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ぽちゃさん大好き星人の野望
ぽっちゃりさん大好き星人「ROUNDABOUT(らうんどあばうと)」が、日常生活やぽちゃさん出会いサイトで奮戦する日々を綴る。
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英国文学への挑戦 -Howl's Moving Castle-

「人間は自分の姿を見るのが嫌なのよ」といったのはエルピー・プルだったが、私も負けず劣らず自分と正面から向き合うのが嫌いな一般ピープルである。そんなわけで今日は昨日のお風呂場転倒事件の影響でまだ腰が少々痛むのであまり動かず読書を嗜む事にした。英国文学である。家にいる時間の大多数を宮崎アニメばっかり貪り食らうように眺めているだけが能ではないのだ。確かに本分であるぽちゃさんを忘れたようなブログ記事を連発して千尋萌えーとかいっている私だが、そんな小さな人間ではない、と証明したく思う気分である。
今回読んだのは「Howl's Moving Castle」(Diana Wynne Jones:作)の日本語訳「魔法使いハウルと火の悪魔」(徳間書店 西村醇子:訳)だ。全く以って文学少年である自分の趣味の広さには恐れ入らざるを得ない。今度はイギリスファンタジー文学である。
「ちょっと待て、それって要するに"ハウルの動く城"だろ。結局宮崎アニメの影響下から抜け出せないんじゃないかお前」なんていってはいけない。あれはあれこれはこれである。ただ単に偶然ハウルの動く城の原作を読んだというだけの話である。そういう事をいうと私の人生が宮崎駿のアニメ中心に動いているようではないか。名誉棄損である、ふざけなすな。ちょっとダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品が読みたくなっただけだとここでは強弁させて頂きたい。人は皆自分と正面から向き合うのが嫌いな一般ピープルである。私も同様だ。あんな白髭の変態みたいなお爺さんの世界に夢中だなんて認めたくないものだな、フンという気分である。

