変わらぬナイスガイ
中・高生の頃ぽちゃぽちゃしていてかわいかった柔道の中村美里が銅メダルを獲得したらしい。 「らしい」というのは見ていないからである。そう、私は今回のオリンピックを全く見ていないのだ。 それでも何となくさっきフジテレビを付けたら元ヤクルト監督の古田が女子アナに囲まれてコメンテーターをしている。うざい。低予算のバラエティ番組みたいだ。そんなわけでプチッとテレビを切ってしまった。どうにも今回は心がオリンピックモードに突入してくれないのである。 北京オリンピックに対する私の態度はそんなものである。どうして4年前のアテネの時のような心の震えをこうまで感じないのだろうか。私は変わってしまったのだろうか。 しかし四年前も今も私は変わらずぽっちゃりした女体に恋い焦がれる愛の奴隷である。そこら辺1ミリ足りとも変わっていない。ゲッターロボとゲッターロボGの主題歌ぐらいの変化のなさである。英語で言うとSAME。鮫、ではない。セイムである。
相変わらず乳も好きだ。ぷっくらしたぽちゃさんの唇も好きだし透き通った瞳も好きだ。ぷよぷよしたぽちゃさんのお肉の肌触りが昔から好きだ。ああ好きだ。要するに私はこの四年間変わらぬ好青年であり続けているという話である。 しかしながらこの北京五輪に対する感情の揺れのなさは一体どうしたという事だろう。退屈な人生に突入中なのでオリンピックはいい暇潰しになるはずなんだけどなあ。 そんなわけで前々から注目していた中村美里がせっかくメダルを獲ったというのに心弾まぬ私なのである。なんだかつまんない。自分だけ世間から取り残されているみたいだ。 そういえば谷亮子も銅メダルだったみたいね。国内で勝てないのに北京に選ばれて、本人も分かっているのだろう、インタビューなんか見てもそんなに悔しくなさそうだ。何か淡々とした感じである。あれだけ勝負の鬼であった谷亮子ですらこんなに落ち着いてしまった。人は変わっていくものなのかも知れない。私も変わってしまったのだろうか?いやしかしどう考えても私の場合相変わらず丸い女の子が大好きなのは同じである。若干ロリコン気味な部分も変わっていない。横浜ベイスターズのファンである事も変わりないしバーグのカレーと龍ちゃんのラーメンがあれば取り敢えず他の外食産業は要らないと考えている点についても同じである。 そう、私はやはり変わっていない。強い信念を抱く鉄の意志の持ち主だとご理解して貰えればいいだろう。それでだいたい合っている。 だがそうするとやはり何でオリンピックに対してだけこう極端に関心が薄れているのか理解が難しい。我ながら不思議である。人の心とは移ろいやすいものなのだろうk。 いつまでもナイスガイ、ナイスヒューマン、BIG MANで居続けたいものだ。 それにしてもオリンピックにのめり込めないぐらいでそんな心配に耽る私ROUNDABOUT。かなりの心配性かも知れない。 男とはいつまで経ってもナイーヴな存在なのだろう。 そう思うんだ、ぼくは。うん。
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