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ぽちゃさん大好き星人の野望
ぽっちゃりさん大好き星人「ROUNDABOUT（らうんどあばうと）」が、日常生活やぽちゃさん出会いサイトで奮戦する日々を綴る。
2008年03月24日以前のブログ記事画像は削除しています（一部例外有り）。画像がなくて意味がわからない箇所は笑ってスルーして下さい。
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未来への挑戦

日々勉強である。最近一番驚いたのは、例えば「土をほる」という漢字の「ほる」には「掘」を使用する、という事だった。正直に書こう、私は生まれてから漢字に触れて三十余年の時を経たが、ずーっと「掘る」という字を「堀る」だと思っていた。「掘」という漢字の存在は知っていたが、あまり使われない中国古来の漢字みたいなものだと思っていた。「瀰」とか「醵」だとか、どう読むのか見当一つ付かないようなわけわからん漢字じゃなくて、「弩」「駿」ぐらいのそぉーんなには使われないだろう漢字、みたいな。だってジャンボ堀も堀ちえみも「掘」じゃないじゃん。だから「根掘り葉掘り」も「根堀り葉堀り」と書いていた。しかしある日、何かの本を読んでいたら「掘る」という漢字の部首が土（つちへん）ではない事実に気付いたのだ。齢三十も中盤にして、気が付いたのである。
これは私がバカだからという話では決してない。人は誰もがそういう勘違いをしたまま大人になる一面を持っているという、それだけの話である。どこかのブログで「郵便受け」を60年以上「郵便桶」だと思っていたお父さんのお話を読んだ事がある。「ワッハッハ、バカだぜこのオヤジ」なんて大笑いするのは簡単だが、それをいったら中年になっても大真面目な顔をして血液型で他人を判断したり、グリーンのカラコンを装着して「ウフフ、結構俺もイケるだろ」なんて悦に入っているおっさんもいるのである。やくみつるもいい歳こいて金髪にしていた。完璧な大人になるのは難しい。

