酒は飲んでも親方撃沈
先日18日、元小結浜ノ嶋改め現尾上親方が道路交通法違反で摘発された。酒気帯び運転である。片側三車線の中央車線に車が停まっているという110番があり、警官が職質したところ中で眠っていた尾上親方からアルコールが検出されたという。
今までのように看板力士把瑠都の生活態度が問題になっているくらいならまだ良かったが、八百長問題で三力士が解雇処分を受けるなどただでさえ踏んだり蹴ったりの状況の中師匠が飲酒運転だとか、面白過ぎて笑えない。こういう事があると「力士や芸能人は元来かぶき者と呼ばれる種類の人種であり云々」とビートたけしが東スポで吠えるのだろうが、元来の性質がどうであれ反社会的行為である事には間違いなく、「よしわかった、無罪放免ね」とは行かないのが世の道理である。
放駒理事長も脳天の先から湯気を立てて激怒しているというが当然だ。私だってぽちゃさんが大好きでたまらないが大好きな個が飲酒運転した時に「君はぽっちゃりしたかわいい女の子だから飲酒運転したっていいんだよ」とは言わない。ましてや尾上親方は男である。許す理由が見あたらない。 現役時代所属していた三保ヶ関部屋では、濱ノ嶋の引退後「部屋を継がせる」としていたが、歴史有る部屋を継ぐ自信がないとしてこれを断り、その翌年独立した。要するに独自のスポンサーを獲得したから縛られたくなかったのだろう。その際に把瑠都を肇とする数人の有力力士(内弟子)を引き連れたが、その時に連れてきたうちの白乃波、境澤は先の八百長騒動で解雇(監督責任を問われ尾上親方自身も二階級降格)。ついでに人気者の山本山も解雇と、ろくなことになっていない。三保ヶ関部屋からすれば本家の顔に泥を塗らずに済んだという事で結果オーライだったと言えるだろう。 それにしてもこんなに世間の目が厳しい中飲酒運転だとか素晴らしすぎる。元々酒の席での醜聞が目立っていたという。私も大トラは好きではないので、「とっとと国に帰れよ」と命令したい気分である。ちなみに宇土出身だ。 さて昨日、日本相撲協会にて処分内容が発表されたが、無役の年寄りの十年間据え置き、及び、名古屋場所千秋楽までの謹慎処分となった。ネット上ではまたしても身内に甘い大甘裁定として騒動になっているが、冷静に考えて現在四十一歳の親方が五十一歳になるまで昇格禁止処分だとか、正直かなり厳しい処分とも思える。それでも何せ相撲協会は今までの八百長の歴史のツケをたった二十数名に支払わせ解雇処分にしたばかりでこれだから、「懲戒免職じゃないのか?」「せめて辞表持ってこさせるだろ」と周囲もやかましい。無理もない。本人も「辞めていった三人に申し訳が立たない」と口にしている。まあ所詮は相撲取り、程度も低いのだろう。 こんな馬鹿の運転する車が愛しのぽちゃさんに衝突して怪我をさせたり命を奪ったりする事態があれば残された私はどうすれば良いのか。たまたま手元にアサルトライフルがあったら暴発必至である。バイオレンスジャックに登場した相撲軍団と闘うジャック同様(関東鬼相撲編)、荒れ果てた大地に血飛沫が飛び交うだろう。 酒を飲んだら車には乗られない。当たり前の話である。だから近くを歩いているぽちゃさんをナンパでもして夜の街にしけ込めば良かったのだ。しかし当日は「新橋で若い衆とジョッキでビール三杯、焼酎の水割り四杯を飲んだ」という。やはり馬鹿製造マシーンとした名を馳せる日大相撲部出身である。体育会系だ。四十になっても若いのに囲まれた酒の席が好きだとか、迷惑な話である。糖尿持ちでもあるようだし、眠気がどっと押し寄せたのだろう。本当に他人を巻き込まなくて良かったとしか言い様がない。 やはり男のぽちゃさんは駄目だ。私はぽっちゃり女性しか愛せない事が益々今回確信出来た。女の子が好きな人間で本当に良かったと心の先から思える次第である。 世間の目は厳しい。破天荒の魅力では通じない世界もある。全く馬鹿なお話だ。ハハハ。
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