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ぽちゃさん大好き星人の野望
ぽっちゃりさん大好き星人「ROUNDABOUT(らうんどあばうと)」が、日常生活やぽちゃさん出会いサイトで奮戦する日々を綴る。
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リーンの翼、感想

富野由悠季総監督の現時点での最新作品「リーンの翼」全6話を鑑賞したのでレビューしてみたく思う。
「オウオウオウオウオウオウオウオウ、俺はぽっちゃり女性及び画像に興味があるからこのブログにわざわざご訪問しに来てやってるわけで、オタクの時季外れの作品レビューに付き合ってやる気はねえんだよ」
うーん気持ちはわかるがそんな事を思われても困ってしまう。何せ私と富野アニメとのお付き合いは1977年作品「ザンボット3」以来であるからして、実に30年である。何というか年季が違うのだ。
30年という数字は長い。例えば野村克也の現役生活は26年である。それより5年も長い。つまり私と富野作品の結び付きは野村克也の野球人生に匹敵する値といえる。
そういえばアップルコンピュータ社が今年の正月こんな言葉をHPに乗せた。
The first 30 years were just the beginning. Welcome to 2007.
<この(創業)30年はただの始まりに過ぎない。ようこそ2007年へ>

iPodがヒットしてようやく巨大企業の仲間入りを果たしたと思ったらこの自信である。全くメガドライブが海外で売れてしまい調子コいていた当時のセガ・エンタープライゼスを思い起こさせる文面だ。

まあ世の中にはこんな風に30年という単位を単なるbeginningと言い切ってしまう方々も存在するが、普通に考えて大抵の人にとってみれば30年はロングロングロングタイムである。
皆様にもわかりやすく説明すると、おっぱいの出て来たばかりの少女が豊満化し、乳を得て、年齢とともに色気爆発淫獣奥さんになるまでの期間である。この長さは只事ではない。それ故私がぽっちゃりがテーマの当ブログにおいてアニメ、それも去年終わったアニメの話題を今更振ったところで何が悪いのかと開き直りたく思う次第である。
そんなわけで話を戻すがリーンの翼である。一日掛けて観終わった。感想は「やいエイサップ、お前なんか聖戦士じゃねえ」だ。
エイサップとは何か?お答えしよう、このリーンの翼の主人公である少年である。名前をエイサップ鈴木という。彼の父は米軍岩国基地指令という要職にあり、長らく認知を受けていなかった。そんな意味で心のどこかに鬱屈したものを持っている少年...と物語上は位置付けられているのだろう。何故「だろう」なのかは後述する。
お話を簡単に説明すると、彼はテロリスト志望の矢藩朗利(ローリー)と金本平次という二人のルームメイトに深い考えなく父から盗み出した情報を与えていた。ところがこの二人は性格やものの考え方は軽いが反米思想は本物であり、本当に弾薬を手に岩国基地にテロを仕掛けてしまう(エイサップは参加していない)。驚くエイサップだが、事情聴取に来た米兵たちに囲まれた彼は心当たりがある為その場から逃げ出してしまう。そのエイサップの追い詰められた心が海と陸との間の世界バイストン・ウェルに存在するホウジョウ国の姫であるリュクス・サコミズと共鳴し、異世界の軍艦が岩国沖に出現する...
