雪国見参
国境のトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。そんなわけで先日越後湯沢に行ってきた次第である。お盆の渋滞に巻き込まれて往復十時間程かかってしまったが気にしない。
しかしながら正直に言うと「越後湯沢に行ったから何だ」という気分ではある。越後湯沢と言うとスキーと温泉と川端康成である(あとバブル期のリゾートマンションも)。私も越後湯沢に行った記念として「雪国」のモデルとなったホテル高半で文庫本「雪国」を購買してきたが、4頁程読んだ時点で中断している。正直に書くと私はあまりこういう文学小説に関心が薄い。夏目漱石も太宰治も読んだ事がほとんどない。僅かに「走れメロス」くらいのものであろうか。
従って「川端康成の雪国の町である。どうだ、すごいだろう」と訴えられても今一つインパクトを感じないわけである。ドラゴンクエストXの売り上げみたいなものだ。 私も川端康成のように芸者を侍らせて楽しめば湯沢が好きになるかも知れない。具体的に言うと越後訛が抜けない身長149センチ体重89キロ、乳サイズLカップ126センチぐらいの小娘がお相手してくれるなら尚良い。合格だ。 しかし私が見たところどうもそう言うぽちゃさんが出迎えに来てくれるのが売りの町では明らかになかった。「海のない熱海」みたいな感じだった。 村田や米満の金メダル程の興奮と衝撃は残せなかったわけである。惜しい。これはやはり私が雪国を読んだ事がなく買ってみても未だちゃんと読んでいないからだろう。では読めばよいではないか、ですと?だって今一気が乗らないんですもの...私はインターネットなら一日中でも画面にへばりついていられる人間だが文学小説を読み込めるタイプの人類ではない。そこが問題だ。 しかし文学を愛する好紳士のほうがインテリっぽくてぽちゃさんにモテるような気もする。ネットで文字を読み耽っているタイプのぽちゃさんなら尚更だろう。 肉乙女を手に入れるためなら多少の文学的素養も重要だと感じる次第である。 とりあえず当面の目的は手元にある文庫本の雪国を読み切ってみる、という事だ。 でも難しいんだよなあこれが、皆様方も小学校の時国語の教科書を読み込むとか苦痛だったでしょ?インコと遊んでいるほうが楽しいし余程暇潰しになる。それが問題だ。
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