久喜工業高等学校野球部の失策
埼玉県の久喜工業高等学校野球部で、選手の背番号が成績順(内申+部活動への取り組み姿勢)で付けられている事態が九重、もとい発覚(八角)したという。
この教育熱心な監督さんは監督就任した七年前も学業で赤点を取ったボインもとい部員に赤色の帽子を被らせ練習に参加させるなど、いささかチョッピリ教育熱心にも度が過ぎる先生だったようだ。例えば女子ソフトボール部で体重の大きい順番(つまりかわいい順番である)に背番号を付けたらどうなるか。恐らく父兄会を巻き込んで吊し上げに遭うに違いない。
(どうでもいいが久喜工業高校のサイトを見てみたら変なアドオンをインストールされ、動きの妙にゆったりしたHPになったのだが普通にHTMLで記述するだけでは良かったのではなかろうか。余計なお世話だが) 体重が多ければ多い程かわいいというのは私たちぽちゃさん愛好家にとっての真実である。しかしそれを背番号に反映させては学校教育という観点からすれば甚だ問題があると言わざるを得ない。 それでは乳の大きい順番に与えたらどうなるだろう?或いはバストサイズがそのまま背番号となったら。 「四番、キャッチャー、青木さん。背番号、K108」 恐らく監督は変態糞野郎のレッテルを貼られ、顧問や校長をも巻き込んだ引責問題へと発展するだろう。ぽちゃさんが大好きだという私たちの思考は尊重されるべきだし、乳の大小が私たち男どもを一喜一憂させるのも歴史的真実だ。乳、それは正に愛の暴力装置。ウェーバーさんもびっくりだ。だがそんな感情を部活動に持ち込んだら事態は最悪だ。懲戒処分は免れないだろう。背番号の授与とはそれ程までにデリケートな問題なのだ。 野球選手の背番号は普通に「お前はエースだから1、お前は正捕手だから2」とか、そんな付け方でよいのではないだろうか。と思ってよく読んでみたら、久喜工でも夏の甲子園予選大会などではそうした普通の背番号を付けさせていたという。主に新人大会などで成績順背番号を背負わせていたようである。 昔の学園漫画などだと壁に期末テストの全成績なんかが張り出されていて「生徒会長また496点で二位だったんだって。プライド高いから悔しくて仕方ないんだろうな」「シッ、噂をすれば会長様のお出ましだぜ」(面倒臭いので以下略)なんてお約束の展開が続いていくのだろうが個人情報保護が整備されつつある現代では成績が他者に漏れるなんて事はまずない。県立高校なら尚更だ。それが「石清水の奴ピッタリ十人しか部員がいないのに背番号10なんだってよ」「マジかよ、じゃ一番馬鹿って事なのか」「しかし石清水って練習は人一倍他のどの部員よりも熱心にやってるぞ。背番号は内申書と不断の練習態度も加味して決められるんだろ?それで背番号10と言う事は...」「シッ、石清水が来たぞ。黙っていてやれ」なんて他校の人間にもばれてしまうような展開になったら悲惨過ぎる。 人は脆く、傷付きやすい。 今回は幸い愛らしいぽちゃさんではなく男の野球部員だったから良かったが、人の心を抉るような事をやってはいけない。監督は深く反省して欲しい。
|