事を書いたような気がするが気のせいだろうか」と思い付いて調べてみたら2年前の今頃、blog-entry-535とblog-entry-541の2回に渡って取り上げていた事が判明したじゃあーりませんか。 うーん結構昔書いたことって覚えていないものだなあ。2年前も「鰻はカロリーが高い」とか書いているじゃないですか。我ながら進化しない人間である。 でも気にしない。私は確かに変わらずぽちゃさんへの愛を胸に秘め生きる戦士である。ネタが被ったぐらいで気にする必要なんか無いのだ。ドンマイ、me! そんなわけで話を進めると今年の土用の丑の日は7月19日、同31日の2回ある。たまにこういう年度もあるようだ。 そうすると近所のイトーヨーカ堂でも2回広告チラシに鰻セールを入れるという事だろう。 頑張れよ、商売人。 私はイトーヨーカ堂の鰻なんて二度と買う気しないけど(理由は以前書いた記憶があり、面倒臭いので書かない)。 とにかくぽちゃさんは食ってくって食いまくれ!なのだ。大量のカロリーが肉を維持する。ぽっちゃり体型を保つコツである。 鰻万歳。 日本にはぽちゃさんのためとなるこんな素敵な伝統イベントが昔から続いて存在している。先人の知恵に感謝なのだ。さあみんなで鰻を食べよう。ばぁい!
|