衝撃の革命児・広島カープ弦本悠希。ドラフト7位、新人。
広島東洋カープのドラフト7位ルーキー、弦本悠希がプロ入り前から開設しているブログの内容で球団に厳重注意を受けた。「広島おもんねーわ」、「練習だるい。しょうもなさすぎる」、「鬱になりそう。ほんまにインディゴソックス(徳島)に帰りたくなるわ」
当たり前の話だが、広島球団は弦本に厳重注意、ブログはアカウント削除された。私のブログも多分私の会社に内容を知られたら色々と厳重注意を受けるだろう。ちなみに私のプライベートの知り合いは結構このブログの存在を知っている。が、会社に知らせるつもりはない。それを実名でやってしまえるとか、物凄い度胸である。
素晴らしい。恐らく弦本は頭がムニョムニョ...なのだろう。野球に限らずスポーツ選手にはそう言う人種が多々存在する。しかしガチンコである。貴乃花はガチンコを貫き周囲から空気が読めない男として浮いて行ってしまったそうだが、弦本も恐らく色々な意味で、チーム内で浮いてしまっているのではなかろうかと思われる。ガチを貫く男とはそういうものだ。 多分広島のトレーニングコーチだか教育担当コーチだかに、大威張りの時代錯誤男がいるのだろう。て言うかそもそも信じられない程非効率的なトレーニング内容で納得がいかないのだろう。 何と言っても広島である。めっさ理不尽なシゴキがあっても「そりゃあの球団ならありそうだ」と素直に納得出来てしまいそうな球団だ。なお広島カープの猛練習を語る際色々な意味で伝説を残している高橋慶彦は現在千葉ロッテの二軍監督をやっているが、やはり怖くて恐ろしいアストロ鬼軍曹らしい。カープ、イコール、死んでも練習。カープ、イコール、壮絶な練習。そんなイメージは全野球ファンに浸透してしまっている。 ぽちゃさんが間違って広島カープに入団したら、一日で体重が5キロ痩せ、三日後には体を壊して入院している事必至である。 実の所中日ドラゴンズ辺りの練習も強烈で、逆に横浜ベイスターズの練習がチンタラしているというのが現代の一般常識であるようだが、それでもやっぱり広島ブランドである。 「カープに入団したら体が壊れるまで練習させられるが給料はあまり上がらない」 実際はどうであれそんな印象が深く刻み込まれているわけである。 ただ、それを実名でブログに書いてしまう弦本の頭の中身はともかくとして、評判の悪いプロ野球監督及びコーチを量産する事にかけては定評のある駒澤大学OB野村謙二郎を監督にして以降、広島カープの練習内容が昔の前近代的カープ主義に赤ちゃん戻りしてしまったと一部で虚仮にされているのもまた事実で、多分やっぱり弦本は本当の本音として「何じゃこの下らない練習内容は。これがプロ球団なのか、ケッ」と言う正直な気持ちを露呈してしまったものと思われる。 勿論そんな本当の気持ちを露呈してしまうことが良い事か悪い事かと言われると当然の如く「いいわけねーだろバーロ」と答えざるをえない帰結となってしまうわけだが、「だから言ってるだろノムケン。あと大野、お前はピッチャーとしては大好きだったけど指導者としては全くアレだよ、アレ」とばかりに(弦本を擁護しているわけではないが)球団批判に持って行こうとするカープファンも多いわけだ。 多分広島ファンも日本一弱い球団である横浜ベイスターズのファン風情にそんな事言われたくはないだろうが、ブラウンを切って後任がノムケンなんて最悪過ぎる。ブラウンのクビまではまあ納得しても、その後が何故ノムケンなのか。広島ファンの慟哭が聞こえる。 ぽっちゃり風俗店が改装して新しい看板を付け替えたら人妻風俗になってしまっているようなものだ。ぽっちゃり風俗と人妻風俗は断じて違う。だが、この両者を殆ど同じ意味で捉えている馬鹿な経営者が多い事もまた事実である。誰が監督をやっても区別の付かない人たちが、広島球団の監督を選んだりクビにしたりしているのだろう。 実の所弦本は球団内でヒーローになれるかも知れない。 「よくぞ俺の言いたい事を言ってくれた!」 溜飲を下げている同僚もいるのだろう。これであとは弦本がプロで通用して立派な成績を上げればめでたしめでたしだ。所詮、プロは結果の世界である。 弦本は多分馬鹿なのだろうが根が正直者なのだろう。ぽちゃさんも端っこくて賢しい性格であるよりも多少お馬鹿さんな方が男にかわいがられるものである。 行け、弦本。オードリー春日風に言うと「ゆけーい!」。 腕白でもいい、逞しく育ってくれれば...ぽちゃさんも大好きな丸大食品もそうメッセージを訴えている。 弦本悠希は名前を売ったと言う事だ。無論一般企業ならこの一回のミスで一生出世は不可能だが、野球選手はそうではない。 勝てばいいのだ。 おめでとう弦本投手、君は実力で全てを語れる世界へ身を投じた。 その喜びを噛み締めて、新しい第一歩を歩んで欲しい。 ところでこの弦本、実は昔から広島カープのファンだったらしい。 好きな球団には行ったらあまりにもギャップがあって納得いかないのだろう。挫けるな少年、希望の光は、そこにある。
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