計画停電の過ごし方
東京電力のバーカバーカの体たらくによって計画停電の憂き目に遭っているぽちゃさんの皆様、お元気しているだろうか。
私の家も見事に計画停電区域に引っ掛かり、夜に停電が実施される日には職場から帰るのがブルーになる日々である。職場はどのグループにも属していないのだった。逆なら良かったのに。
しかし文句を言っても仕方がない。誰かが犠牲にならなければ平穏な日々は保たれない。犠牲になるのが他人ではなく自分であるというのは大いに気に掛かる部分ではあるが、それを受け入れなければならない。ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。 そんなわけで夜の計画停電中は暗闇の中ベッドで携帯片手に過ごすしかないわけだ。我が家は近頃流行りのオール電化というやつに手を出してしまったのでガス一つ通らない。一応七輪と炭、ロウソクは昔から災害時に備えて常備しているが、ただ停電しているだけなのにわざわざそれを使う気にもなれず、携帯片手にピコピコ過ごすしかない。 本当に携帯があって良かった。 何せ電気が通らなければ、暗闇の中、本も読めないわけで、退屈潰しとしては最強のアイテムであると断言するしかない。 しかし携帯片手に過ごすよりもっと素晴らしい停電の過ごし方が存在する。豊満女体抱きだ。一つの布団で体を重ね、肉の重みと暖かみに埋もれて過ごす。この至福の時は、計画停電の平均的な三時間という短い時間で終わらすには惜し過ぎる程である。 関東中(山梨県と静岡県東部含む)の男たちを暖めてあげるために、女性たちは即時肉を食らい、体積を増やし、より多くの体面を密着させてほかほかさせるべきだ。ついでにベッドの足下に小型犬を寝かし付かせてあげると暖かさは益々倍増する事を私は体験的に知っている。究極暖房形態である。 ぽっちゃりした女の子のぬくもりは三時間分のエアコンやらコタツやらの電力に匹敵する。金額に換算すると六畳間で使用するエアコン(暖房)の場合一時間十円強と行ったところらしいので(参考)、三時間で四十円弱と行ったところである。柏崎、福島第一と昔から不祥事だらけの東京電力に支払うには四十円でも惜しい。その分を愛しのあの子のお肉で凌げるならば言う事はあるまい。 携帯も良いが、やはり女の子にくるまれる幸福感は何物にも代え難い。 本当に大切なものは何か。 大事故を契機に、人一人がみんなで考える世の中になって欲しい。 それはそうと東京電力だが、計画停電が始まる前日に「この区域は、グループ1になります」と車を走らせて喧伝して回っていたのに、いざ始まったら違った。本気で迷惑だからそう言うのはやめて欲しいと思う。マジで。
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