全くわけがわからないといえばわからないストーリーである。富野監督作品は世界観を視聴者に噛み砕いて細かく説明しない人なのでここら辺付いて行けない人は徹底的に付いて行けない。
私は富野信者だから知っているが、この物語をはじめて観た人が「オーラ力(ちから)」「バイストン・ウェル」「ミ・フェラリオ」「ガロウ・ラン」なる固有名詞を与えられて一撃で理解出来るとはとても思えない。ていうか不可能である。
しかし富野作品の真骨頂は設定の凄みではなく、その世界で生きる人間の業の強さである。なので、彼の多くの物語の本質が設定を理解する必要は決してなく、その世界の中で生き抜こうともがく人間たちの生き様を見る事に意識をシフトすれば本当にハマると面白い。富野監督、凄い、性格が破綻していてハゲだけどステキだ!なんていう風に夢中になってしまう事請け合いである。
最近は作風が優しくなり「白富野」なる異名を頂いているわけだが、作風がキチガっている件については昔と変りなく、所謂「富野節」は現在においても大きな名声をアニヲタ界に轟かせているのであった。
しかしですね、今回の主人公であるエイサップ鈴木君のキャラクターの薄さはもう少しどうにかならなかったのでしょうか、というのが正直な感想である。
主人公だけではない。ヒロインのリュクス・サコミズに関しても同様だ。これは恐らく監督の意図的な考えと思われる。現状のままでいいとは思っていないが実行力は伴わない二人の若者がお互いを必要として呼び合ったと考えれば第一話における両者の邂逅も理解出来る。これは物語が進むに連れ「何故、二人は出会ったのか」を考える上でとても大切なテーマとなるはずだった。
だから物語当初の二人がバタバタするだけで状況に流される二人であっても構わないわけだが、最後までそんな二人のままであった事が最終話を見終えた後の虚脱感に繋がっているのかも知れない。
エイサップは当事者でありながら最後まで傍観者として演出されていたし、彼自身というキャラクターもその身に甘んじた。せっかくアメリカと日本のハーフという設定を貰い、現世に強烈な不満を持つ二人の友人、バイストン・ウェルのコモン人と地上人のハーフでありお世継ぎであるリュクス、そして地上人、第二次世界大戦末期の特攻隊員でありながら召喚され、異世界で聖戦士として名を馳せたサコミズ王(迫水真次郎)、王の旧友であり宿敵アマルガンと、濃ゆい脇役を周りに固めながらも中途半端なままに物語を終えてしまうのだ。
そもそも物語の発端は友人である朗利と金本が岩国でテロを起こした事だが、原因はエイサップ自身にもあるはずだ。ところが彼は困るだけで何の意思も示さない。「あいつらえらい事おっ始めやがった。まずい、僕も逃げよう」これだけである。
そして朗利と金本はバイストン・ウェルで強大な力を持つ兵器であるオーラバトラーを手に入れ、暴走の限りを尽くす。何百、何千という人々を簡単に殺戮してしまうのだ。その二人に聖戦士たる者として対峙したエイサップは「お前ら、何やっているんだ!」なんて怒るだけなのよね。いや、怒るのはわかるよ。でもそれで終わりなんでしょうか。
うん、本当に怒って威嚇して撃つだけなのよ。「えっ、それだけなの?」というのが私の感想である。そこにいるのは現実に対峙して自らの意思を貫き状況打開を図る主人公ではなく、困ってしまってとりあえず反発する子供が一人いるだけだ。いやまあ現実的といえば現実的だけど。しかしねぇ。
だからテロリストの二人は単に暴走を止められただけでそのまま生き残り(バイストン・ウェルに「追放」さえされていない。普通に生き延びるだけなのだ)、物語からそのままフェードアウトするだけで、エイサップはもうその後は彼らに関しては我関せず、である。
こういう巻き込まれ型の主人公は富野作品では多い。バイストン・ウェル物語の第一作である「聖戦士ダンバイン」の主人公ショウ・ザマもそうだった。
でも我々オタクは敵である女戦士ガラリアのオーラバトラーと抱き合ってガラリア、一緒にバイストン・ウェルに帰ろう!」と叫んだショウ、父と母を巻き込まないために叫ぶショウとチャム・ファウ(「俺はカシオペア座から来た人間だ」「ショウ!?何を言っているの、ショウ!」)、ハイパーしかけるショウを全力で護るチャム、クライマックスでバーン・バニングスと刺し違えるショウの姿を見て心が震えたわけですよ。何故?それはボクだって男の子だから。
