誰か今度のマリオくれ、あとWii本体も
任天堂WiiのNewスーパーマリオブラザーズWiiが初週93万7000本を売り上げ絶好調のスタートを切った。今年に入って販売の伸び悩んでいたWiiだが、本命ソフト登場により息を吹き返した感がある。再び据え置きハードのトップランナーとして独走態勢に入れるか注目だ。
そんなわけで私も今度のマリオをプレーしたいのだがWiiを持っていないという切実かつ根本的な問題があるのだった。ぽちゃさんと遊びたいが相手がいない時の気分と同じである。しかし愛しの君と違ってゲーム機は買う事が出来る。 Wiiの価格は2万円。払えぬ額ではない。しかし私は自分用のテレビを持っていないのでモニタも用意しなければならない。リビングに置けって?テレビ大好きなうちの家族に邪魔されるから嫌だ。 そしてもう一つ、私が今回のマリオを買いたいが買いたくない理由がある。それは今度のマリオは同時プレーが面白過ぎるという評判である事だ。
私はゲーム友達を持っていない。正確には「いない事もないが近所に住んでおらず、実質いないに等しい」。ただでさえ友達が少ないのに一緒にマリオを遊んでくれるお友達なんぞおらん、おらんといったらおらんのだと脂ぎった中年チックにキレさせて頂こう。買っても一番面白そうな同時プレーをする仲間がいないという事実は中々痛いものがある。 と言うか何で今回のマリオはオンラインプレー出来ないのだろうか。 任天堂は昔からオンラインに関して慎重すぎると感じる次第である。まあ、タイムラグの発生するオンラインとアクションゲームは相性が悪いのかも知れない。宮本茂さんってその辺完璧求めそうだし。でもスマブラでは出来ているんだし、マリオでも出来れば非常に面白いと思うのだ。 ぽちゃさんとのデートだって食事に行くだけではなく映画を見に行ったり街を探索したりドライブしたり夜釣りに出掛けたりと様々なバリエーションがあった方がいい。Wi-Fi通信に対応しろやとお願いしたい気分である。そうしたら中古屋でWiiを買ってあげてもいい気分なのだ。 あとクラシックコントローラーにも対応してないらしい。右腕を痛めている私としてはここら辺も食指が動かぬところである。 だったら潔く諦めろと言われそうなところだが、でもやりたいと言うのが乙女心の複雑なところ。 「私と付き合って下さい」 「君は素晴らしい女性だ。お腹の厚みも十分だし二の腕のぷにぷにも愛おしい。しかし僕には決まった女性がいる」 「では、付き合えないというのですか」 「いや、でも君とも付き合ってみたいなーなんて思っちゃったりして」 「どっちやねん」 どっちもこっちも男とはそういうものである。ご託を並べても欲しいものは欲しい。理屈ではないのだ。 先日うちの会社でもかなり嫌われているある社員がチンピラ複数に絡まれていたがしばらく誰も助けに行かなかった。別に周囲が見て見ぬフリをしたわけではない。そのチンピラは普段からよく出入りしていて、顔なじみのスタッフが出て行けば、話せばわかる存在だからだ。 でもみんなしばらくシカトした。理屈ではない。世の中とはそういうものなのだ。他のみんなに助けに来て貰えないような人間になってはいけない。私も気を付けたく思う。 レイーン!NewスーパーマリオブラザーズWiiが欲しい! 私の本音は、まあそんなところだ。
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