湘南シーレックスのゲーム見に行った
「横浜ベイスターズが弱過ぎて応援する気が全く起こらないのですが」 「逆に考えるんだ。一軍の試合を見に行くから頭に来るのではないかな?二軍の試合を見に行けば少々酷い負け方をしても怒髪天をつく事態にはならないと思うんだ」 成る程野球の神様もいい事を言う。横浜ベイスターズファンをやっているとよくある事だがまだ四月も始まったばかりだというにプロ野球を見る気がしなくなってしまうなんていうケースはしょっちゅうだ。平たくいうと弱過ぎてシーズン早々嫌になってしまったという事だ。 そんなわけで私は昨日4月15日、連休を貰えた事もあり本当は明治神宮球場に横浜ベイスターズの応援にでも行ってこようかなと考えていたのだがこれ以上愛するチームが無様な敗北を喫する姿を見たくないという後ろ向きな思考により同日のナイターで行われていた二軍の試合、イースタン・リーグ湘南シーレックス対千葉ロッテマリーンズの一回戦を横須賀スタジアムまで観戦しにいったのだった。 因みにシーレックスというのは目の手術の事ではなくてベイスターズの二軍のチーム名である。監督は私の子供時代声をからして応援した大田代富雄先生が務めている。何れ横浜ベイスターズの監督になるお方だ。というか横浜ベイスターズは本当にもう田代監督誕生でいいのではなかろうか。親会社の都合による監督の人選(しかも失敗ばかり)はもう飽き飽きである、はっきり言って。 要するにベイスターズ一軍を本命の豊満肉乳ぽちゃさんだとすれば、シーレックスはお姉さんほど太っていないが最近ちょっぴりお肉に脂が乗って来始めた高校生の妹さんという所だろうか。
私は特にロリコンではないが(ホントだよ^^)、とは言えうら若き肉少女が嫌いという事もない。 もう少しはっきり書くと好きカナ?そんなわけで若干お肉が少なめの若年娘であってもお姉様と同じDNAを持つ妹さんに気が向いてしまっても仕方ないとはいえないだろうか?そう、いえないのである。究極的には姉と妹の両者を同時に愛する事も可能である。モラルとしては間違っているかも知れないが男とはそんなものだろう。 で、今日は弱小街道を驀進、ひたすら最下位王道を突き進む一軍に踵を返し、妹を追いかけてみたわけである。なんか一軍は結局ヤクルトにまた負けたようだし、わざわざ神宮まで遠出せずに家の近くの横須賀スタジアムで済ませたのは正解だったといえよう。 まあ結果をいうと一軍に負けず劣らずのお寒い試合をしてロッテに完封負けを食らったんですがねハハハ。 でもファームは若手主体で現在イースタンリ-グ二位だしよく頑張っていると思うのである。大体今日のロッテなんかファームの試合のくせにスタメンにズレータ、福浦、渡辺正という一軍主力級をずらりと並べ、先発は横浜のどの投手よりも将来性に溢れている大嶺。二番手以降の投手もとても二軍の投手とは思えない球を放り込んできて反則級の精鋭揃いだった。もう殆どいじめである。そんな子供の喧嘩に大人を混ぜている状態の球団もいる中で二位とは実際立派なものだと思うのだ。 駐車場も球場のすぐ横にあったし、入場料も安い。渋滞に巻き込まれたがそれでも家から30分で到着した。もう今年は一軍を見放して湘南シーレックス中心に野球観戦しようかなと考えてしまった次第である。
見てみぃこの男たちの勇姿!大田代を中心に燃える男たちの美しさに染め上げられた良いポスターである。腑抜けの一軍野郎たちとは大違いだ(「その一軍に上がれないから湘南シーレックスの一員なのではないでしょうか」という質問は無視する事にする)。私は悟った。もう今年の横浜ベイスターズは終戦したのだと。見ているとイライラする一軍は捨て、負けても「育成の場だから」と言い訳出来るファームの試合を見ている方が健康的にも良いのではなかろうか、と。 家も球場までかなり近いし、入場料の糞高い横浜スタジアムにまでわざわざ出掛けて贔屓のチームが虐殺される姿を見て楽しむ程私はマゾではないという事だ。 身の固いぽちゃさんを追いかける事に疲れてしまった時、然程肉付きは良くないが愛くるしい妹さんが「お姉さんの代わりに私の体を弄んで下さい。でも、優しくして下さいね」なんて懇願してきたら、男だったらいきり立つと思うのだ。そうは思わないかい兄弟たちよ? 「横浜ベイスターズの弱さにはかなりうんざりさんです。今は湘南シーレックスを見て現実逃避したく思います」 まあ今の私の心境はこんな所だろうか。 何だか一軍は見ていると頭に血が上ってくるのである。好きな球団を応援している内に健康に害を及ばしたりしたら目も当てられない。 弱い球団のファンは大変である。湘南シーレックスの若手の皆さんは、一軍の方々のような負け犬になって貰いたくない。頑張って上でレギュラー獲ってきなさいよとお願いしたい。 新しい時代を作るのは老人ではないとシャアも言っていた。 シーレックスの選手たちには、翼が生えているのだと信じたい。
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