真実の告白
ちょっと前に流行った香港人気俳優エディソン・チャン(陳冠希)の女優たちお相手にしての流出画像やYourFileHostのエロ動画を鑑賞していたりと無為な時間を過ごしたら夜になってしまった。 「おめーそんな人生で満足なのかよ。俺は悔いなく命を燃やしているとお天道様の下で胸を張って堂々と言えるのかよ」とか言うな。私だって人様に一々指摘されずともわかっているのである。それに今日はそれ以外にもInternet Archiveで1958年東宝映画作品の「マタンゴ」も観たのである。日本映画史上に残る特撮ホラー映画だ。エロ動画を見るだけが私ではないのだぞと大きな声で主張させて頂きたい。 見くびるな、なのだ。映画 = 芸術である。私という人間は芸術を愛する男なのだなあと認知してくれれば良いだろう。それでだいたい間違いないものと思われる。
もっとも観ているうちに途中で疲れてしまったので途中を飛ばして最初とクライマックスだけを観てしまったというのは内緒である。 だって何だか重苦しい雰囲気だったので見続けると精神的に疲れそうな感じだったんですもの。 済まない、本当の事を言おう。私はあまり普段映画を観ない男なので、気が乗らない時はこんな風に適当に鑑賞を切り上げてしまう事が多い人間なのだ。 オーウ、真実をカミングアウトしたら何だか気分がスッキリしたぜ。いくら芸術家のフリをしても本当は通常映画を観るという行為が日常生活に組み込まれていないのだから無理がくるものである。嘘を押し通しても疲れるだけだ。本当の事をカミングアウトすると色々と心が軽くなるものである。私は映画なんて普段見ない。はっきりと書いておこう。 カミングアウト。 元々欧米で自分がゲイである事を告白する場合に多く使われる言葉である。最近では用途が広がり、カツラ使用者であると告白したりプロレスラーが自分たちはシナリオのある演劇者であり格闘技はやっていないと告白したりと、様々な「真実の露呈」に対して使われるようになった。 最近の有名な例で言うと綾小路きみまろの「済みません噂通り私はヅラです」と衝撃の告白をしたケースが挙げられよう。もっとも誰も驚かなかった上に彼自身漫談のネタにしてしまったのでこの場合誰も損をしていない。ハッピーな告白と言えるだろう。 またカミングアウトとは意味が違うが、元大洋ホエールズの名遊撃手及び元横浜ベイスターズ迷監督である山下大輔氏のように若い頃はハゲを指摘されるのを酷く嫌っていたくせに、年を取るにつれ徐々に開き直ってきたのか気にしないようになってしまい、とうとう自らのハゲを選手や報道陣とコミュニケーションを取るための持ちネタにまで昇華させてしまった者もいる。別に前々からハゲを隠していたわけではないが、これは心のカミングアウトと言えるだろう。昔、野球解説者の身でありながらメジャーリーグ中継に登場する度に、7回恒例の「Take Me Out to the Ball Game(私を野球場へ連れて行って)」が流れ出すと一緒に歌っていた程の天然好人物である。有名企業の御曹司な上に一般入試で慶應義塾大学に進んだ球史に残る名遊撃手、おまけに自宅は渋谷の一等地で人柄がいいだとか、一つぐらい俺に分けてくれと懇願したくなるようなナイスマンなのだがそんな彼でも「ハゲに関する話題」はタブーだったわけである。現役時代アートネイチャーからのCMオファーをピシャリと断った事は有名だ(代わりに出演し宝田明と共演したのが衣笠祥雄である)。私だったら大金のテレビCMオファーが来たら本当は禿げていなくてもハゲのフリをして受諾するところだが。 山下はカミングアウトによって自ら課したタブーを乗り越えた。 淀川長治だって最後の最後にホモを告白したが別にそれで彼に対する一切の評価は貶められる事はない。 枷を脱ぎ捨て自由の身となる。これぞカミングアウトの効用と言えよう。 「肉娘が好きだ」 このブログを目にしている男性訪問者の諸君だってそう思っているはずだ。そうでなければこのブログに辿り着く可能性は極めて低い。しかしそれを日常生活でアピールしているか、秘めたる性癖として周囲に隠しているかが問題だ。 はっきり書こう。隠してはいけない。例えば私の職場の仲の良いおばちゃんパート同僚は、皆、私がぽっちゃり女性大好き少年である事を知っている。こうすると社内のぽっちゃり女性情報が入ってきたりするのだ。「あの子今フリーだから誘ってらっしゃい」などといった情報が入るのである。 「えっあの子人妻じゃないの?遠慮していたんだけど」 「バカね独身よ。いいから話し掛けてきなさい!」 なんて、知っておかねばならない情報が入手出来るわけである。まあもっともこの時はあっさり玉砕しましたがねハハハ。ドンマイ。 ではここでいくつか私の秘密をカミングアウトしておこう。本当の気持ちを示して真っさらな未来へと進撃したい者である。 *どちらかというとロリコンである *YESが好きだが名盤と呼ばれている「イエスソングス」の良さがあまりわからない *営業をサボって一日中マンガ喫茶で過ごした事がある *死刑制度はあっていいと思っている *メガドライバーを自認していたがドリームキャストには見向きもしなかった *オナラのつもりが実が出ちゃった事が過去何度かある こんなところかな? 本当はもっと重要な秘密がいくつもあるが誰が書くか。ここまでの文章を全否定する事になるが何でもかんでもカミングアウトすればいいというものでもないのである。 ここら辺は生きて行く上の大人の都合だと考えて頂ければ良いだろう。 そういうわけで今後とも「ある程度は」適度なカミングアウトを交え、人様のためになる素晴らしいブログワールドを構築していきたい。
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