本当は何もわかっていないのだが円高を語ってみよう
ちょっと数日間ニュースから目を離している隙に円高が進み1ドル90円台に突入してしまったのである。
株価の下落率もただ事ではないレベルにまで陥っている。日本のピンチなのだ。マレンコ兄弟からレの字を取ったぐらい危ない。熊本弁で言うと「危なか」。 浮気で言うと携帯電話に送られてきたラブメールを消し忘れて奥さんに見られてしまった段階だろうか。
しかしながら、輸出主体の企業は大変だろうが、基本的に円が強い状況とは日本の貨幣が世界中の投資家から信頼されているから起こるわけであり、経済的なビッグチャンスともいえる。ビッグオッパイではない。ビッグチャンスである。 アメリカ経済が落ち込んだから代わりに韓国やロシア、中国辺りに投資先が変わるのかというとやはりそんな事はない。EUは?EUもアメリカと一緒にもがいている。そうなると何故世界の市場が日本円というブランドを重視し買ってくれているのかと我々は真剣に考えねばなるまい。 不況になるとガリガリに痩せ細った子はますます見た目が貧相になっていくがぽちゃさんは優雅に見える。つまり日本は経済的ぽっちゃりさんにならねばならない。明晰な人間ならばそんな真実に辿り着くはずである。アメリカなんか株とドルの両方が暴落しているのだ。踏んだり蹴ったりとはこの事である。 円高になると危機感を覚える人も多いがこれだけの経済大国にまで成長しても円安を通常の状況と考える今までの概念の方がおかしかったのかも知れない。 戦後60年、アメリカさんには散々お世話になったがここいらで見捨てて経済的に完全に独立する好機なのではなかろうか。即ち真・経済大国日本の樹立である。日本もぽちゃさんも世界文明のスタンダード目指して苦境を乗り越えるべきだろう。 ここで「世界標準はいいが、そうなるとぽちゃさんの貴重性が失われるのではなかろうか」などと、とんちんかんな心配をし出す方々もおられるかも知れない。あえて言おう、「お前はアホか」と。 限られた世界の住人だけが幸せになるシステムよりも、みんなが一緒に幸せになれるシステムの方が優れているに決まっているではないか。 これがダイヤモンドや金(GOLD)なら確かに大量流通により価値が下がる事もあるだろう。しかしぽちゃさんはモノではない。いればいるほどいいのである。 また別の例を挙げよう。人間の生命活動に酸素は欠かせないが、地球上の大気全ての成分が酸素のみで構成されてしまったら人類はおろか地球上の生命体は絶滅する。行き過ぎた独占は不幸を生み出すものだ。しかしぽちゃさんは違う。世界の女性全員が今すぐぽちゃさんになったとして誰が何の不利益を被るものか。それどころか世界が幸福に包まれるだけではないか。つまりこれが「愛」の偉大な部分なのだ。世の中カネが全てではないという事である。アンダスタン?わかればよろしい。 わからない? うん、いちいちこれ以上の説明はしない。私はあなた方のお母さんではないのだ。取り敢えず、愚者は資本主義に搾取されるだけである。もう少し柔軟な脳構造を持たないとこの先大変だぞとだけ忠告しておこう。 さてその資本主義だが、残念な事にはこのシステムは不平等を前提に構築されているのでどうしても搾取する側とされる側に色分けされてしまう。だからここは一つここまで世界の富と権力を独り占めしていたアメリカに没落してもらい、その分日本が栄えれば良いと思うわけである。まあ別にその役割は中国でも台湾でもインドでもイスラエルでも本来どこでもいいのだが、何せ私は日本に土着する日本人である。私の幸せのためにも日本の景気が上昇するのが一番いい。ゆえに日本の景気回復を最優先事項としたい。 ここで一消費者として期待したいのはやはり円高還元、平たく言うと輸入消費物の値下げである。日本は輸入大国なのだから、絶対に今回の円高による経済効果は高いはずなのだ。 もし今回の円高が還元作用をもたらさないとしたら、我々一市民からしてみれば全く生活上のメリットがない。簡単に言うと「安く輸入するが値下げはしない状況」を許してはいけないという話だ。それだと会社は儲かるが一般市民にメリットはない。企業だけ裕福になってそこで働く人々は貧乏なままという、搾取社会の縮図が鮮明になるだけというパターンが最悪のシナリオだ。世の中の女性全員がぽちゃさんになっても自分に恋人が出来なければ意味がないように、円高で儲ける人々がその差分を自分たちで独り占めしようなどと考え出したら全く円高によるメリットは存在しなくなってしまう。 せっかく青木りんがAVに転向したのにメーカーがつまらない作品ばかりリリースし続けたら誰も得をしないではないか。AVビデオ会社のS-1は青木りんで結構な儲けを出した。しかし之ではつまらない作品を延々と見続けさせられたファンの立場がない。結局ファンはビデオ購入を止めてしまい、ビデオ会社も減益となる。 逆に素晴らしい内容の作品を作り続ければいつまでもファンの購買意欲は衰えず、従ってビデオ会社も儲かり続ける事となる。こういうのを効果のある経済的作用という。 一部の人間が喜ぶだけの円高で終わったら駄目なのだ。 ぽちゃさんと同じだ。大勢の人々を幸福に導くとの意志がなければチャンスはチャンスにならない。意志は力だ。これを持たない人間社会では円高を円高不況と嘆くだけの結果に終わるしぽちゃさんが大半を占める理想的なユートピア社会も訪れない。 女体も経済も豊かなる未来のために、私たちは立ち上がらねばならない。 なぁ、君。そうは思わないかね?
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