今日も大人になり切れない青年を発見した。場所は仕事場。先日バイトで入って来た男で二十代前半である、学生だろう。仮に名前をAとしよう。以前このブログでも書いたが、我が社には顔より大きい乳を持つややぽちゃ奥様が一人いる。後ろから見るとプチぽちゃだが正面から見ると中ぽちゃ以上に見える。要するに胸が大き過ぎるので服を着ると実際の20%増しで太く見えるわけだ。勿論私個人的には大歓迎である。
Aは私の前を歩いていた。そしてふとその"顔よりデカパイ子さん"の脇を通り過ぎたのである。多分Aはその瞬間彼女の事を単に「ちょっとぽちゃな人」程度にしか認識していなかったのだろう、そして彼はぽちゃ好きではなかったのだと思われる。だから何の興味もなさそうな顔をして通り過ぎようとした。その1秒後。いや、コンマ何秒かも知れない。彼は気付いたのだ。単に恰幅のいい女性だと思っていた通りすがりの奥様が、実はJカップ超級のスーパーダイナマイト乳の持ち主である事に。
彼は乳を凝視しつつ本能の赴くまま足を止め、視線を乳に這わせ驚愕かつ至福の表情で振り返った。乳子さんはそれに気付かず（或いは気付いていたがもう彼女にとっては胸を凝視される事は人生におけるいつものひとコマ、日常茶飯事であり気にならなくなっていたのかも知れない）通過してしまった。全部で3-5秒程度の出来事である。しかしその瞬間のAの惚けたニヤケ顔は間違いなくバカの顔だった。驚きながら鼻の下をのばし、瞳をキラキラと輝かせ乳を追ったのだ。
恐ろしい。私も乳やでっぷりガールが大好きなる無垢な男だ。私もあんな顔をして普段ミルクタンクお姉様の姿を凝視しているのだろうか。認めたくはないが私は彼女と擦れ違って挨拶する時などは必ず乳を見ている。今日は黒いシャツでデカパイが引き締まって見えるだとか、エプロンの脇から乳が半分以上はみ出ているとか一々記憶している事実から考えるに間違いなく見ている。という事はあの乳に夢中である事も間違いない。一般的に好きな事、やりたい事に没頭している男の顔は美しいとされているが本当にそうだろうか、鼻の下を伸ばし涎を垂れ流さんばかりの勢いで鼻孔を膨らませているのに自分だけがそんな顔をしていないと思っているのならば、切腹級の恥晒しである。
真実の自分を知るという欲求は大切だ。人は一人では生きていけないので多かれ少なかれ社会と擦り合わせ作業を行わねばならない。しかしたまにならともかく普段からあんな間抜け面で女体を眼で追っているだけの中年では魂のレボリューションは不可能だ。「バカ面」とはバカみたいに見える顔を指す言葉ではない、バカが作る表情の事をいう。女の子が近くに寄るたびにあんな顔をもし私がしているとしたら、バカそのものである。そして敢えて冷静に考えよう。私がAと同種の人間ではないという根拠は、一切ない。あああ恐ろしい話である。でも受け入れなきゃ。辛い現実を乗り越えてこそ高級人類である。猪木のいや違った命のカーストをランクアップしたければ、まず己を知る事が第一だ。
例えばダルビッシュがど真ん中ストレートしか投げないと宣言して実際にそれしか投げてこなくても、私は彼の球を打つ事は出来ないだろう。多分全くついて行けず、アホの子のようにホームベース通過後1秒ぐらいしてノロマなスイングでプルンと空振るが関の山である。要は自分が駄目ならば、相手がどうであろうとお話にならないという事だ。
勿論当然自分が駄目でなくても相手が強力だと困ってしまう場合もある。
例えば某ボクサーのファイト内容に激怒したあなたが本人を街中で偶然見掛けたとして、「なんだこいつ思ったよりチビだな、いっちょ揉んでやろうか。まさか一般人には手を出さんだろ」なんて感じで肩を怒らせて因縁を付け、一発パンチをかましてしまったとする。その時某ボクサー一家を迎えに来たケツモチなる方々が後方のリムジンから次々に下りて来たらどうすればいいだろう。彼らとて内心「何でこんな連中を俺らが護ってやらんといかんのだ」なんて思っているのだろうが仕事は仕事である。君はちょっと怖い事務所に連れて行かれ、大分嫌な思いをして解放される事となろう。こうなったらどんなに自分を鍛えていようが意味がない。例え君が聖人君子だとしても、逆に真性のアウトローだとしても相手が悪い。危ない方々には近寄らない方が賢明だ。
だがしかしそんな論外なシチュエーションは置いておこう。一々イレギュラーな事態を想定していたらキリがない。要するに自分が駄目だと結局何をしても駄目な未来が待ち受けている、努力せよという話がしたかったのである、私は。
それにはやはりまず自分を客観的に見つめる事が大事だ。主観は往々にして視界を曇らせる。ジミー鈴木は自省の精神が皆無だったから味方する人がいなくなり自滅した。苦しくても、嫌でも、自分の真の姿に立ち向かう必要がある。
とはいえ自分が何十年も「掘る」を「堀る」だと思っていた人種だと受け止めるには若干の勇気がいる。客観視すればするほど馬鹿な奴ではないか。俺は馬鹿じゃないヨ、と多くの人に訴えたい気分である。しかし人生で気がつく機会は恐らく何度もあったはずなのに、現実には2007年まで気付かなかったわけだ。
