天使くんと悪魔くん 第三話
天使くんと悪魔くん 第三話 2010年の挑戦でござる の巻
天使くん(以下:天)「デフレスパイラル真っ盛りの現代社会、皆様方もご機嫌麗しく生活を営まれておりますでしょうか」 悪魔くん(以下:悪)「ご機嫌麗しくとはいかないな。今日も会社の仕事で揉めて新たにムカつく敵が一人増えたし」 天「昨日もバアさんと揉めていたじゃないか。ほんとに君も短気だね。職場で敵を作ってもいい事なんか特にないと思うんだけど」
悪「発散するからストレスは溜まらないけどな。それに今日の件に関して言えばあんな会話にならないオッサンに合わせてあげる必要なんかないだろう」 天「まあ確かに苦情がありましたと伝言伝えたら逆ギレしてこっちに食ってかかってきたわけで、ウザいバカなオヤジだとしか言い様がないけどね。こっちだってそんな事伝えたくないって言うのに...苦情受けた時庇ってあげたのも知らずに喧嘩腰になられても困るよね」 悪「また俺の敵リストが一ページ埋まったよ」 天「君のそのリスト、年を追う毎にどんどんブ厚くなってくね」 悪「まあこっちの殺すリストの方はペラペラなままだけどな」 天「そんなものも持っているのかよ......そんなリストの項目が埋まったらオオゴトだろ。ってちょっと待ってよ、そのリスト一人名前が書かれているじゃないか!」 悪「ああ前の会社の上司だったあいつだな。あいつは(以下危ないので思いっ切り略)」 天「まあねえ。法律で"人生で一人だけ人間殺めても良い"とか制定されたとしたらそいつだよね。でもせっかくの人生なんだから敵リストだとか殺すリストなんかじゃなくて、出会えて良かったリスト辺りを充実させる方が健全でいいと思うよ」 悪「出会えて良かったリストか。今年は良い出会いがあったかな」 天「あったでしょ。まあこんなブログでいちいちプライベート晒すなんて冗談じゃないから詳しくは書かないけど」 悪「お前自分のブログ全否定してどうすんだよ」 天「すべてをさらけ出すようなスタイルでいて実のところ大切な事は何も書かない。これが利口な大人の処世術というものだよ」 悪「ターザン山本!みたいだな」 天「それだと未来がないみたいだなあ。プロレスネタならせめて大仁田厚タイプと呼んでくれ」 悪「どっちだっていいんですよ、そんなもん!(ドンッ)」(井上義啓風に) 天「またそう言うネタを...まあいいか、とにかく出会いを更に重ねて、この間変えたスクーターの前輪タイヤみたいに新たな未来に向かって邁進したいよね」 悪「あのタイヤ前のが古くなってツルツルになったから交換したのに新品だからかもっとツルツルの滑りまくりで危ねーじゃん。前途多難だな」 天「マンホールで滑って転倒しかけた時は驚いたよね」 悪「ガソリンスタンドに向かってハンドル切って、歩道に乗り上げた瞬間も滑ったよな。新品だからって滑りすぎだ。ひょっとして外れを掴まされたんじゃないだろうな...」 天「どうしてそう悲観的なんだ!そんな事じゃ明日は掴めないぞ!タイガー・ウッズだって未来を信じて努力したから念願の白人の愛人を何人も何人も囲める大金持ちになれたんだ。僕たちだって頑張れば幸福が訪れる。戦うんだ!YES,I can't!」 悪「文法間違ってるぞオイ。だいたい何で否定形なんだ」 天「知るかよ。里崎智也に聞けよこの野郎!」 悪「逆ギレかよ」
天使くん:通常は当ブログ管理人の大脳皮質表層に潜伏し、主に建前の領域を担当している。管理人が行き過ぎた行為に足を踏み入れると良心や小心に刺激を与え、暴走をセーブさせる役割を果たしている。 趣味は旅行、読書、ドライブ、音楽鑑賞。愛読書は「エレガントな宇宙(Brian Greene 著)」。 時々嘘を吐くのが欠点。
悪魔くん:管理人の大脳皮質深層に居場所を定め、主に劣情や鬼畜部門を担当している。会社にいる時などは姿を隠しているが、ブログ用のエディタを立ち上げた際や目の前の女の子がすけべだとわかった瞬間などに見境なく本性を誘発させる役割を持つ。 趣味はガンダム、マンガ、プロレス、動画画像収集。愛読書は東スポ。 どちらかというとバカなのが欠点。
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