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ぽちゃさん大好き星人の野望
ぽっちゃりさん大好き星人「ROUNDABOUT(らうんどあばうと)」が、日常生活やぽちゃさん出会いサイトで奮戦する日々を綴る。
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アブダラと空飛ぶ絨毯(ハウルの動く城2)読んだ

昨日購入した「アブダラと空飛ぶ絨毯」(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ:作 西村醇子:訳 徳間書店)を読み終えた。
面白かった。これは面白い、本当に面白いですよ奥さん、いいから読みましょう、面白いから。というのが素直な感想である。実に我ながら頭の悪そうな感想文だが、まあそう感じたのだから仕方がない。大体こういう時に理屈を並べると素直な気持ちがとたんに嘘臭くなってしまうものである。証拠を見せよう。
「ウェールズと隣り合う異世界に存在するインガリー王国に命からがら飛び込んできた中東に住むアブダラと謎の空飛ぶ絨毯。大切に想う人と人の心が描かれた全ての人々に共通の喜びと優しさを知らしめてくれる精霊と魔法のファンタジー」
ほら、少し胡散臭くなって来たでしょ?こういう評論文と「面白かった」という一言のどちらが他人の心に伝わるか、という事である。だから映画のCMはあそこまで露骨に試写会から出て来た素人たちにこういわせるのだ。
「面白かったです!」「涙が止まりません」「サイコーでした!」
......うーん、これはこれで十分嘘臭い事に気が付いた。まあ、所詮彼らはサクラだし、宣伝会社にそういわされているだけなので嘘臭いのは仕方がない。しかしシンプルな言葉の方が伝わりやすいというのはこの世の事実である。

