WBC優勝。そして亀井、原。
「誰でもいいのでWBC日本代表選手と名字が同じならば1000円引き。MVPの松坂大輔と同姓同名なら全額無料!」
東スポに載っていたどこかの風俗店の割引サービス内容である。馬鹿馬鹿しくて素敵だ。この不況下明るいニュースである。もっとも私は2月23日に原辰徳を思いっ切り貶したブログ記事を記しているので多少肩身が狭いのだが... まあいいだろう。亀井なんか選ぶからいけないのだ。優勝しようが何だろうがこの件については未だに私は納得出来ない。
しかし勝てば官軍とはよく言ったもので原辰徳は第二回WBC優勝監督であり、私は空気読めず原批判したアホブロガーである。現実とはかくも厳しいものだ。 どんなに正しい青少年が理屈をこねてぽちゃさんLOVEを唱えていようとも、勝手に何人ものぽちゃさんの方から惚れて寄ってくるイケメン野郎が隣にいたらそいつの勝ちである。 例えこのイケメン君が「俺はたまたまぽちゃさんのセフレがたくさんいるが、本当は痩せてる子の方が好きなんだよ」と思っている不届き者だったとしても、勝利は間違いない。ぽちゃさんをGET出来ない青少年とGET出来ている勘違い君。どんなに思想が間違っていようが勘違いしていようが、ぽちゃさんにモテている男の方が絶対勝者なのだ。 そんなわけで原辰徳も勝者となった。 全く口惜しいが原と私のバトルは原の圧勝である。しかも亀井選考以外には特に原の行動にはツッコミどころもない。不調の藤川を名前にこだわらず最後に使用しないなど、采配もそんなにおかしくなかった。これが星野だったら「お前を信じた」と恩を売った挙げ句藤川続投で自滅である(長丁場のシーズン中なら恩を売る事により後々忠誠を示すよう仕向けられるからまるで悪い策とも言えないが)。つくづく亀井なんかさえ選ばなければもっと素直に日本代表の勝利を喜べたのに...バカバカバカ、原のバカ。でもそんな小さな私個人の感情とは関係なく凄いゲームを連発して優勝という結果をたぐり寄せたのだ。やっぱり野球ファン、それも日本のプロ野球ファンで良かったという思いで一杯である。 彼女のいない青少年もいつの日かかわいらしいぽちゃさんをGET出来るだろう。GETするぞという意志こそが重要なのだ。意志を持つ人間だけが勝利を掴む権利を得る。そんなわけでイケメン野郎に嫉妬するのは構わないが、諦めず自分自身も素敵な彼女を見付ける努力をするべきなのだと全国の青少年諸君には訴えたい。 では最後に、しかしながら、である。もう一度だけ言わせて欲しい。 「何故亀井を選んだ」 やっぱりこれだけはどうしても納得がいかない。しつこい奴だと罵られようが恐らく一生私はそう唱え続けるだろう。 人間は理屈の動物である。 選んだからには何らかの理由があったはずだ。福地でも吉村でもなく亀井。WHY? どんなに勝利者にケチをつける事が野暮だとわかっていても、私はこの疑念をいつまでも持ち続ける事になるのだろう。
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