吉田所長謀反
農地を開拓する人民を見て、農業の素人の金日成は「見栄えがよく、収穫量が増えるから」と言う理由で多毛作と種苗の無理な詰め込み畑作を命令した。一年後、農地は美しい緑でびっしりと埋め尽くされた。大豊作を呼び込んだ金日成の政策を、緑溢れる大朝鮮を、国は高らかに謳い宣伝した。
気が付いていた人間は大勢いたはずだ。限られた土地に負担を強い、土の手入れもろくになく一度に田畑を耕せば、数年も持たず土地は痩せ細り、いずれ土壌は崩壊するのだと。農地も女体も痩せっぽちは何も良い事がない。専門家ならずとも、軒先でトマト(キュウリでも可)を栽培した事がある程度の子供でも知っている事だ。
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