最高なる運勢を選択したい
微妙にかったるい。でも休日だから何だか気が楽(ハイキングしてきて体はフラフラだけど)。あんまり面白い気分ではないけどまあいいか、という感じである。面白いことは何かないかしら。 おまけに横浜ベイスターズも広島東洋カープに有り得ない敗北を喫して最下位街道を熱烈驀進中であり、非常にここら辺は見ていてムカツクものがある。今日は勝ったようだけど(ハイキングしていたから見ていないのだ)。 とにかくつまらんとかムカツクなんていう日々は過ごしていて面白くない。 ここ最近失ってしまった「楽しい心」を取り戻したくて仕方がないのである。例えば今まで船場吉兆をよく利用していた関西のヤクザがチンピラを総動員して堺筋本町の本店に殴り込みをかけるなんて情報をキャッチしたら新幹線代を払ってでも見に行くだろう。私は気弱だがそういう騒動は嫌いではないのである。簡単に言うと野次馬根性旺盛というやつだ。ここは一つ、スカッと殴り込みをかける日雇いチンピラ連中と大阪府警の攻防戦を見物したく思う。
......まあ、これは冗談だとしても(半分以上本気だけど)、実際のところどうだろう。こないだも書いたけど、船場吉兆、幾ら何でも最低ではなかろうか。 貴方がこの店の利用者だとしたら、自分が贔屓にしていた料亭で残飯を食わされていたと知ったら実際どう思うだろうか。殴り込みは乱暴だとしても、郵便ポストに大量の人糞を詰め込まれるぐらいの悪戯を受ける程度の反撃なら罪には至らないのではなかろうか。 だって前の人の食い残しですぜ? 身も知らぬ男に性的開発を受けさんざん弄ばれた挙げ句捨てられてしまった毎夜股座を濡らして悶えるぽちゃさんというならば使い回しでも全然問題ないが、どこの誰かもわからない人物(おそらくはその大多数がジジイ)の唾や涎、歯クソが混入されている食材を何万円も払って食わされていたわけである。 しかも「こんな高級料亭を利用出来る身分になれたとは俺も勝ち組の一員だなフヒヒヒヒ」と、船場吉兆の暖簾を潜ることによって慎ましくささやかながらも己のプライドを充足させていたのに、今では「お前今まで船場吉兆で喜んでメシ食ってたの?ウワーッ、キショイ、キショイよお前。ヤバいよ、伝染病の診察でも受けて来いよ。近寄るなってマジで。エーンガチョ、指切らない!」なんて具合にいじめの対象になってしまったのだ。そんな辱めを受けてじっと堪え忍んでいられる程人類は穏やかな気性の生命体ではない。 勿論辱めが快感に繋がるケースもある。所謂露出狂なんて言う存在は、自らのだらしない裸体を見せ付けることによって興奮するのだろう。 ノーパン超ショートスカートにハイヒール、局部に異物を挿入したまま見られる&見られないのギリギリの所で鼻息を荒くしながら夜道を歩く肉娘がいたらかなり最高だ。そんな辱めなら素晴らしい。とは言ってもそんな尋常ならざる例外事項を挙げても仕方がないわけで、普通の人間は辱めを受けたら頭に来るものなのだ。 人間はそこまで大きな心を所有してはいない。 例えば本日私は家族及び親戚に付き合って鎌倉山-建長寺-鶴岡八幡宮までのハイキングという労働に参加したのだが、誰が悪いわけでもないが「何で俺がこんな山道を歩き続けなけりゃいけないんだチクショー、ゼエゼエ」と、思ったものである。こういう場合の「ふざけやがって」は誰に対してぶつければよいのだろうか。横浜ベイスターズの投手が打ち込まれるのは大矢監督か斉藤ピッチングコーチに怒りをぶつければよいだろう。しかしハイキングに誘ってくれた人に「ふざけんな」と怒るのもちょっとおかしい。それでも「何でこの俺が息切らしながら山道歩かねばならんのだクソー」とか、込み上げる怒りを抑えながら喘ぐのが人間なのだ。小さな生物なのだ。今日の私なのだ。 そう考えれば私が船場吉兆の常連だった場合、頭に血が上らないはずがないのだ。 「どこの料理屋でもやっていることですよ。私が勤めていたファミレスでもそういう話はよくありました」なんて掲示板で書いたりしている人もいるが、それはアンタがその程度の企業にしか勤めていない低流人間だから「よくある」なんて思っているだけで、通常ねーよとはっきり伝えたい。以前私はインチキ訪問販売系のブラック企業に間違えて転職してしまい数日でトンズラした経験があるが、そこの三十そこそこの支社長も「俺も以前は金貸しとかに勤めていたけど、この会社に入って初めて自分が社会人になれたと気付いたよ」としみじみ語っていたものだ。インチキ新興宗教の幹部のなり損ないクラスと同じで、自分のやっていることが社会的にまともだと信じているのである。 こんな若造に「いやそりゃ完全裏稼業の闇金融よりはまともな会社かも知れませんが、バックにヤーサンの影がチラチラ見えて危ない会社じゃないですか。お客さんならともかくアンタが一緒に騙されてどうするんですか。法律ギリギリアウトの綱渡りばっかりしているんだからいずれ上からアッサリ切り捨てられて路頭に迷いますよ」と、教えてあげる義務もない。私は速やかに退職したのだった。うん、私も人生色々と失敗を重ねてきたものだが、あれは本当に無駄な体験だったなあとしみじみ感じ入る次第である。あの馬鹿は今も元気なのだろうか、どうなっていても構わないけど。 さて人の悪口はこの辺にしておこう。 先日もうちの親に「他人の悪口を言っている時のお前は瞳が輝きすぎている。もう遅いかも知れないがそんな人生だと絶対後悔する事になるから程々にしておきなさい」と忠告を受けたのだ。心当たりがないわけでもないので言いつけは守っておこうかと思う。それでもやっぱり自分が船場吉兆の常連だったとしたら......やはり悪口をかまさないわけにはいかないのではなかろうか。そんな気がしてならないんだブラザー。 人生を好転させたい。 誰かを愛していさえいれば愚かな未来も薔薇色に輝くものと思うのだ。 誰を愛するのかって?君だよ君!心当たりのある人がいたら私ROUNDABOUTの心に楔を打ち込んで貰いたい。 あ、そんな事書いていたらヤッターマンの一時間スペシャルが始まるわ。じゃ、また! -一時間経過- ヤッターマン終わり。今日のみのもんた対ドロンボースペシャルは最高に面白かったぜ。みのもんたあんまり好きじゃないけどグレートだった。うけたぜ。 それじゃ本当に、じゃ!
使用画像:徳島新聞WEBより
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