敵対するサコミズ王がかつての聖戦士として、しかし妄執に燃える老人として命の輝きを全編通して爆発させている時に自分とヒロインだけ「会いたい」「私も」みたいなお飯事で終始されても感情移入し難いのですとしか言い様がないのであった。
恐らくこれは...富野御大の狙い通りなんだろうな、とは思う。富野監督には特有の悪い癖があって、昔から作品世界を「現実認知の場」として済ませてしまう事が多い。
都合良くはいかないのだ。だからザンボット3では主人公の勝平は家族を失い、イデオンではラストで全人類が滅び、ダンバインではチャム・ファウが夜の空に消えた。全然ハッピーエンドではなかったが、それはそれで心に残り、考えさせる作品となった。
しかしですねえ、今回の鈴木君とリュクスに訪れたラストシーンってのは、見ている者に「ああ、やっぱりエイサップはただのちょっと頑張った少年で、それ以上の存在じゃないのね。監督もそう思ったからこういうラストを選んだんだろうな」と思わせるだけの内容になっている。聖戦士に値する男ならば、リュクスを繋ぎ止められるはずだ。
でもですね、史実ならともかくそれをフィクションの世界で示してどうするのですか?と聞きたいところなのな。「侘しい結末をエンタテイメントとして見せられた」という思いと、エイサップが感じたのと同じであろう喪失感が交錯し、物語としては立派に完結しているのだろうけど哀しさを感じる。
多分私はエイサップを好きになりかけていたのだ。そして強く見せつつも結局はただの少女であるリュクスとの恋が愛情に変わる瞬間を期待していたのだろう。
人の想いがオーラ(力)となるバイストン・ウェルなら、その可能性を追い求めて欲しかった。エイサップは主人公を張るには薄過ぎて、そもそも無理があったのだろう。走らないキャラクターはどんなに作り手がけしかけても自分の限界以上には走ろうとしない。そこまで深く悩むことのない少年だったから、生い立ちや設定で如何に性格付けをしようとて、それは叶わなかったのだ。架空の人物でも、人とはそういうものである。その辺現実と変わらない。
しかし、ですねえ、私もしがない中年なのでエンタテインメントの世界で現実の厳しさを描かれると心詰るものがある。
だから、面白かったけど、非常に論評に困ってしまう作品というのが私のリーンの翼に贈る感想だ。
はっきりいって真の主人公(元々原作である小説版の主人公でもある)であるサコミズ王が喜びに包まれつつ昇華出来た事のみが救いであろうか。実際リュクスの最後のシーンを見るとそうなんだよな。
やいハゲ、じゃなかった監督ブレンパワードでは苦しみに満ちた人々を何とか救おうとして、最高のラストシーンを与えてくれたではないか。10年経って今回の結末があれとは何ですか、老いたのですか?そんな風に軽く糾弾したく思う。
思う所あればラストはどんな流れでもいい。作品に意志を与えるのは監督の特権だ。
でも「ただ流れに乗っただけの少年が、潮が引いたらその場に取り残されただけ」というラストシーンはむご過ぎる。
ザンボット3の神勝平は強い男となるだろう。後日談なんかなくたってわかる。声が大山のぶ代だろうがなんだろうが関係ない。勝平は真の戦士となり、少年から大人になった。
エイサップ鈴木は?
悶々と生き、目的なく生き永らえるエイサップの未来が思い浮かぶ。
彼は幸せになれるのだろうか。そう思わせてしまうキャラクターがいてもいいのだろうが、私個人は反発心に満ちた中学生ではないので、こういう惨めな主人公の意志の薄さを起因とする悲劇は余り好き好んで見たくないというのが本音である。
鈴木君、頑張れよ、君にもきっといい未来が訪れるさ。
そんな言葉も彼の心には届かないだろう。面白かったけど、このやり切れなさは切ないなあ。監督、これでよかったのですか。これでよかったのかよ、フォウー!

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