ぽちゃさん大好き星人の野望（たまには）立ち上がれ中日


	（たまには）立ち上がれ中日難儀なもので、この世には性感帯の塊のような肉体を持ってしまったが故に本来の性格的には別にMではないのに結局ベッドの上で男に徹底的に弄ばれて快楽に狂い泣く不幸なぽちゃさんが存在する。所謂ツンデレとはまたちょっと違う。ツンデレは微妙な女心の裏返しだが、この場合は自らの思考と関係なく勝手に乳首や性器が反応してしまうだけである。私なんかも似たところがある。本当はどちらかというとS的嗜好を持つ責める側に回りたい男なのだが実際のプレイでは「楽だから」という理由で受身に徹する事も多い。気持ちいいし。自分の意志と現実のギャップは激しいものだ。しかし現実は現実なので受け入れねばならない。さてそんなわけで中日である。本日、日本ハム金村復活の引き立て役を快く受け入れた中日ドラゴンズの優しさには全く恐れ入る。落合監督をはじめとする中日ナインの皆様は特に日本ハム日本一物語の引き立て役をやりたいなんて思っていないはずだ。絶対自分たちが日本シリーズを制し、勝利という花を咲かせる夢を見ているだろう。しかし結果的に今回のシリーズも彼らは日本ハムの奏でる主演ドラマの相手役を律儀に務めてしまっている。今回の敗戦で1勝3敗。次の試合で敗北したら日本ハムが北の大地に日本一フラッグを掲げるというドラマに協力してしまう事になってしまう。昭和29年、フォークボールの元祖杉下茂をエースに立て4勝2敗で西鉄ライオンズを下し日本一に輝いた中日。以後の日本シリーズは以下の通りだ。 1974年　●中日　2-4　ロッテ○ 1982年　●中日　2-4　西武○ 1988年　●中日　1-4　西武○ 1999年　●中日　1-4　福岡ダイエー○ 2004年　●中日　3-4　西武○ 2006年　？中日　1-3　北海道日本ハム？見事な負けっぷり、かつ引き立て役っぷりである。接戦に持ち込んだことすら一度しかない。 1974年はカネやん（金田正一）率いる本拠地を失った球団、ジプシー・ロッテに優勝をプレゼント。1982年は"常勝"西武ライオンズの歴史が始まったシーズンとして記憶されている。1988年はその西武の強さを全日本中に改めて知らさしめた。このシーズンは近鉄バファローズが最終戦でロッテに引き分けパ制覇を逃し全ての野球ファンに衝撃を与えたパ・リーグ歴史のクライマックス（'88.10.19川崎決戦）でもあった。1999年は南海時代末期から続く暗黒時代にピリオドを打ちやはり常勝球団への道を歩み始めた王ホークスの記念すべき第一歩として語り継がれている。対戦したパシフィック・リーグの各球団は優勝というドラマを特に何の抵抗もなく与えてくれた中日の気前の良さに足を向けては眠れない。例外は2004年で中日にしては珍しく日本シリーズで三勝して抵抗を示した。しかしこの年は近鉄消滅、ストライキ、ライブドア＆楽天参入騒動という大事変が巻き起こり、そちらに話題を奪われ異様に盛り上がらないシリーズとなってしまった。西武ドームなんか空席が異常に目立ってしまっていた。このシーズンのパの覇者西武も問題で、西武ファンには悪いけど宇宙級の糞制度であるプレーオフにたまたま勝利して出てきただけの全く下らないチームである。この年のパの勝利者は普通に考えて圧倒的に福岡ダイエーホークスのはずだ。しかし最後の大舞台にノコノコと現れたのは、やや落ち目の斜陽球団西武ライオンズだった。で、そんな西武に中日は結局敗戦。酷く盛り上がらないシリーズとしてしまった。要するに中日ドラゴンズはこの52年の間日本シリーズでファンに勝つことのカタルシスを与えた事がないのである。今年も初戦を勝利で飾ったと思ったら何時の間にか王手を掛けられている。どうにかせんか。全身性感帯の女の子なら思う存分楽しめるが、プロ野球の最高峰を決める日本シリーズでいつもこんな事をやられるとすんごい白けるので何とかして欲しいと思っているのは私だけではないだろう。勿論今年の日本ハムは素晴らしくパを盛り立て、話題満載のままペナントを争い勝利した、日本一を目指すに相応しい球団である。しかしだからって抵抗も特に示さぬままここでヘコヘコ負けてしまう事はなかろう。これが去年の阪神タイガースのように圧倒的大惨敗ならまだ歴史に残るのだが、中日の場合毎回一つや二つは勝つので話題にもし難い。そもそも中日だって今シーズンは素晴らしい戦いっぷりだった。見事な横綱相撲で王道的勝利を収め、セントラル・リーグを制したわけだ。それが毎回毎回こんな感じで最終決戦になると普通に負け、その後黄金時代を築くわけでもなく数年後にまたポッと優勝してまた敗退する。悔しくはないのだろうか。私の愛する横浜ベイスターズを虐殺した球団が、シリーズだと「はい、敗れました。今年の日本シリーズは終わりです。どうも有り難う御座いました」で終わるなんて、それはないだろうと抗議したい気分である。男と女の結合と同じで、お互いが感情を高め合って愛し合えるならば素晴らしい快楽を得る事が出来ると思うんだ。日本シリーズは日本全国のプロ野球ファンの聖域である。何処の球団のファンでもこの時だけは主役をたった二つの球団に譲り、固唾を飲んで見守るのだ。頑張れ中日、いや本当に。最後に勝利するのがファイターズだとしても別に誰も怒らない。しかし中日には負けるにしても負けの美学をたまには見せて欲しい。勿論今年の日本シリーズはまだ終わっていないのだから、三連勝を信じて諦めずに戦い抜いてくれる意気込みを見たい。日本シリーズは特別の舞台だからみんなたいした事ない出来事でも注目してくれる。伝説の名勝負と言われている「小林（オリックス）-オマリー（ヤクルト）の14球（1995年）」なんか冷静に考えればただ惨敗したオリックスの四番打者が一回だけファールで粘っただけの話である。しかし日本シリーズだから人々の心に残る勝負として記憶されているのだ。日本シリーズにはそういう力がある。ところが中日の場合そういうファンが語り継ぐ思い出の出来事が殆どない。せいぜい塁審に当たってゴロがヒットになり、近藤貞監督が激怒した1982年のプレーぐらいしか誰も覚えていない。もう少し我々に夢を見せてくれても罰は当たらないだろうと思うのだ。まだ終わっていない。2006年の日本シリーズが名勝負になる事を願っている。「お楽しみは、これからだ！」（ハヤブサ：談）【2006/10/26 00:57】 \| スポーツ \| TRACKBACK(3) \| COMMENT(2) \|

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	この記事に対するコメント >>カリバー　様終わってしまいました。打撃陣がちょっぴりアレレでしたねー。【2006/10/27 01:05】 URL \| ROUNDABOUT #QPJmzeK2[ 編集] ほんと、まじかよ！っていう状況だよ。ファイターズごときにこんなに苦労するとはオモッテモみなかった。ドラに奮起を期待したいね。【2006/10/26 18:43】 URL \| カリバー #-[ 編集]


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