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舛添要一、貧弱ボートで船出
沈みかけた船からはネズミが真っ先に逃げ出すと言うが、何とか浮いている船の甲板からボートに乗って脱出する種類のネズミ男もいるようだ。いよいよ自民党の舛添要一が離党、新党を旗揚げする運びとなった。その名も"新党改革"。23日に正式発表されるという。若手議員を切り捨て大海に乗り出す舟である。
元々タレント的活動で知られた舛添要一。国民の不振が頂点に達し権威が地に落ちた自民党にあってもその人気は高かった。勿論ただ口を開けテレビを見て毎日を過ごしている層が彼の主たる支持母体だが、一票の重みに貴賤はない。人気者なのだ。事実お馬鹿さん対象の人気投票では「次期首相になって欲しいランキング」の1位に立っている。私の脳内にある「えっちしたいAV女優ランキング」1位が常に青木りんであるように。
ナニ？彼女はもうとうに旬が過ぎてはいやしないか、とな？夢を壊すような事を言うな！そんな事をわからないから、大人って地球だって平気で消せるんだ！
 とまあハサウェイ・ノアの血の叫びはともかく、これでは舛添が「自分は国民に認められている大政治家の自分は掃き溜めの野党と化した自民党には相応しくない鶴なのだ」と勘違いしても仕方ない。てっぺんに光る、ツルッツルの鶴なのだ。
これは運転免許取得短期集中合宿でたまに女の子が混じっていると大した魅力のないガリでも争奪戦になってしまう事態に似ている。勿論ふくよかな女体のぽちゃさんならば私も参戦するだろう。しかしこうなると「私ってモテモテの人気者なのねホーホホホ」と調子に乗ってしまい、やけに態度もデカくなり、見ているだけで殺意を抱きたくなってしまう変な女へと変貌しがちなものである。これはmixiや昔ながらの出会い系サイトでもよく見られる光景だ。
 プライドが非常に高くなると人間は厄介だ。舛添要一と言うプライドも国民人気とやらも高そうなツルピカの中年も、自らを過信して党内で影響力を高めようとしたが失敗し、それならば新党を結成するぜオリャーと決したわけである。
だが第一目的が政治理念に基づいたものではなく単なる権力闘争なので自民党に属したままでもいいカナ？いややっぱり離党した方がいいカナ？と逡巡している内に「オオカミ中年」「のぼせてやがる」「おめーはどこの党で選挙に勝って参議院議員になったと思っているんだこの野郎」と非難を背に受ける立場となってしまった。おまけに自らを慕って来た若手議員を切り捨てての船出である。非常に「イヤな奴」との印象をも撒き散らしてしまっている。
たぶん本人はガーナ、いや違ったコンゴ（今後）、「自民党はだらしない、俺の理念はここではやり通せない」と啖呵を切って行くつもりなのだろうが、舛添自身麻生内閣の要職（厚労相）に就いていたわけで、本人もだらしない自民党の戦犯の一人であるわけだ。が、そんな事実は氏の脳天からはツルッと、いやスポッと抜け落ちてしまっているのだろう。汗に蒸れた頭髪のように。
党でも人気のある議員は大切な存在であり、若手もベテランも周囲から舛添を担いでまたチャンスを与えようとしていたのにこの行動なので、谷川、石破、後藤田、谷垣からも「もう勝手にしやがれ」と有り難いお言葉を頂いてしまい、自民党を見捨てようか悩んでいる内に自分が見捨てられる状態になってしまった。おまけに人気者の橋下大阪府知事、南国原宮崎県知事を味方に付けようと画策したら鈍い反応しか貰えず、前々から存在する改革クラブにノコノコ後から剛竜馬もとい合流する形になったわけだ。「オレは人気者の実力者だから党首に据えろ」と。
 さて舛添の狙いは混乱するであろう参院選後だとの見方がある。間違いなく国民の支持を失い混迷している民主党、フラフラして復権に立ち向かうパワーを感じさせない自民党（フラフラしているのは自民党の看板で当選しながら裏切った舛添自身にも原因があるわけだが）、まだその真意が掴めないみんなの党、票を持つものの政治的主張は特に持たない公明党と、現代日本の各政党の混迷っぷりは見事なまでのものがある。
一応反民主路線であるようなので、この混乱を生き抜いた政党とタッグを組み、更には連立政権を樹立した暁には一つの党にまたまた再編し、トップに立とうという心積もりなのだろうか。そうだとすると随分と都合のいい、いいとこ取りの策略家である。
 だがそうなると当然最大の反民主勢力である自民まで敵に回してしまうわけで、自民とも民主とも一線を画す形となってしまうと与党側に付く事は非常に難しくなる。本当は昔から言われているように東京都知事の座が本命なのかも知れない。知事選は都民の投票で決まる。注目される地位の割には根回しや基盤を重視せずとも舛添自身得意とする人気投票で掴む事が可能な職務なので、戦略的には間違っていない気もする。果たして真意は何処に在るのだろうか。
いずれにせよ新党を作った理由、真意が全く周りに伝わっていないので、この混乱に乗じて（自分の地位確保のためだけに）政治的闘争を仕掛けただけだ、と思われても仕方がない状況ではなかろうか。ズバリ私なんかはそう思っている。なんだかよくわからない男からアプローチをかけられてもぽちゃさんからしたら「この人、私の体が目的なだけじゃないかしら」としか思えないように、誤解を受けたくないというのなら、男ははっきりと意志を伝える必要がある。
 「おめーは何がやりたいんだ」と尋ねられたときにはっきりしない政治家はルーピー鳩山のように政治的な死を刻みゆくしか術がない。
中国が太平洋を手に入れんと行動を起こしつつある。
与党も野党も下らない政治ごっこにうつつを抜かす時間などない。まあ、マスコミ共々中国様には骨抜きにされているから何も出来ないんだろうけどね...
何にせよ舛添は何をやりたいのか。行動と言葉をキッチリ示して貰いたいでチュウ。
私の思いは、それだけだチュウ。
でも知っているぜ舛添さん、アンタ外国人参政権の賛成派で、小沢さんとはむしろ近い考え方にあるんだろう？
本当の国民の味方か敵か、じっくりと見定めていきたく思う。
＜広報＞
埋蔵金、偽メール問題と、昔から嘘ばかりの政党には即時消えて欲しいものだが自民党も使えない。そんな中暴走するファシストの特徴をよく捉えた良いポスターですね。マル。
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