野田佳彦大地に立つ
民主党代表選勝利者、第九十五代内閣総理大臣、野田佳彦。
申し訳ないが、名前はかろうじてわかるが、どんな人かは全く知らないわけである。代表戦のあとのコメントで「民主党が政権を獲って良かったと思えるようにしたい」と繰り返し述べていたわけだが、鳩山政権の時代ならともかく未だにそんなレベルでお話をされても困ってしまうわけで、個人的な私の印象は余り良いものではなかった。
各媒体では色々と「こんな議員」と紹介がされているわけだが、「小泉家は四代目だが、ルパンだって三代だった」などと、よくわからない上に余り面白くないユーモアを駆使するタイプの政治家のようだ。あとは松下政経塾一期生、伝説の永田メール事件で一度失脚、過去の言動をまとめてみると結構保守的、と言ったところだろうか。 それとややぽっちゃりした体型を自虐して語る事が多いようだが、私は男のぽちゃさんには毛程の関心もない男である。そこは何のアドバンテージにもならないぞと強く忠告しておきたい。 いずれにせよ、所詮は民主党員だから大した能力はないのだろうが私なりに温かく見守っていきたく考える次第である。 しかしそれにしてもついこないだまで殆ど少しも知らなかった人間について語ろうと思っても語る言葉がないというのが素直な気持ちである。ついでながら私個人の「名前はかろうじて知っているが実の所それ以上は殆ど何も知らない人物」リストを紹介しておこう。
松浦亜弥、上地雄輔、レディー・ガガ、川端康成、高橋和希、デコ、川田将雅、鈴木亜美、チャン・グンソク、橋下徹、中森明菜、ミンキーモモ、宇多田ヒカル、スティーブ・ジョブズ、武蔵、エルヴィス・プレスリー、竹中直人、尾崎豊、藤原鎌足、竹脇無我、カート・コバーン、IMALU、山直子、ダニエル・ラドクリフ、紺野あさ美、山口もえ、古川聡、峰竜太、所英男、劉備、浜崎あゆみ、いとうせいこう、宮根誠司、ウサイン・ボルト、中島知子、関根麻里、ビヨンセ
一部例外はあるが、殆どが「顔もわからない」レベルである。特筆すべきは中森明菜であろう、まだテレビっ子だった子供の頃テレビで何度も何度もお目に掛かったはずであるのに、どんな顔だったかもロクに覚えていない。余程幼き日の私の好みと外れていたのだろう(左の画像も昔「中森明菜の事を全然知らない」というネタで使うためにダウンロードした画像なのだが、そのことを全く覚えていなかった)。またジャンルとしては興味がありその中では大家なのに、それにもかかわらず感心が沸かないタイプの人もいる。例えば私はコンピュータ業界には関心があるが、何故か重要人物であるスティーブ・ジョブズに余り関心が沸かない。これは横浜ベイスターズファンでありながら「三浦?どんな奴だったっけ?」と口にしているようなものだが、事実である。勿論将来的に関心が沸く可能性はなきにしもあらずだが、今の所無い。これが現状だ。 それでもジョブズに関して言えば「この先関心が沸くかも知れない」と思っている点において延岡もとい大分他のリスト名簿者とは違う。世の中私の知らない人物は多数いるが、大きな特徴としては「この先も知らないで構わないと何となく思っている」事にある。 野田佳彦もズバリその種の人間だった。今回の民主党代表選の中で最も「誰やお前」な政治家だったわけである。海江田なら「お前なんで党員資格無いはずの小沢が堂々と後ろ盾についてるわけ?」とかツッコミどころもあったわけだが、寒いお喋り以外これと言って今の時点では鼻につく部分もない。 とは言え日本国首相となったからにはこれから嫌でも動向を注目していかねばならないわけで「興味がない」の一言で切って捨てるわけにもいくまい。谷亮子や蓮舫を当たり前のように重要ポストに座らせるタイプの無能かも知れないのだ。監視していかなければ何をしでかすかわかったものではない。 考えてみれば私もぽちゃさんの魅力を皆様に伝えるべく日々努力を重ねているわけだが、「ぽっちゃり?興味ない」と切り捨ててしまっている哀れな男が世の中には大勢いる。勿体無い、馬鹿な奴だ。しかしながらだ、そう思うと、私も本当に素晴らしい存在を簡単にスルーしてしまっているのでは無かろうかと心配になってくる。 ひょっとしたら私が知らないだけで上地雄輔なんて言う人は史上最高級に面白いお笑い芸人なのかも知れない。と思って調べたら、お笑い芸人じゃないのね。Wikipediaを読めば読む程どうでもいい気分が充満してきた次第である。「うえち」じゃなかったのか...私はまた一つ利口になった。どうでもいいけど。 野田佳彦。 こんな聞いた事もない人間に日本という国家の命運を背負わせるだなんて不幸としか言い様がないが、私が知らないだけで優れたリーダーシップを持ち合わせている可能性だってある。ジャンボ宝くじの当選確率ぐらいはあるだろう。 我々は野田佳彦に賭けざるを得ない。マカオにでも言ってリスボア辺りで賭けを楽しむのならともかく、こんな人に賭けるしかないというのが気になるが、仕方がない。 野田のおっさんは総理大臣となった。注視するのみである。
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