Si Si Ciao! 明日は全然好きになれない本部の上司が来社するので少しばかりご機嫌斜めの私である。保身しか考えていない人間は見透かされるものだと知っておいた方がいい。 まあそんな事はともかく平和な春である。正直に書こう、先日の退院後我が身の周りでは特に「こ、これはッ！？」といったような強烈なニュースはない。平たくいうとダラダラ人生が流れているという所だ明智君。 そんなわけでネット上で拾った「サザエさんラップ」を聴きながらダラダラネットサーフィンに勤しんでいる次第である。まあ良くあるいつもの日常だ。このサザエさんラップ、作った奴は天才である。機会があったら皆さん是非聴こう。お、と思ったらYouTubeにあるではないか！そんなわけでYouTube動画を右に置いておいた。まあ「下らねえ」とかいわずに聴いて欲しい。 うーん素晴らしい。天才というかバカだ、いやどちらでもいい。いずれにせよ私はこういうのが好きだと思って頂ければ間違いない。
勿論好きにも色々あって、「ぽちゃさん」に「乳」をプラスすれば最高に素晴らしい話だが、ではこれを切り離しぽちゃさんだけ、乳だけ、にしてみれば魅力が半分に失われるのかというとそれはまた別の話だ。しかし私個人としては「ぽちゃさん」だけなら全然存分に燃え上がる事が可能だが、「乳」だけだと意外とそうでもない。つまり私の脳内ではぽちゃ＞乳の数式が確立されている事になる。 さすが私である。ぽちゃさん大好き星人の名は伊達ではないとここに宣言しておこうと思う。特に意味ないけど。 でもいかにもただふざけているだけのコミックソングはあんまり好きではない。少なくとも「帰って来たヨッパライ」ぐらいの突き抜けた馬鹿馬鹿しさが欲しい所だ。私は他人の中途半端を嫌う人間でもある。その点このサザエさんラップは極めて高得点である。私の愛するロックバンド、YESの公式リミックスアルバムに「YES REMIX」っていう糞みたいなアルバムがあるんだけど相手にならない、圧勝である。こういう作品を作れる才能の持ち主を愛し続けていきたいと考える次第である。 後は「残酷な天使のテーゼ」を聴いている。この曲は新世紀エヴァンゲリオンのOPテーマ曲なのだが、私、エヴァってなんか生理的に嫌いな作品だったので十数年前のブームの時もちゃんと見ていない。なんかこう、キモかったんですよ、当時のファンには悪いけど。何度か見たけど必ず途中でチャンネル変えてた。あんまり嫌いなんでこの漫画を異常にプッシュし続ける漫画家のあさりよしとを氏までなんだか嫌いになってしまったぐらいだ（彼はエヴァンゲリオンの関係者でもある。何か彼の底の浅さを感じてしまった）。今思うとそこまで嫌う必要はないのだが嫌いになってしまったものは仕方がない。ワガママな女子中学生みたいになってしまったのだと考えて頂ければ結構である。それに何というか、主人公の碇シンジ君ですか？彼が目の前にいたら蹴り殺したくなりませんか？私だけですかそうですかスミマセン。まあ当時の私はそんな感じであった。 でも主題歌はいいよなあ、これは半端なくいい曲だよなあマジで、と思いながら幾数年、ようやっと主題歌を入手したので聴いてみた。ウオー、やっぱりいい曲だなあ。 そんなわけで今私のPCにあるiTunesは「残酷な天使のテーゼ」専用再生機器と化している（蛇足ながらiTunesをメインプレーヤーとして使っていながら私はiPodを持っていない。誰か下さい）。 「お前本当に俺なのか？熱狂的エヴァフリークにしか見えんぞ」 昔の私が今の私を見たらそういうだろう。何度も何度もリプレイかけて高橋洋子と一緒に夜中まで歌い続けているのだから。しかしですね、いい曲はいい曲なんだから仕方ないだろう、文句あるかコラと逆切れしてみたい所である。 私は一度夢中になったら理屈を捨てる男でもある。そもそも嫌いだったアニメだから主題歌も嫌わねばならないなんて理屈はない。そうじゃないかマイフレンド？まあそういう事である。 ちなみにEDにはFly Me to the Moonのカヴァーが使われていたが、これもいい曲だよね、ていうかジャズのスタンダードだ。私は25年前に発売された「パタリロ！」の（アニメとは別の）イメージアルバム内に収録されていた日本語バージョンカヴァーで知った。どうでもいいがこのアルバム、「新しい500円玉持ってたら頂戴」「600円なら売ってやる」なんて掛け合いがあった。よく考えると500円札が日本から消えてもう25年経ったという事だ。そんなに昔の話だったのか！？ついこの間の出来事な気もするが...道理で私も歳を取ったわけである。話が逸れたが軽くショックだ。このブログの訪問者の中にも「五百円札なんて見たこともない」なんて人が大勢いるのだろう。それどころか銀色の旧500円硬貨を知らない人もいたりして。うーんデカルチャー、時の流れとは冷酷なものである。 まあそんなわけで嫌いだったエヴァンゲリオンが好きになりそうなまでの勢いである。音楽の力とは偉大なものだ。 昔は自分自身オタクでありながらエヴァという作品の発するオタク臭に鼻を摘まんで嫌悪していたものだが...たまたま自分の趣味に合わなかっただけで、大ヒットしたんだからそれはそれでいいじゃないですか、そんな感じ。 何というか実に大人の意見である。私も素敵な紳士に成長したものだ。 しかしぽちゃさんを見ると困った妄想に耽る癖は全く改善されていないところをみると、単にアニメに興味がなくなただけという可能性もある。ぶっちゃけ私はこの十年、アニメよりぽちゃさんの方が百億倍好きな人種へとメタモルフォーゼを遂げてしまったので当時持っていたアニメへの拘りとか情熱は跡形もなく消え失せかけているのであった。 とはいえ、一昨日、昨日に掛けて鑑賞したルパン三世カリオストロの城はやっぱり面白かった。完全に興味が失せたというわけでもなさそうだ。やはりここは私が大人の男、即ちMan of the Adultに進化したのだと理解して頂ければいいだろう。 I evolved to a man of an adult. おっと、つい英語を披露してしまった。溢れ返るまでの知性を隠し通すのは難しいものだ。「いや知性てあんた、"Yahoo!翻訳"で英語変換しただけやん」などという無粋な突っ込みはお止め頂きたい。坊や、詰まらない男を相手にすることはないんだよ（ルペ・シノ：談）。そんなわけで「残酷な天使のテーゼ」サイコー！私のカラオケレパートリーに一曲増えた。またアニソンなのが気になるがまあいいだろう。歌は喜びである。めっちゃいい曲を作ってくれたキングレコードの皆様に御礼申し上げたい、多謝。 Arrivederc,Grazie!
