週刊アスキーに飽きたよ
「週刊アスキー」を買わなくなって二ヶ月程経つわけである。
これで私個人的に新聞以外の紙の活字媒体購買が途絶えた事になる。しかし仕方がない。いつ買ってもいつ買ってもいつ買ってもスマホ特集しかしていないんですもの...平たく言うと飽きたのだ、週刊アスキーに。
いくらぽっちゃりコスプレ画像が好きでも毎日毎日爆乳ぽっちゃりコスプレイヤーLUUのカトレア画像しかupされないアップローダーがあったらいつかは「いい加減にしろ」「他のキャラはないのかよ」「蝶月真綾とか他にもいるだろレイヤーは」とか、非難轟々になるだろう。とにかく週アスの特集記事はスマホスマホのオンパレードで、秋のスマホ新作紹介が終わったらアプリ特集その他なんやかんやで冬のスマホ新作紹介、今週はDOCOMOの新作、来週はau、再来週はソフトバンク、iPad、はい春のスマホ新作紹介。 「もういいんだ、みんな止めろーっ!」 アムロ・レイも大絶叫だ。 編集者も書いていて飽きないのだろうか。いくらタイガーマスク対ダイナマイト・キッドのMSG対決が時代を越えた名勝負だとしても、YouTubeで十回も百回も繰り返し観ていたらいい加減途中で飽きるはずだ。馬場対ハンセンも見たくなるはずだ。千代の富士対旭富士でもいい。 今週の週刊アスキー、買ってないので本屋で表紙を眺めただけだが、「落下・水没・置き忘れはこうしてリカバるっ! 全方位スマホ救命術」とある。つい半年程前にも"「ヤバぃ! スマホおとしちゃった~」な人のためのスマホ3大トラブル 落下・水没・紛失 対処法!"なる特集記事が組まれていたような気がするのだが、気のせいだろうか?気のせいじゃねえよ。よくもまあこんな、ワンパターンの雑誌が作れるものだ。もはやスマホで季節毎に記事を回す、頭の悪いルーチンワークである。 勿論一人の女体を何十年もかけて徹底的に自分専用の肉体に仕込む喜びというものもあるだろうが、やはりものには限度がある。同じ事ばっかりやっていたら呆れられるのが人の世というものだ。いつかどこかでケリをつけないといけない。
*50巻を越えたあたりからの「はじめの一歩」 *慢性便秘 *李氏朝鮮 *さらば以降の宇宙戦艦ヤマト *東電延命策 *大相撲八百長疑惑 *ジョン・アンダーソンのYES復帰問題 *GANTZ
マンネリにはマンネリの良さがあると魔夜峰央は示したが、やはりどうにも我慢の限界はある。そもそも週刊アスキーのオタクチックだがライトで前向き、妙に胸を張った編集方針という、週刊SPA風テイストが非常に鼻につく。ライバル誌PC fanもPC JAPANも休刊し、パソコン一般情報を扱う本は週刊アスキーだけになった。色々なパソコン誌がある中週刊アスキーがあるという構図は悪くない。差別化は必要だ。しかし今は違う。週刊アスキーしかないのだ。様々な選択肢の中に週刊アスキーがあるという分には何の違和感も感じなかったのに、今では違う。週刊アスキーしか、もう、汎PC情報一般専門紙がない。 嫌なら読まなければ良いのだ。それはわかる。しかし週刊アスキー以外に選択肢がない。これは中々辛いものがある。私は、とうとうPC雑誌を買わない、という結論に至ってしまった。誰が悪いわけでもない。もう紙媒体の時代が終焉を迎えたと言う事なのだろう。「週刊ゴング」も「少年KING」も「大相撲」もなくなった。 世は無常だ、あれだけ大好きだった雑誌を全く読まなくなり、卒業していく。寂しいものだ。しかし人生とはそういうものなのかも知れない。 しかし私が大好きなぽちゃさんの事に関して関心が無くなったり、つまらなく感じてしまうようになる日は来ないだろう。本当に大切な想いは、残るものだ。 ノーモア週アス、俺のマイハート。 在り来たりのルーチンで、毎日を過ごしてはならない。いずれ君も、私も、飽きられて、忘れられてしまうのだから。
タイガーマスクvsダイナマイト・キッド 1982.08.30 at Madison Square Garden
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