ビバ扇風機
最近動画を見たり音楽ファイルを転送させたりと負荷をかけるとパソコンが熱暴走して「ヒュン」とかいって落ちるのだ。超人ロックのテレポートみたいな音を立てて。とても困った話である。
どうしようかなあと悩んでいたが解決策は簡単で、扇風機の風を直接当ててあげるとハングしないとわかった。 考えてみれば我々人類に限らず犬や猫も扇風機は好きだ。魂無きパソコンだって扇風機の風はひんやりして気持ちがいいのだろう。種族の違いや有機物と無機物の区別も無く扇風機は皆に愛されているという事だ。
その点まだまだぽっちゃり女性の世界は限られたフェチの世界と感じている人が多いようで、ぽちゃ専は世の趨勢とは言えない。「一般的に満遍なく愛されている存在」にはまだ遠い。私の職場で青木りんや森川まりこを知っている人間が何人いるかという話である。そんなにいはしまい。まあ森久美子ならみんな知ってそうな気もするが。 普遍的な価値観として正しい美的感覚の定着を日本国民には望みたい。 しかしそうなると、だ。ぽっちゃり体型を愛する男が増えると、ぽちゃさん争奪の競争率が上がってしまいそうだと心配になる皆様もおられようががそんな事はない。無用な心配は愚の骨頂だ、馬鹿め(何故か見下し目線)。世の男どもが皆ぽちゃさんを求めているのだと女性サイドが気付きさえすれば、女性陣は皆体重増加に励むだろう。男の数は変わらないのにぽちゃさんの絶対数が増加するのだから出会いのチャンスは増える。 それに多くの女性陣の食事量がアップすれば消費も増え日本経済的にも効果大だ。自民党や民主党では成し得ない経済回復(理由:バカばっかりだから)も、ぽちゃさんの力を持ってすれば可能なのだ。現在客層の99.95%を脂ぎった野郎諸君が占めている関内のラーメン二郎やバーグ弥生町店といった大量消費型B級グルメショップにも女性客が増えるだろう。この付近は黄金町の赤線こそ姿を消したが曙町のヘルス街が近くにある影響もあってか非常に男率が高い。むさ苦しいのだ。ノアのバトルロイヤルみたいなむささである。そんな中爽やかで愛くるしいぽちゃさんが街中に増えれば関内・伊勢佐木町エリアの浄化にも繋がる。みなとみらいの開業で廃れてしまったこの街を、第二の馬車道通りにしてしまってはならない。伊勢佐木商店街の皆様も女体溢れ返る美しい町関内の復興のためにも是非ともぽちゃさん増加に取り組んで欲しい。商店街OBとして心から願う次第である。 それはともかく扇風機だが、心の底から思うが扇風機を発明した人は天才だと思う。 調べてみたらニコラ・テスラというセルビア人の科学者が生み出したらしい。偉いよあんた。私からの心のノーベル賞を贈呈したい。ちなみにエジソンに憧れエジソンの会社に就職したが、交流の素晴らしさを説くテスラは直流に拘るエジソンに反発し確執が生じ、後世的にはテスラの主張した科学の進化が主流となっているのだという。なに、ネットで調べただけの話なので本当の所どうだったのか私にはわかりませんけどね、はっはっは。 エアコンもいいが手軽で電力消費量も少なく、それでいて自然風に近く心地よい。空気も循環する。いい事尽くめだ。 ちなみに我が家では30年近く日立製の扇風機が使われていて、子供がプロペラの籠に触れると扇の回転がピタリと止まるスグレモノだった。最初に買った松下VHSビデオデッキやソニーの白黒テレビも20年以上持ったし、昔の電化製品は今思うと非常に頑丈だった思い出がある。多分YS-11と同じで必要以上に頑強に設計されていたのだろう。 そして日本の電化製品は工夫が張り巡らされていて面白い。 子供の頃同じ台湾製の廉価型扇風機を何台か買ったがすぐに首振り機能が壊れてしまうので分解して構造を調べてみたところ、モーターで常に動くようになっている首の部分の箇所に無理矢理金属棒を突っ込んで普段は止めているシステムになっているのを見て驚愕したものだ。それに比べて日本製は如何に手を抜かず、しかし効率的に、首振り機能を搭載しているかがよくわかる。モーターや歯車を巧みに設置しズレのない精密な設計を維持しているのだ。ぽちゃさんも電化製品も日本製は素晴らしいと言う事だ。かようにこんな素晴らしいぽちゃさんをたくさん育成するためにも全日本国民には皆襟を正して正しい美的感覚を養う事をお勧めしたい。 夏真っ盛り、まだまだ暑苦しい日が続く。 皆様方も扇風機を有効に利用して、この灼熱を乗り切って頂きたい。頑張れ。 皆に愛される扇風機の風とぽちゃさんの厚い肉肌。調和の未来はすぐそこだ。
|