おぉWikipedia
Wikipediaと言うと大変便利なネット百科事典だが、現在「酒井法子」の欄を見ると"このページは荒らしや編集合戦などのため、方針に基づき編集保護されています。"となっている。どうも酒井法子の醜聞を書かれたくない単なるノリPヲタが編集保護に持ち込み編集をブロックさせたらしい。推測だが。
何故そう思われているかというと、保護により「覚せい剤所持の容疑で逮捕」という覆しようのない事実が書き込まれる前の状態にまで戻されているからだ。Wikipedia場では酒井法子の欄に覚醒剤の件は今現在載っていない。いくら「Wikipediaはニュース速報ではない」と言ってもこれもおかしい話である。そうは思いませんかね、君?
自由に誰もが編集出来るのがWikipediaの良いところだが、逆に校正や編集の意志のない人、思い込みの激しい困った人種、意図的にミスリードを誘いたい方々といった連中も自由に参加出来るところがWikipediaの弱点と言える。この問題は意外と根が深く、特にマイナーな事項は注意が必要だ。検証なき記述が多く見受けられ、全く信頼に値しないカテゴリーも多い。 Wikipediaに「覚え書き」以上の信用を寄せる事はやめた方が良いのではなかろうか。海外では学術文でWikipediaからの抜粋を禁じている大学も増えているそうだ。 4年前にアメリカのNature誌は「Wikipediaの学術的文章に記載ミスは殆どなく、ブリタニカ辞典以上の信頼性を有している」と発表した。眉唾物だが、確かに学術的な文章というものは「思い込み」の混じる余地があまりないから多くの寄稿者や読者の目に晒される事によって正確性が検証され強化しているのかも知れない。だがやはり過度の信頼はよろしくない。明らかな思い込みの間違いや嘘の行が混じっている事が多い、それがWikipediaの現実だ。もっとも、これはネットの特徴でもある。Wikipediaが使えないシステムであると言っているわけでは全く無く、Wikipediaに既存の辞書・辞典的な役割を求める事が良くないのではなかろうか、と、私は考える次第である。 と、ここまで書いたわけですが、それはそうとしてぽちゃさんの乳でも揉みたい気分ですな。 しかし今傍らにぽちゃさんはいない。仕方がないので文を続けよう。 Wikipedia ぽっちゃり これはWikipediaに存在する「ぽっちゃり」の項目である。どこかの誰かが頑張って編集した項目だが、次のように駄目出しを受けている。 この記事には『独自研究』に基づいた記述が含まれているおそれがあります。 この記事の解説する対象は「特筆性」を欠いているおそれがあります。 この項目の現在の内容は百科事典というよりは辞書に適しています。 まあそりゃそうだわな。しかしである。Wikipediaのポリシーなんか知った事じゃねえよ、と言うのが私の正直な意見である。皆様方もそうではないか?ネットとは自由参加、相互通話を簡単に実行出来るツールとして存在意義があるシステムであり、一つの企業やシステムが使い方をユーザーに強制する場ではないと信じたい。 Wikipediaは便利だがもっとネット社会はフリーダムな空間であっていいと思う私である。敢えて言うと、監査システムの手段を利用者のリテラシーに任せている時点で(これはネットの長所でもある)信頼性の向上を求めるだなんて不可能だ。ネットにはネットの形態があり未来がある。 適当にお菓子を摘みながらネットサーフしてWikipediaで「ほうほうそんなものもあるのか。フーン、それは勉強になった。じゃ、それはそれとして風俗にでも行ってくるか」程度に構えるお付き合いに抑えるのが正しい電脳人の在り方ではなかろうか。 現実空間の慈しみはぽちゃさんがあればいい。 ネットワールドは、もっと自由にWikipediaを振り回すぐらいの存在であっていいと考える次第である。
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