職場的不満
全く憎きは不況である。私の職場でも以前ならば毎月10-20人単位でアルバイトの入れ替えがあり、その中には時折豊かな肉体を持つ麗しきぽちゃさんが混じっていた。それなのにこの半年は全くバイトの新規募集がなくなってしまっていて新しいぽちゃさんと出会うチャンスがめっきり減ってしまった。
男という生物は年を取るにつれ社交性を失い遊びに懸ける情熱も薄れるものである。行動の大半が仕事・職場に限定されていくのだ。中には30歳40歳になっても思春期の子供のように仲間と群れていないと安心出来ない例外も存在するが、まあだいたいの男は孤独に強いという特性を身につける。要するに何が言いたいかというと昔みたいに町に出てぽちゃさんを探し求める気力も甲斐性もないからせめて職場では新しいぽちゃさんとの邂逅を期待したいと言う事である。
ところが全く新規採用がない。 おまけに辞める人もいない。 まあ私も含めこんな不況下で求職活動しても今より生活レベルを上げられる実力者がうちの会社にそんなにいるわけもなく、昔だったら不満があってすぐに辞めてしまうような従業員もしぶとく居残り続けているのであった(去年の新卒社員も一人も辞めていない。今までは半数は入ってすぐ辞めてしまっていたのに)。 ともかく夏頃の従業員名簿を見ても今のを見ても同じ名前がズラリと並び、実に代わり映えがしない。しかも何故かぽちゃさんが少ないのである。最悪だ。 思うに我が社とテナントさんはその半数が接客業な為、恥ずかしがり屋さんが多いぽちゃさんはあまり面接に来ないのかも知れない。全くの推測だが、何でそんな風に思ったかというと私の付き合った事のあるぽちゃさんは接客業が嫌いで裏方が好きな子が多かったからだ。あながち間違った推理ではないと思う。実際以前は、バックヤードの力仕事なんかにはよくぽちゃさんのバイト志望者が来たものだ。 女性は多いのにぽちゃさんが少ない環境...まあ、男ばかりの職場と言うよりは数億倍マシだが、それでもやはり寂しい現実である事には変わりない。どこか女性従業員の70%以上が体重70kgオーバーのぽちゃさんで構成されている企業はないだろうか。少々条件が悪くても是非紹介して貰いたいものである。 読売新聞を読んでいたらあまりに職が見付からないので頭に来てタイに移住した私と同世代の人の話が載っていた。月給9万円だという。こちらの感覚からいくと非常に安い。しかし当地は物価が安く、一日300円もあれば余裕で暮らせる環境な為、働いても報いのない日本企業に再び勤める気は起こらないと書かれていた。 私も正直ゆったり暮らせるのなら日本を脱出して国外で暮らしてもいいと考える人間だった。しかし、今は違う。何故なら日本人ぽっちゃり女性が一番人生で好きな男だからだ。 例えそこがタイでもパソコンやニンテンドーDSは持って行けるがぽちゃさんは持って行けない。日本にいるお知り合いのぽちゃ女性とも別れたくない。そう考えると私はこの日本という国で幸福を追い求めるしかないだろう。 我が社でも雇用が再び増加してぽっちゃりした女性がたくさん面接に来る時代が再来して欲しいと心から願う次第である。 全く憎きは不況である。だいたい世界的な不況は大概放置すると戦争や混乱に繋がるものと相場が決まっている。今の内に何とかして世界経済を立て直すべきだろう。 世界平和とぽちゃさんとの出会いとのためにも、世界恐慌をはね除ける強い地球人類であって欲しいものだ。
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