そんなわけでたっぷり280ページを読み終えた私。前作「魔法使いとハウルと火の悪魔」同様、個人的にはお勧めマークを付けておきたい。
しかし最初は読みながら戸惑いがあった事も事実だ。私は頭が固い中年なので「ハウル」の続編という事はこの作品も「近代ヨーロッパ+魔法の世界」をイメージして読めばいいだろうと簡単に思っていた。要は映画「ハウルの動く城」の世界である。前作はそう頭の中でイメージして読んだ。しかしながら今作は全然世界観が違うのだ。読んで頭の中に舞台の情景がパッと思い浮かばないのである。考えてみればタイトルを見れば誰でもわかるように、このお話はアラビアン・ナイト的世界をモチーフに作られている。だからハウルたちの住むインガリーから数百マイル離れた国々を頭に浮かべねばならなかったのだが、出来なかった。「ホラ、だってこれハウルの続編だし」と、脳がそれ以上の発想をする事を拒否したからである。冷静に考えればアラビアモードに脳味噌を切り替えれば済む話なのだが...中年とは愚かなもので、読み始めてもしばらく頭の中からヨーロッパテイストな前作の舞台が頭から離れなかったわけだ。まあ、想像力に乏しいおっさんとはこういうものだ。見逃して貰いたい。
勿論ここで自己弁護させて頂くと、私は決して頭の悪い、想像力の一つも兼ね揃えていない中年オヤジではない。例えば街中で擦れ違った推定身長153センチ体重82キロ、年齢36歳の肉女さんを横目で見ただけで「この人の乳首は突起型だろうか、陥没型だろうか。色は何色だろう。桃を四日間放置したような艶やかな熟し色だろうか」なんていう風にどんどん妄想を膨らませて行くことが可能である。ズボンの下に隠れる見えもしない陰毛の薄さを推考する事だって出来るのだ。個人的には薄めだがしっかりとフォルムが形成されたお毛毛が肛門の周囲にまでギリギリ到達しているかいないか、というデザインチックな陰毛が好みである。即ち私は想像力溢れたロマンボーイであると断言出来よう。
簡単にいうと人には向き不向きがあるという事だ。私は決して小説を読むに適した脳構造の持ち主ではないのかも知れない。
しかしそんなオヤジが読んでも最後まで息吐く暇もなく読ませる技量を作者のダイアナさんは持っているわけで、流石であるとしかいい様がない。さすがはオックスフォード大卒である。きっと私の何倍も頭がいいのだろう。
一つ一つ分離したエピソードが最終的に絡み合い物語を形成するわけだが、これは前にも書いたように作文のテクニックを複雑にしたようなもので、世界観を構成するには必要なテクニックだが物語の主題ではない。ダイアナさんはここら辺作り方が非常に上手くて、練りに練って生み出した世界に、ポンと「こうありたい姿」を登場人物たちの行動に混ぜるのである。
だから今回主人公であるアブダラは、前作のハウル、ソフィー以上にエゴが強いし、特に善人というわけでもない。疑り深いし魅力的なスーパーマンとはとてもいえない。ただ順応能力が高いだけだ。しかしそこで作者自身が「本当に大切だと思う事」を与えてあげて、それに主人公が気が付いた瞬間に、あら不思議、単なる中東の絨毯商人だったアクの強いただの青年は、ヒーローと成り得るのである。どんな世界を作るか、ではなくて、そこで何をやるか、が物語なのだという事だろう。アブダラはちゃんと主人公をやった。終盤のちょっと擦れ違ってしまった二人が再び心を寄せ合うシーンなんか最高である。私もああ愛しの君と巡り合いたいのですが、皆様は巡り合えたでしょうか、と聞き回りたい心境である。全然色っぽいとは思えない展開の果てが結構ロマンチックだという作品作りがダイアナのキモなのだろう、これは前作でもそうだった。ただまあ理屈っぽいお話でもあるので(また主人公のアブダラが理屈の塊みたいな男である)この辺は好き嫌いも別れよう。でも読みなされ、損はさせないからと訴えたい気分である。
気になった部分もないわけではない。前作では全く欠片も存在しなかった「ぽっちゃり女性」がこの作品には二人登場する。しかしただの馬鹿な女みたいな描き方をされているのが気になる。最後にも出てくるのだが...決してバッドエンドではないのだが、やはり馬鹿で愚かな女である事は間違いないような扱いである。結構このハウルの世界には「愚か者」が存在しないので(大抵の場合愚かなのは主人公やヒロインで、脇役はそんなに愚かじゃない)、数少ないアホな人がぽちゃさん、というのは気になった。ダイアナさんもぽちゃさんである。彼女はそれにコンプレックスでも持っているのだろうか?だとしたらそれは違うぞジョーンズさん、あなたはぽちゃさんの素晴らしさがわかっていないと大いに叱責させて頂きたく思う所存である。
まあ気になったのはこんな所だろうか、後は特に不満なしだった。
さてこのハウルの世界は我々の住む現実世界と肩寄せ合うように存在する並行世界の一つとして描かれている。要するに異世界である。その異世界の中で更に欧州風、中東風の異世界があるわけで、しかもその欧州風の中にもインガリー、ストランジアなんて具合の少しづつ異なった世界が有るわけだ。想像の世界の中でそれを書き分けるのは至難の業だと思うが、それをきちんと書き分けていて、そういう細かな描写の積み重ねが作品世界にリアリティを与えている。だって近代欧州と中世以前(?)の中東の物語を一つの世界で扱っているわけで、その無理矢理感を読者に気付かせないというのは技術として物凄く秀逸だ。
だが考えてみれば少し場所が違えば生活習慣も異なるのは道理だ。例えば日本と中国はモンゴルとブラジルよりは近いが、日本にはダンボールを煮込んで肉団子に混ぜる奴は絶対いない。ミンチに別の肉を混ぜる業者はいたが、彼の国では廃棄用段ボールを6:4の比率で肉に混ぜて他人に食べさせている業者が存在するというのだ。有り得ない。そんなものを混ぜるなんて考え付きすらしないのが普通だろう、しかし中国人の中には考え付いてする奴がいるわけだ。場所が近いから考え方が似ているのかというとそうでもないという証明である。それに泡塗れで七色に輝いている河も日本にはそんなにない。だから外見上ほとんど区別の付かない同じモンゴロイドでありながら「中国人と一緒にするな」「小日本がなんだ」なんていって貶し合っているわけだ。それに日本製製品はかなり多くの国で信用されているが、アメリカでは今「チャイナ・フリー(この商品は中国産ではありません。一切使っていません)」なんてラベルの貼られた製品がバカ売れなのだという。東スポによれば「もうすぐチャイナ・フリーの偽ラベルを貼った中国商品が出回り始まるだろう」なんて笑えないジョークも載っていた。凄いぜ中国!しかし愚か者が多いかと思うと、英語しか話してはいけない幼稚園から純粋培養されたエリートなんかもゴロゴロいるわけで、滅茶苦茶スケールが大きいとしか考えようがない。そういう意味では我々は確かに小さな日本人なのかも知れない。中国だったらバスト100センチ超級の女性しかいない寒村なんかも存在するのかも知れない。それだったら是が非とも移民してみたく思う気分である。個人的には森川まりこみたいなアマゾネスしか存在しない部族なんかもこの世に存在して欲しい。そんな並行世界があったら帰って来れなくても本望だ(嘘)。
さて、そんな少しづつ異なる世界観を最後にまとめたものは、主人公アブダラの誠実な一つの思いだった。これは前作でも同様だ。ソフィーの思いがハウル(とカルシファー)に届いたわけやね。
ところでこの作品、とても好きなのが前作に出て来た主要キャラがまた出て来るのだけど、みんな変わっていないのだ。エゴが強くて我が侭でお調子者でアホウで、「人間なんて変われねーよ」なんて全身で訴えているような連中ばっかりなのである。特にハウルは凄い。前作以上に意地悪でヒネクレ者である。よーく読むと性格の悪さ全開である。主人公アブダラの苦労の半数はハウルが原因なのだ。ソフィー、カルシファーなんかも何にも変わらない。でも性格は変えられなくても、彼らは運命は変えられたわけだ。こういう描写は凄くいいと思う。
人は変わらないが、運命は変えられる。アブダラもそれを目指した。
ナニ、私の書いている事が今一よくわからない?読みなさい。こんな理屈で彩られた文章を読むより実際に買うなり図書館で借りるなりして読むのが一番である。
「読んだけどROUNDABOUTさんの書いている事がちょっと良く理解出来ない場合はどう致しますか」
えっ...!?う、うーん、それは少し困った事態だな。
でもいいのだ、私がこの物語を好きになった事が伝われば。

映画「ハウルの動く城」を面白いと思ってから、かなり遠い所にまで来たものだと思う。
ファンタジーとはこういう物語を指すのだろう。
ハウルの動く城を観た人にも 観ていない人にも 是非

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