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ぽちゃさん大好き星人の野望
ぽっちゃりさん大好き星人「ROUNDABOUT（らうんどあばうと）」が、日常生活やぽちゃさん出会いサイトで奮戦する日々を綴る。
2008年03月24日以前のブログ記事画像は削除しています（一部例外有り）。画像がなくて意味がわからない箇所は笑ってスルーして下さい。
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人類とぽちゃさんと宗教、そして切れ痔。

汚い話で申し訳ないが、先日お手洗いで気張っていたら大きな便すなわち大便に血が混じっていた。「ガビョーン」である。ここ数年で一番ゾッとした瞬間だった。しかし幸いお尻を拭く際に爪が肛門近くを引っ掻いてそこが切れてしまっただけであると判明した。凄く一安心である。

一説には「切れ痔」とも言われる大変格好の悪い状況とも考えられる（*）。自分が痔持ちだなんて、本当にかっこ悪いじゃありませんか。が、生命の危機よりは遙かにマシだ。そろそろ私も「変な病気＝死の危険」を恐れる年代に突入してしまった。正直私はまだまだ生きていたい。死にたくない。多くのぽちゃさんと知り合いたいという欲望に満ちている。
そんなわけで私は今日も無事に生きている。天に感謝したい。
信じるものは救われると言う。
Last Judgementなのだ。
だがしかしここで問題がある。ぶっちゃけ私はキリスト教徒ではない。典型的な無宗教に近い一般的日本人であり、日本古来の神道とチャンポンになった仏教を何となく基盤にしている。そんなわけでこういう時、何に、或いは誰に祈ればいいのか今一つわからない。
まあ一応浄土真宗の家系なのだが、葬式の時ぐらいしかそれを意識せずに生きているわけだ。ちなみに浄土真宗は結構ドライな概念の宗派であり、例えば「草葉の陰」「冥福を祈る」と言った言葉を使わない。「死後の世界」も語られない。
（浄土真宗にも様々な派があり、解釈はそれぞれまた違うのだけど）
軽く説明しよう。取り敢えずうちの浄土真宗では、例えば、故人は草葉の陰で喜んだり悲しんだりしない。
「死んだ後に感情があるわけないじゃん。もし仮に何らかの形で死後の世界があったとしても今生きている俺たちにわかるわけないじゃん」というのが浄土真宗における基本的スタンスである。故人は故人であり、死は死なので、世に多々有る一神教のように偉い人が死んだ後神様に選ばれて極楽（天国）に行けるのかというとそんな教えは一切ない。だから葬式も「死者をあの世に送るための儀式」ではなく、「この世からいなくなってしまった死者とお別れをする、私たち今生きている人間が心の整理を付けるための儀式」である。
故人の意思や生前の行動は私たちの心の中に残る。因果により影響される。それが「いつまでもあの人は私の心の中に生き続ける」という意味となる。今生きている人のための教え、という側面が非常に強調されている宗教と言える。「霊界」とか出て来ないのだ。
絶対的な神様が超人的な力を発揮して人類を終末から救うとか、そういう類のお話は存在しない。ある意味物語性の薄い宗教だ。開祖である親鸞自身に開宗の意思がなかった事も要因だろう（なので、親鸞自身も特に奉られてはいない。彼は救世主でも預言者でもなく、単にお坊さんである。浄土真宗の確立は親鸞の死後になって行われた）。
そんなわけで血便が出て大病を覚悟した時、「私をお救い下さい」とお祈りしても誰かが救ってくれるわけではないという事である。実に現実的だ。その意味ではうちの宗派はあんまり「神の奇跡」とかは期待出来ない。
ぽちゃさんと出会いたい、と懇願して祈りを捧げても「自分で何とかするしかない」わけである。都合の良い宣教師が現れて「ウチノ神サマヲ信ジレバアナタハ今スグニ幸セニナリマース」なんて話にはならないのである。そこまで行ってしまったらもうそれは浄土真宗ではなく別の宗教だ。NHKの放送中に金鳥とかマルチャンのコマーシャルが流れたらそれはNHKとは言えないでしょう？もっとも入信するとぽちゃさんの彼女が本当にたくさん出来る宗教とかが存在するのなら今すぐに改宗する事もやぶさかではないが。とにかく浄土真宗というのはそういう仏教なのである。
ま、私は宗教学者でも何でもないのでどこかで大いに解釈が間違っているのかも知れませんがね。
それでも「入信しても特に幸福を約束してくれない教え」である事は間違いないだろう。
入信しないと天国に行けなかったり地獄に堕ちるわけでもないのだ。
この辺はある意味大人の宗教である。別にオウム真理教その他の宗教に見られるような、情報弱者を取り込むために捏造された荒唐無稽な神話の類を無理矢理信じる必要もない。だがそれ故に「困った時の神頼み」とも無縁の教えなので（頼る対象がそもそも存在しない）、年がら年中困っている私のような人間からすると頼りない宗教とも言えるわけだ。
ぽちゃさんとの出会いに有利な教えは存在しないのだろうか。
