ニューリリース・iTunes7.7の悲劇
さて昨日私を恐怖のズンドコに叩き落とした「iTunesをアップデートしたら無限にダイアログが増殖し始めちゃいましたよ問題」だが、システムの復元という単純な方法で以前のバージョンに戻すことによって解決した。
それでもたまに出てくるんだけど...まあ一応日常生活上では問題ないレベルにまで戻ったのでいいだろう。 しかしながらApple社の公式サイトを見てみてもこのバグに関してのお詫びなり解決方法なりの記載はこの期に及んでも一切載っていないのである。相変わらずバグが治っていない「iTunes7.7」がダウンロードリストに居座り続けているし...本当に困ったものだ。 「スミマセンiTunesって何ですか?」ですとな?私は説明が面倒なのでここをクリックして欲しい。その方が話が早い。 では話を戻そう。本当に困ったものだ。 例えば街中でかわいらしいぽちゃさんに逆ナンされたと想定しよう。
あまりのかわいらしさに目が眩んだ君は、「ホテルに行きましょう」という彼女の言葉に騙されてホイホイついて行ってしまうはずだ。これは男なら仕方がない過ちと言える。人間、疑っていては先へ進めない時もあるのだ。そしてホテルに入り、いざお風呂に入る段になって、ぽちゃ女性であるはずの股間にMale reproductive systemすなわち男性器が生えていることを発見したらどう思うか? 絶望するだろう。怒り狂うかも知れない。 それでも目の前にいるぽちゃ女性もどきが、股間のイチモツを見られても平気な顔でシャワーを浴びているとしたら不気味である。君は質問するはずだ。 「もしもし、お宅の股間になにやら恐ろしいモノが見えるのですが気のせいでしょうか」 「......」ジャーッ(シャワーを浴びる音)。 「アノーすみません、それは俗に言うチンポコという物体ではないでしょうか」 「........................」ジャーッ。 恐ろしい。しかし今回Apple社の行っている対応はこれと同じである。明らかなバグを持つ欠陥品を売りつけたにも関わらず、一日以上経っても何食わぬ顔でダウンロードを続けさせているのだ。iPod発売以来一流企業にのし上がったように見えるAppleだが、どうも内情は昔の必ずフリーズする見た目第一のパソコンを売りつけてマニアを騙くらかしていた当時のAppleと何も変わっていなかったようである。
"発生する現象は、「iTunes」v7.7を起動すると“AppleMobileDeviceHelper は動作を停止しました”と表示されたWindowsのダイアログが、数秒おきに開くというもの。「iTunes」が起動している間はダイアログが無限に増え続け、放っておくとタスクバーを占領してしまう。" 窓の杜 NEWS
そしてどうやらこれはWindows Vista SP1のみのバグらしい。これもまた腹立つな。いくらマッキントッシュを売り出したいからってWindowsの最新バージョン上のデバッグもしてなかったんですかい、ふざけるなという話である。 そしてiTunesをインストールしていると勝手に「新しいバージョンが検出されました」とかダイアログが出てきて「はい」を押させるように仕向けるのだ。PCのスリープ機能を使おうなんて思っているとそのまま再起動して無理矢理アップグレードしちゃう。だいたい今のAppleといえばそれなりに信頼されている大企業であり、多くの人たちが深く考えずに「はい」を押したはずだ。 それがあなたアップグレード中から不気味なダイアログが出現し「キャンセル」を押してもまたダイアログが再出現、ようやく終わったと思ったらiTunesを起動している時間中は絶え間なく「AppleMobileDeviceHelper は動作を停止しました」と出続けるのである。 いい加減にしてくれ、ていうか許して下さい。と、こちらとしては泣いて謝るしかない。無言だったオカマぽちゃさんが力ずくで襲ってくるようなものである。まさしくデッドオアライブ、真の恐怖とはこのことだ。 私は購入する意志を全く持っていなかったのでよくわからないが、後からニュースで知ったところによると11日はiPhone G3の発売日だったらしい。それに合わせてiTunesもバージョンアップしたようだ。しかしiPhoneを手にして家に帰ったVista SP1ユーザー(今新発売されているパソコンは大多数がVista SP1プリインストールモデルである)が同期のためにiTunesを立ち上げたとする。そうしたら画面内のiTunesが新型へのアップデートを進めてくるわけだ。ここで深く考えずにクリック、ダウンロードしたらどうなるかというともうどうにもならない。ダイアログの無限増殖も問題だが同期にもエラーが出るというではないか。 じゃiPhone買ってもiTunesが使えないんじゃないですか。我々は人の世の不条理さに涙するしかない。 それでも日本の購入者はまだいい。アメリカでは「買ったが購入後利用開始手続きが取れなくて使えない」という問題外のトラブルが続出したという。これはもう本当に問題外だ。所詮流行りものとはそんなものかも知れない。 しかしiPhoneユーザでもないのに7.7バージョンアップ失敗に巻き込まれた私も十分悲劇的と言える(7.7のアップグレードはiPhoneとiPod touchに関わる部分のみである)。もう音楽管理ソフトはメディアプレーヤーでいいかなーとか思っちゃったりして。 男の恨みは恐ろしいのだ。 ぽちゃさんのフリしたオカマが許されないように、今回Appleが取った対応も許されるものではない。 次に同じ事をやったら本当に移行させて貰うからよろしく、許して貰いたかったら私に無償でiPhoneをくれ、と伝えたい。 人は一度受けた辱めを忘れない。 それぐらいのサービスは当然ではないかと思うのですがどうでしょう奥さん。 あーでも通話料が高すぎるな、やっぱ要らないわ。 そんなところだろうか。
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