カーネーションのノベライズ本買ったで!
ハッハーン、それは結構な事ですねえ!
面白い。カーネーションはおもろい! そんなわけでノベライズ本にまで手を出してしまった私である。NHK出版社から発売された「カーネーション 上」である。定価は1.365円。ぽっちゃり風俗に行くよりは断然安い。下巻は来年二月に発売される予定だそうだ。 で、読んだ。面白い。やっぱりノベライズになってもカーネーションは面白い。「おひさま」とか「てっぱん」なんて思い出すだけでも笑っちゃう勢いである。
今現在私の脳味噌の八割程がカーネーションに夢中になってしまっている。ぽちゃさん大好き星人の野望更新はサボってもカーネーションはキッチリ追い掛けている有様だ。本放送を見逃してもネットに落ちている。プリキュアに夢中になりかけていたのだが、見事なまでに関心がカーネーションに移ってしまった。まあ、大の大人がプリキュアに夢中になっているよりはこの方がまだいいだろう。無論プリキュアに対する興味が完全に失われてしまったわけではないのだが、それはともかく今はカーネーションに夢中なわけである。 どれぐらい夢中なのだろう。そう、向かいの団地に住む身長152センチ体重87キロ、眼鏡のかわいい女学生の生着替え姿が偶然見えてしまった。そんな勢いでいきり立っているわけである。 吉田戦車も、塀の向こうのホリエモンも夢中になってしまうこの番組。 テレビをあまり観なくなって四半世紀は経つ私を再びモニターの前で釘付けにさせてしまうとは、NHK恐るべしなのだ。 こんな興奮は初めてぽっちゃり出会い系サイト(伝説の名サイト、ぽちゃパラである)なるものを発見したあの日以来かも知れない。今後これだけ興奮する機会があるとすれば半径五百メートル以内に暮らすぽっちゃり奥様全員に性的関係を迫られるぐらいしか思い付かない。それ程までにカーネーションの面白さは別格なのであると力強く宣言したい。 しかしながらノベライズ版を買ってしまった事は少し性急だったかも知れない。 何でかというと要するにテレビドラマの内容に沿った小説なので、まだテレビでは日中戦争も始まっていない時期なのに、小説版の上巻では太平洋戦争もたけなわの昭和十八年まで進んでしまっているからだ。正直、ネタバレの宝庫である。カーネーションに関心がある人、ファンになってしまった方々は、ファンだからこそこのノベライズを買わない方がいいかも知れない。先の展開を知ってしまうと言うのは辛いものだ。 しかしノベライズを読んだ後に映像を観ても面白いのがこのカーネーションの凄いところ。 Lカップの女体の写真を見るのと実際に抱くのとの違いである。わかって観ていても面白い。褒め過ぎかも知れないが、そこのところ本当に素晴らしいドラマだと思う。 さてNHKの朝ドラは週五回、半年かけて百五十回ぐらいも続くので、面白い作品でも中盤ダレたり後半ゴミのような作品になってしまう事もままあるようだ。東日本大震災の影響で一週間削られた事もあり、余計な無駄を省き、中身の締まった作品として今後とも今の面白さを継続して頂けるよう作品スタッフにお願いしたい。4クールの富野作品より2クールの富野作品の方が内容が凝縮されていて面白い。或いは打ち切りが決まった後の方がストーリーが スイスイ進む。カーネーションも同じようにいい意味で遊びのない素晴らしいドラマを続けて貰いたい。 ところで私はヒロイン小原糸子の乳もとい父、善作の熱烈なファンなのだが(ついでにかしまし娘のハルばあさんも)、ノベライズ上巻最後にものごっついクライマックスが待っている。下巻でもこれだけの勢いを持続出来るのだろうか。それが現在のところ唯一の心配の種である。 <おまけ>
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