あほな話だ琴光喜
若貴騒動以来何もいい事が起きない大相撲界だが、今回も力士の賭博問題で揺れている。警視庁も賭博容疑で立件を固めたという話だし、琴光喜は解雇処分になるだろう。身内に甘い角界、謹慎させるにしても十両や幕下への降格罰ぐらい与えたっていいレベルだ。
角界に限った話ではないが、人は今まで大丈夫だった事柄に関しては追い詰められないと考えを改められないものだ。私の会社でも時間外労働を部下に負わせる管理職に対しての罰則が強化されたのだが、まだ実際に罰則を食らった者がいないため野放し状態にある。多分近いうちに数人規則通り罰せられるはずだ。その時になって初めて慌てるのが人間という頭の悪い人種のパターンである。飲食業でも衛生管理上における営業停止処分を受ける段階になってようやく青ざめる経営者がいる。もう遅いのに。どうして問題が現実のものとして迫るまで何も出来ないのか。自分の事をさておくと不思議な話だ。
そんなわけで日本相撲協会における賭博汚染である。野球賭博はまずい。野球賭博 = 暴力団の資金源である。花札や麻雀、ゴルフのチョコだって法律違反と言えば違反だし問題なのだが、野球賭博と言えば何をさて置きヤクザである。興行の世界だし成り立ちからして大相撲の世界からヤクザとの関わりを断ち切る事が不可能なのは仕方のない事実だが、だからこそ関わり合いに関しては慎重になるべきだと思うのだが、一番足の付きやすい野球賭博に関わってバレるなんて馬鹿そのものである。 「それは琴光喜を馬鹿呼ばわりしているという事ですか?」と問われたら「まあ、そう言う事です」と返さざるを得ない。馬鹿な男だ、本当に。 ヤクザがいないと社会は成り立たない一面を持つ。私たちぽっちゃりマニアだって、ぽっちゃりAV産業にお世話になっている者はいるはずだ。AVとか風俗のような世界でなくても、表の堅気の商売でも、深いところまで潜り込めばヤーサンの影がちらつくのが日本社会の真実である。それ故私たちは彼らを単に忌み嫌うのではなくどのように付き合っていかねばならないか考える必要がある。 でも琴光喜の場合は野球賭博に手を出して借金である。まさに自業自得。「自分で解決しろ」と突き放したくなるお話だ。 「気持ちいいのでゴムを付けずにえっちしましたが妊娠しました。どうすればよいのでしょうか」 自分で考えろという話である。世の中はそんなに優しくない。 琴光喜も自分の今後の人生は自分で深く考えなければならない。世の中の視線が徐々に冷たくなっている事実から目を背け昔のままでいようとしているだけでは暗い運命からは逃れられない。 これがかわいいぽっちゃり女性ならばもう少し暖かい言葉を掛けてあげてもいいが琴光喜は男である。私は男のぽっちゃりには鼻毛程の関心も持っていない。人の世とはそんなものだ。 責任は自分自身で問わねばならない。面倒臭い話だが仕方がない。真面目に考え、生きる。角界ももう少し、まともな方面に舵を切った方がいい。
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