東国原の野望
予想されていた話だが、宮崎県の東国原英夫知事が十二月に予定されている知事選挙に立候補せず、退任する事となった。
東国原英夫。元そのまんま東と呼ばれなくなって随分久しい。随分名を売ったものである。もうそのまんま東時代の姿を知らない人々も相当増えている事だろう。芸能界を干され、奥さんにも見捨てられていた時の事を思うと信じられない限りである。
芸能人時代は肥満体に大して攻撃的なキャラを演じた事があった。これは私としては大きなマイナスポイントである。男はともかくぽちゃさんの麗しさがわかっていない人間は脳に欠陥があると判断するしかない。だが知事としては困難にめげず良く立ち向かい闘っていた。これは評価の対象である。どうでもいいが知事のTwitterのハンドルはhigashitiji(東知事)である。知事を辞めた後はどうするのだろう?ここら辺はちょっと失敗と言えるだろう。 退任の理由としては「県知事としての限界を感じた。この国の在り方を根本的に変えないと地方の疲弊や閉塞感は是正出来ない」との事。今後は衆参議員への転身か、同じく知事職ではあるが社会的影響力の強い東京都知事選(来春予定)に立候補するものと見られている。 県知事としての限界を感じたというのは実感であり建前だろう。最初から宮崎県知事という職は自らの政治家人生のあくまで最初のステップとして捉えていた事は間違いあるまい。都知事選や国政議員への転身は県知事当選後から根強く噂されていた。しかしそれは別に悪い事でも何でもない。恐らく東国原知事は当初から県知事の限界を予測していたが、口蹄疫騒動等によって予測が確信へと変化したのだろう。 私にも「限界を感じた」という気持ちは良くわかる。いかに私がブログでぽっちゃりした女体の愛しさや艶やかさをアピールしたところで世間様のぽちゃさんに対する認識がどれだけ深まったかと言えば「あまり変わっていない」と言うのが実感だ。しかし努力不足もあった。宮崎県で言えば牛が問題となっていたのに私はそのネタを民主党叩きの材料としては使ったがぽちゃさんをアピールする材料としてはあまり使わなかった。 牛と言えば乳、乳と言えばぽちゃさんである。 「国産牛を守れ、民主党は何をやっているんだ、鳩山バーカ、小沢バーカ」ではなく「国産牛を守れ、そして同じように豊満な乳を持つぽちゃさんを私たち人類は守っていかねばならない」と言う風に、もう少し建設的な主張を発するべきだったのかも知れない。 例えば牛の飼育と言えば交配がつきものだ。我々もたくさんのぽちゃさんとより多くの交配に励み、繁栄していく豊かな未来を臭作、もとい、模索していくべきではなかろうかなどと世論をリードする努力を重ね続けていかない。限界を感じている暇はないはずだ。どげんかせんないかん。関西弁だとどないかせなあかん。標準語だとどうにかしなければいけない。 ぼーくがー やらなきゃー だーれーがーやーるー 正しくガンバロン'77、小さなスーパーマンである。偽善に満ちた歌詞だが言っている内容に間違いはない。東国原知事もそこまで頑張って頑張って頑張り抜いた果てに「限界がある」との結論に辿り着いたのだろうか。まあ、めちゃくちゃ頑張っていたような気もするけど。やっぱり民主党潰れろ。民主党を潰す、ぽちゃさんは守る。この原理原則を脳髄に叩き込み、実行に起こさなくてはならない。何だかいつも通りの結論な気もするが考えては負けだ。 東国原良くやった、後は任せろ。 精一杯やれるだけの事をやって次の世代に引き継ぐのが私たちの使命である。それが出来ないとどうかるかは北朝鮮を見ていればわかるだろう。私たちの大地を不毛な枯れた土塊(つちくれ)にしてはならない。 私たちは宮崎県に東国原という鶏みたいな顔の知事がいたことを忘れない。少なくとも横山ノックは越えた。次は西川きよし越えを狙うのだろう。 私も負けてはいられない。ぽちゃさんへの想いを形として、限界を感じたなどと弱気な事は言わずに明日に向かって生き抜きたい。明日の私に乾杯。
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