だから私が今回読んだ本が映画版ハウルの原作だとしてもそれはただの偶然なのだ、そう思って貰いたい、信じ給え諸君と大きな声で主張させて頂きたく思う。
そんなわけで左の画像の方がダイアナ・ウィン・ジョーンズさんである。決して荒地の魔女ではない。怖くない野村沙知代にも見えるがそんなにオーイエーな存在ではない、安心して欲しい。ジョーンズという姓からしてウェールズかアイルランドの出身なんだろう、と思っていたら案の定ウェールズ出身のようだ。さすが私、博識だと自分に関心していたのだが、どうもジョーンズさんなんて人はウェールズやアイルランドだけではなくスコットランドやイングランドにもたくさんいるらしい。勝手に私が「ジョーンズ = ウェールズやアイルランドに多い名前」と思い込んでいただけだったというオチである。林さんが読み方は違えども日本にも韓国にも中国にもいるのと同じで、そこらかしこに大勢存在する名前なのだろう。うん、一つ勉強になった。そんなわけで少し得した気分でもある。中年になってからも新しい知識を覚えるというのは悪い感覚ではない。まあそんな事はどうでもいいとして、このジョーンズさん、結構な恰幅の持ち主である。一言でいうと豊満だ。あとせめて30歳若かったら私のぽちゃソナーにかかっただろうことは間違いない。こういうぽっちゃり女性が素晴らしい文学を全世界に発信しているという素晴らしさを、私も大いにアピールする必要があると思われる。ナイスぽっちゃり・ダイアナである。そんな称号を彼女には与えたい。
そげなこつわけで黙々と読み耽る私。子供向け文学のようで難しい漢字は使われていないのが有り難い。おかげでスイスイ読む事が出来た。私は本は好きだが大量の文字が並んでいるのを見るとなんだかゲンナリしてしまうという矛盾を抱えた男でもある。おまけに想像力も大した事がないので、書かれている風景を読んでパッと頭の中にそれを浮かべるのも不得意なのだった。ところが今回この作品の場合、先に映画を鑑賞した上に、出だしが殆ど一緒なので文章を見て情景が頭の中にパッと広がる。宮崎駿の描いたラフ・ボードの世界である。それ故物語に没頭出来るという塩梅だ。しかも後半以降お話は原作と映画で全く別物となっていくので、ワクワク感も損なわれない。これは結構面白い感覚だった。映画ハウルが好きで原作を見ていない人がいたら絶対お勧めしたい。
私は頭が妙に固い男なので先に見たのが原作だったら映画を見た時「原作とあれが違う、ここが違う、納得いかない」なんてブー垂れていた事は間違いない。普通に考えて原作と映画が別物になるのは当然というか当たり前の話なのだが、オリジナル原作が好きな故にどんなに出来が良くても別の雰囲気を醸し出す映画が好きになれないというのは良くある話である。ここら辺は理屈ではなく感覚の問題だ。だが今回は映画から入ったためか、内容が大分違っても「いやこっちがオリジナルだから」という事で中身が異なる事が気にならず敬意を表して読む事が出来る。そうこうするうちにハマってしまい、先程310ページを一気に読み終えた。ああ面白かった。皆も読みなされ。そんな感じ。
登場人物のアクの強さもいい。映画だとハウルもソフィーも基本的には善人だが、原作は違う。基本的にエゴの強い我が侭人間である。いやまあ悪人では決してないのだが、そんなにホンワカした性格ではないので結構ビビるといった所だ。
バアさまに姿を変えられてしまったソフィーなんてそれでも映画だとうるさいけど結構役に立つお婆ちゃんだったが、原作だとうるさい上に殆ど役に立たないお婆ちゃんである。この差はかなり大きい。しかも一々余計な事をしては動く城に災害を齎す張本人となっているのだ。だが全然懲りず、とにかく徹底主義者でもある。お隣さんにいたら非常に困るタイプだと思う、いや本当に。それでいて小説なので微妙な心中の描写も秀逸で、頑なな心とエゴに捕らわれた女というソフィーの性格がゴツゴツと滲み出ている。ここら辺宮崎駿というより富野由悠季キャラである。富野監督だったらソフィーは自我が崩壊してハウルの世界を一緒に壊滅させていたかも知れない。イデオンに出て来そうだ。
そしてハウルは原作では基本的に嘘吐きで、絶対本心や本音を他人に伝えない。しかし自分の感情にだけは素直なので、我が侭な事をやって周囲を困らせている時だけが本当の自分、という最強に困ったキャラクターに設定されている。こんなどうしようもないハウルにソフィーが心惹かれてしまう理由も終盤わかるのだが笑える。ここら辺は是非読んで欲しい。もうこの人たち、見方を変えれば吉本新喜劇の住人である。しかし真剣に生きているのだ。だから読んでいて不快感や絶望感は感じない。人間らしくてサイコーである。
ダークだがファンタジック、そして希望。見事な構成である。続編も書かれているようなので映画と関係なく探して来ようかと思っている。欠点があるとすると物語内にぽちゃさん(と明記される人物)が出てこない事ぐらいだろうか?しかしそれが本当にこの作品の欠点なのかと問われるとそうではない気配が濃厚である。あまり無理に話題をぽちゃさんと絡めなくてもいいのではないかという気もして来た。そんなわけで改めてこの原作の欠点を考えてみたが、あんまり今の段階では浮かばなかった。それ程まあ、私は今作をお気に入りとしたわけだ。当然青木りんのファンでありながら青木りん作品に不満が渦巻く事態が多いように、「好きだから全肯定」するわけにもいかないのだが、やっぱりプロの小説家の作品だという事だろう、あまりそんな超許せないなんて風な個所は特にない。こう書くと「では青木りんの作品に関わるS1のスタッフはプロではなくアマチュアだとでもいうのか?」なんて思う方もいるだろう。そこまではいわない。どんな職業でもただいるだけの社員っているじゃないですか。だからS1の作品がプロの仕事に見えなくてもそれはそれで仕方がない、もう諦めるしかないというのが答えである。これだと全然S1のフォローになっていない気もするが、フォローする気もないのでその辺後は勝手に判断してくれという事である。私は彼らのパパでもママでもないのだ。
まああんな腐れAVメーカーはいいや、本題に戻ろう。さて本作だが、凄く読む者に考えさせながら文章を進めるというスタイルをとっているため、単純性が無く爽快感がやや感じにくい気もするが、逆に好きになるとあれこれ楽しめる作品だと思う。後半の怒涛の展開で、世界を彩る多くの謎が明かされてしまう事がちょっぴり残念だが(ああ、もう物語は終わってしまうんだ、という名残惜しさが出て来てしまう)、それは物語に対する不満とはまた少し違う。要するに面白いから読め、いいから。と伝えたい。
このお話に出て来るのは駄目人間である二人(ハウルとソフィー)と二人を囲む人たちの物語だ。正直この二人だけが突出して駄目なだけで、よく読むと後の登場人物はみんなまともである。ある意味荒地の魔女だって十分普通だ。一見まともじゃなくても結果的、最終的にはおかしくないし、お馬鹿さんでもないという事がはっきりする。そして、この物語ではハウル以上に、ソフィーが一番愚かだという事も最後に判明する。人は皆自分と正面から向き合うのが嫌いな一般ピープルだ。でも彼女も最後にはそれを受け入れざるを得ない。事実なのだから。
結局、捩じれた物語を収束させる原動力となるのがソフィーの心情の変化、真っ向から自分の想いと向き合う事、という描写も秀逸だと思う。だから納得して読者はエンディングを迎えられるだろうし、物語が終わった後のソフィーは、ハウルも恋の力で捕える事が出来るのだろうと思える。多分、間違い無いはずだ。
プルツーじゃないけど、最後は素直な自分を大切にする心が肝要だ。
細やかな設定を、心の力で決着付けさせたのは素晴らしいと思う。そんなわけで、今年の個人的最優秀BOOKに当作品が認定されるのは間違いないものと思われる。ま、これ以外に特に本を読もうという意志を持っていないからなんですけどね、ハハハ。

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