世界三大宗教というとキリスト教、イスラム教、仏教だが、調べたわけではないがどう考えてもこの中に豊満を尊ぶ教えが存在するとも思えない。ヒンドゥー教や道教と言った他の教えに目を向けても同様だろう。（宗教とはまた違うが）ポリネシア諸島では太った人間が美しいとされるが、どちらかというと「貧乏人は痩せているが裕福な金持ちは太っているから太っている方がいい」という即物的な感覚から生まれた概念らしい。ぽちゃさんそのものが称えられているわけではなく、金持ちが称えられているに過ぎぬとも考えられる。勿論最終的にぽちゃさんを敬愛するという真理に到達しているのでまるで完全に間違った概念だとは言えないが、愛より金が優先されている気もする。ぽちゃさんへの美しい想いを至高とする私とすれば結果はともかく方法論に意見の相違を唱えたい。もっとストレートにぽちゃさんは愛されるものだと思う。
ところで三大宗教の他に大きな宗教というとヒンドゥー教、道教、ユダヤ教といった所が思い浮かぶが、かつてこの地球にはそれらよりも世界中に広まっていたマニ教という宗教が存在した。西暦200年代中盤頃に開祖のマニさんが自力で広めた宗教で、善と悪の二元論を基に、ペルシアを中心にスペインから中国までのユーラシア大陸全土と北アフリカの一部まで広まった。しかし各地で大きく変質し（ヨーロッパではキリスト教の、中国では仏教の影響を受けるなど、基盤がかなりあやふやな所がある）、強固に統一された群を作れなかった事もありこの世から消え去ってしまった宗教である。また敵対存在を明確に記しているため、反体制的、排他的な側面があったとも伝えられる。日和見なくせに反権力的では弾圧、失墜も致し方ない事態と考えられよう（各地で邪教、魔教として扱われた歴史がある）。
簡単に書くと「この世には光と闇が共存していたが、闇が光を浸食して世界は汚された。人間は心に光の属性を持つが肉体は闇の属性であり、人の心を完全なる光の世界に解き放つために綴られた教え」という話である。そのためやけに戒めが多く、肉は悪なので菜食主義が善とされたようだ。更に「結婚及び性交は子孫を作るが、子孫を作るという事は悪しき存在である肉体がこの世に増える事と同意」なので推奨されず、人は禁欲せねばならない」というある意味悪魔のような宗教だった。
この教えをそのまま受け取るとぽちゃさんは悪の象徴でありえっちも最低の行為とされる。だいたい子供を作る事が悪の意味を持つと言うのが凄い。その意味ではマニ教はこの地球上から15世紀前後までに滅びたわけで、彼らは全員望み通り闇（肉体）の支配を受けぬ光（心）の国に旅立っていったのかも知れない。ま、浄土真宗的にはこの世から消えて、光でも闇でもなく無の世界（或いは混沌の世界かも知れない）に去っていっただけの話だが。
ただ一つ言えるのはマニ教の価値観では私の大好きなぽちゃさんやえっちは許されないものであり、その意味では多少頼りなくても浄土真宗の家系で良かったと感じる次第である。
しかし浄土真宗にぽちゃさんを崇め立てる教えが内包されているのかというと恐らくは全く無いはずで、その意味では完璧な教えとは言えない可能性もある。
私が悟りを開いてぽちゃさんを最上位に置く新たなる教え即ち新興宗教の開祖となるのもいいかも知れない。
宗教法人を作ると税金も優遇される、成功すれば金銭的にもハイリターンだ。
しかしそんな理由で一々先祖代々信仰してきた浄土真宗を捨て改宗するというのも阿呆な話な気もする。やはりここは浄土真宗の教えに従いながらぽちゃさんも愛すという線が無難なのだろう。そこまで熱心な信者でも何でもないが。
だが既存の宗教はぽちゃさんを守ってくれないし、逆にぽちゃさんを忌避する宗教はかつて存在したという事実は注目せざるを得ない。信仰がぽちゃさんを滅ぼすかも知れないという事だ。
誰かがこの愛すべき豊満世界を守り続けねばならない。
そのための教えが存在しない現世は、不幸という歴史の最中に有るのかも知れない。
西暦2008年。人類は未だ、真実の教えに到達していないに違いない。そんな気がする今日この頃なのである。
まあ、これ以上勢いだけで長い文章を書くのも非常に疲れるのでこの辺にしよう。
今日の教訓は「皆様もトイレでお尻を拭く時は注意が必要だ。切れ痔は痛いぞ」という事だ。気を付けよ。それじゃ！

（*）-幸い治った。トイレに入る度に痛かったので大変助かった気分で一杯である。

参考リンク：どっこい生きてた（？）中国のマニ教
無許可で勝手にリンクしたけど、面白いから是非読もう！
と思ったら、このリンク先の文を書いた吉田一郎（ヤジ研）て人は、私のブログで二年前からこれまた勝手にリンクさせ続けてて頂いている世界飛び地領土研究会の著者でもあった（右カラム"フリーエリア"参照）。道理で文が面白いわけだ。

＜唐突だけど前回のブログの追加＞
27は素晴らしい。大洋のエース平松も背番号27だった。
という文章を書いたのにここだけアップし忘れたのでここに記す次第である。

【2008/09/21 23:43】 | 雑記 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |


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