同じように長年に渡り間違えて覚えていた物事に「横浜大洋ホエールズ（現横浜ベイスターズ）に所属していたフェリックス・ミヤーン内野手の名前をフレデリック・ミヤーンだと思っていた」という覚え違いもある。しかしこれは本当の意味で単純に覚え間違いであり、別に一般常識ではない。間違っていたから恥を掻くというまでのミスとはいえない。MLBでも活躍し、セントラルリーグ首位打者にまで輝いた名選手を無名の一言で切って捨てるのも気が引けるが、まあ冷静に考えてそんな所だろう。だが漢字の覚え間違いとなるとまた少し事情が違う。私も「君が代の歌詞を知らないお父さん」や「安倍の後誰が総理大臣をやっているか知らない中学生」を見て「コイツ、バカだな」と思う冷たい人間である。しかし他人から見れば「ROUNDABOUTさんって掘と堀の区別も付かない間抜け野郎だったんですね、幻滅しました」なんて感じで同類と思われてしまう。ええい癪だ、癪に障る。だが知らなかったものは知らなかったわけでもうどうしようもない。過去は変えられない、ドラえもんのように都合良くしずちゃんちのシロが生き返ったりはしないのである。ドラえもん自身「過去は勝手に変えちゃいけないんだぞ」が口癖である。じゃ何でお前のび太に会いに来たんだという突っ込みを入れられると困った気持ち湧き上がるわけだが...野暮だからそれをいうのはやめておこう。
だが未来は変えられるかも知れない。その思いは正しい。運命を自ら掴み取る気概のない男なんて生きている価値がない。そんなわけでどうにかして結婚相手をジャイ子でなくしずちゃんにしたいのび太の気持ちはわからなくもない。だがここは、ジャイ子もいいぽちゃ具合だから、それなりに思春期を迎えたらイイ女になるのではなかろうかとのび太にもプラス思考で考えて欲しい所だ。しずちゃんと幸せな家庭を築く未来も素晴らしいがジャイ子と共に生きる道のりだって捨てたものではないと思う。もしジャイ子を嫁に迎えて幸せになれないのだとしたらそれはのび太という人間の限界である。男だったら一人の女性を幸福に導いて見せやがれと恫喝したい気分だ。
ところでドラえもんの作者藤子・F・不二雄大先生が晩年に放った傑作作品「未来の想い出」でも似たような展開がある。あんまり書くとネタバレになるので端折って書くが、主人公は糞みたいな嫁を捨てた別世界で最愛の人を追い駆ける。そのとある未来で、かつて主人公の嫁だった女性は別の男の奥さんとして登場し、優しそうな笑顔を見せているのだ。このキャラもどっちかというとジャイ子似である。藤子作品の主人公はぽちゃさんと相性が悪いのだろうか。藤本先生が鬼籍に入った今、永遠の謎である。ところでこの「未来の想い出」ははっきりいって最高の傑作漫画なので、知らなかった人は今すぐ買う事。これは命令である。どこにもなかったらamazon.comで扱っているのでそれを利用すればいいだろう。間違えてこの作品をベースに作られた映画「未来の想い出 Last Christmas」（東宝・森田芳光監督/1992年）のDVDを注文してはいけない。いやまあ買ってもいいけど、とにかく原作を読みましょうという事だ。私はああいう漫画が好きである。ついでに書くと（「ついでかよ」と突っ込んではいけない）、あと短編では吉田聡先生の「バードマン・ラリー」も好きだ。これに収録されている表題作及びダックテールを読まずして漫画マニア面をされても私は鼻でフンと笑うしかないので、是非とも読むべきだと思う。ちょっぴりクサい作品だが、問題ない。青春漫画とはこの作品の事である、何が何でも一読して頂きたく思う。だが未来の想い出にしてもバードマン・ラリーにしても実の所そんなにメジャーな作品というわけではないから今まで知らなかった愚かな子羊も多かろう。よって二冊まとめて注文すれば良いものと思われる。
残念な事に我が「ぽちゃさん大好き星人の野望」では今年の春amazon.comに登録する事を拒否されてしまったので姉妹ブログこわれもの（こっちは去年申請通った）から注文して頂けると大変有り難い。そんな気分だ。
さてここまで書いていたら脱線が過ぎて何を書いていたか完璧にわからなくなってしまった。強引に話をまとめよう。
アントニオ猪木の言葉にこんなものがある（らしい）。
「反省はしているけど後悔はしていない。
人間は後悔すると前に進めない生き物だから」
ぶっちゃけ稀代の嘘吐きのくせにいい事いうよなぁ猪木。つい先日あった安田忠夫自殺未遂騒動でも一人だけ手を差し伸べたし。でも何年か前の猪木祭りで安田をはじめとする出場選手にギャラ支払わないで日本テレビと大揉めしたのも他ならぬ猪木である。本当に反省しているのか正直いって不明だ。しかしいっている事はとてつもなくいい。これは認めねばならないだろう。
日々勉強である。積み重ねた知識は知恵となり、無駄は有益を生む。そこまでの人間になれれば本物だ。君たちも頑張って、素晴らしいグレートライフを送っていただける事になれば先生も嬉しい。
今日はそんな所だ、じゃ。

【2007/10/12 22:16】 | 雑記 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) |


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この記事に対するコメント

>>kariver 様
おうっ、こっちもですね。
【2007/10/20 21:58】 URL | ROUNDABOUT #QPJmzeK2[ 編集]
ひさ！ｗ　写真がいいね～
って俺の撮ったやつジャンｗ
物持ちがいいねーｗ
【2007/10/20 00:37】 URL | kariver #-[ 編集]

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