Oh! ノーベル、ダイナマイッ!
フームフム、ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎、小林誠、益川敏英のお三方は理論を学会に発表してから35年以上経っているという。正しい概念であれば時間が掛かってでも評価は受けられるという話である。めでたいめでたい。
勿論当然の事ながら私の脳細胞では「カイラル対称性の自発的破れ」とか言われてもそれが何を示しているのか全く理解出来ないわけで、心の底から「南部先生は素晴らしいお方だ」などと褒め称える事には無理がある。そもそも「量子色力学」とは何の学問なのだろうか。物質の重量の大半が対称性の自発的破れによりもたらされている、と説明されても実によくわからない。例えば、ぽちゃさんは対称性の自発的破れが他者より盛んだからよりぽっちゃりしているのだろうか?
「ちげーよ、バカ」とか言われてもどう違うのか全くわからない。だいたい他人の事をバカバカいうのならまずお前がバカにもわかるよう懇切丁寧に噛み砕いて伝えて見ろ、バーカと逆ギレさせて頂きたい。人間自分に理解出来ない現象があると認めたくないものだ。 しかしこれが難しい。「小林・益川理論」によると6種類のクォークを想定すればCP対称性の破れが説明出来ると結論付けたそうだが、CP対称性とは何か、という問題に突き当たる。CP対称性の破れにより物質の対となるべき存在である反物質がこの宇宙に殆ど存在しない(或いは観測されない)理由が説明出来るのだと言う。 グレート。 俺たちは良く頑張った、もうこれ以上戦い続ける事はないんだパトラッシュ。木刀一本持って38度線を突破するぐらい無理がある。考えても無駄な事、理解不可能な事を無理に続ける必要はないのでは無かろうか?そんな気がする今日この頃である。 一つだけわかった事は、どうも今回のノーベル物理学賞は私たちの研究する「ぽちゃさんの真実」への到達とは無縁の理論であるだろうと言う現実である。残念ながらこの辺間違いなさそうだ。 だがしかし、佐藤栄作や大江健三郎ですら受賞出来るノーベル賞である。大した事ないんじゃないか、等と罰当たりな事を考えてしまい、ちゃんと調べてみようと思ってネットに繋いでみたらこの文章を書いている途中、つい数分前、19時ちょっと前に下村脩氏のノーベル化学賞受賞も決定したという。日本人16人目だそうだ。そんな人知らんけど。でも南部さんと同じで今はアメリカに帰化しているんですって、じゃ日本人じゃないじゃん。私はそういう細かい事が気になる男でもある。 まあいいだろう、他人の栄光にケチをつけるのは良くない。でもエガス・モニスなんかロボトミー手術という極悪非道なシステムの開発によってノーベル賞受賞をしている。1994年のアラファト&シモン&ラビンとか、2000年の金大中とか、明らかにおかしいだろう。やっぱりノーベル賞とは一部妙なところもある賞だと認識した方が良さそうだ。 選考基準が曖昧な上に「ぽちゃさんの美学」と追求するにも不十分な研究が多い。その辺私の中でノーベル賞がもう一つ評価されない理由と言える。敢えて言うと2004年に平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんがかわいらしいぽっちゃり貴婦人である事ぐらいだろうか(といってももう70歳ぐらいなんだけど)。 私も物理だ化学だ平和だのと肩を怒らせずとも自分なりの方法で地球未来を模索していきたい。ノーベル賞とは無縁だろうが、ぽっちゃり平和賞日本人部門ぐらいなら目指せるかも知れない。少なくとも佐藤栄作の平和賞よりは納得出来るだろう。 適当に、しかし確実に、基盤を固めていきたいものだ。
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