今更ヤッターマン
ここ数日、先々月の、丁度二ヶ月程前に終了したヤッターマンを見るのに忙しい私である。どういう事かというと今年3月に低視聴率の煽りを受けて月曜夜7寺から日曜朝7時へと時間帯移動してしまって以来殆どヤッターマンを鑑賞していなかったのだ。
理由は私がシフトの関係で日曜朝から仕事である事、ビデオデッキを持っていない事が挙げられる。 それでも暫くはVeohとかから落としていたのだが、MYパソコンの容量の問題もあってダウンロードして観るのを止めていた(まあDLしなくても観られるのだが)。そうしたら10月の番組改正で終了してしまっていた次第である。
去年の春先のブログを読んでいた方々は知っているかも知れないが私は新ヤッターマンにはまっていた。しかし今年はすっかりご無沙汰していたのだ。 「暫く見ないうちに終わっていた」というのはもの悲しいパターンである。暫く見ないうちに近所の女学生がぽっちゃり肉々熟れ熟れレディに変貌していたのなら嬉しいが、そんな喜ばしい「暫くぶり」はあまり存在しない。 *暫く見ないうちに友人が怪しい宗教に嵌っていた *暫く見ないうちに後藤達俊が2chのネタキャラに堕ちていた *暫く見ないうちに出社拒否で後輩が辞めていた *暫く見ないうちに週刊宝石が廃刊していた *ついでにダカーポも廃刊していた *暫く見ないうちにラングリッサーシリーズがグローランサーシリーズになっていた *暫く見ないうちにトルネード投法捨てていた野茂 *暫く見ないうちに若奥様向けになっていた仮面ライダーシリーズ *暫く見ないうちに穴吹工務店倒産 ぶっちゃけ穴吹工務店倒産は本気で驚いた。本当に不況なのだなあと嘆息するしかない。かように「暫くぶり」とはあまりよろしくない出来事が起こる時特有のキーワードなのだ。 そんなわけで(どんなわけだ)ヤッターマンだが、実写に次いでアニメも映画化されていたし、テレビも暫く続くのかなあとぼんやり考えていたらあっさり終わっていた事に先日気付いた次第である。後番組の視聴率は最悪らしい。朝7時の番組でありながらヤッターマンは最終回で7.5%をマークしており(月夜7時時代の平均視聴率より高い)、それなりに安定したコンテンツとなっていたのだからそのまま続けていればいいのにと今更ながら思う次第である。 ところでドロンボー(ドロンジョ、ボヤッキー、トンズラー)プラスドクロベエ様演ずる声優さんたち4人の平均年齢は76.25歳である。うーん凄いな、本当に元気だなあと驚くしかない。私は彼らの年齢まで生きている自信が全くない、しかし願わくばそんな年齢になっても厚い肉を持つぽちゃさんを愛する事の出来る男として生きていたいものだ。 とまあそんなわけで(だからどんなわけだ)とにかく見過ごした半年分のヤッターマンをゆっくり鑑賞し直している現在である。 何となく観ていない分を観てみようと数羽鑑賞していたらそのままズルズルとヤッターマンワールドに引き戻されてしまったわけなのだ。 大の大人がアニメを見て何が悪い。そんな風に開き直りつつ、半年分を楽しんでいる最中である。 世の中は何でも楽しんだ奴が勝ちなのだ。 私はそう思う。君はどう思う? 私は今ヤッターマンを観るのに毎日忙しい。 そんな人生で何が悪い、ケッ、と、開き直りつつ動画サイトに出入りする私なのであった。
(画像は去年の春頃書いた物の再録です)
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