やっぱり日本シリーズは一位対決じゃないとな!
巨人がクライマックス・シリーズに勝利したので今年の日本シリーズは巨人-西武というリーグ優勝チーム同士の対決となった。 これが今回それぞれ勝利したのが中日と日本ハムだったとしたら3位同士の日本シリーズという最悪な展開となっていたわけで、野球ファンとして大変ホッとしている。 はっきりいって、優勝チーム以外が出場しちゃう日本シリーズなんて糞である。うんこである。汚らしい排泄固形物なのだ。
各リーグ2位と3位が対決し、その勝者がリーグ優勝チームとプレーオフを行うというのがクライマックス・シリーズなのだが、全くよくぞここまで愚かな仕組みを考え付くものだ。じゃ4月から144試合かけて行われてきたペナントレースって何なんだよと言う事になってしまう。たまに勝率五割に達しない球団がAクラスに入ってしまう事があるが、このシステムだと「勝率五割に満たない3位チーム同士の日本シリーズ」が実際に行われてしまう可能性だってある。 客が入るからクライマックス・シリーズを行うのである。しかしそこにスポーツの公平性はない。亀田や西岡というインチキっぽい世界王者が生まれたボクシング界もそうだが、いくらプロスポーツだからと言って行き過ぎた興業性の追求は己の首を絞める事となる。人は皆理不尽な現実と戦い続けているのだ。スポーツという娯楽を見ているのに都合のいい見え透いた茶番を見せられ続ければファンは離れて行く。思うに日本プロ野球の関係者はバカばっかりなのかも知れない。大矢続投の横浜ベイスターズを見てもそれは証明されている。おかしな世界は存在する。 こういう理不尽なる海を慈しみ癒すためにはますますぽちゃさん各位の自覚が求められる。この世に生まれ出でた意味を深く噛み締め、役割を認識し日大講堂いや違った行動する事こそが人間の在るべき姿なのではなかろうか。 ぽちゃさんは愛される存在だがただ愛される自分に満足しているだけだったらそんなのは動物園のパンダにだって出来る。 リーグ優勝だけに満足せずにクライマックスシリーズを勝ち抜いた両チームには心よりおめでとうと伝えたい。ぽちゃさんもこれを見習ってますます愛くるしさに磨きをかけて頂きたいものだ。 天龍源一郎並びに阿修羅・原の龍原砲も受け身の美学に突進性の攻撃を両立させて超一流のタッグチームとなった。恐竜もジュラ紀を乗り越え白亜紀で真の栄光を勝ち取った。ロシア人は北方領土に居座って「ここはもう俺たちの土地だ」と言い張っているし(日本のままであれば繁栄出来たものを)、1860年にイタリア王国に編入されて以来シチリア島出身者は時間をかけ強力なネットワークを世界中に広げ、もはやちょっとやそっとでは崩れようのない盤石な犯罪組織を世界に根付かせた。 つまり良いにしろ悪いにしろ継続は力なりなのである。私たちぽっちゃりマニアがぽちゃさんを褒め称えるだけでなく、ぽちゃさんそのものも自己啓発によって地位を高めるべきではなかろうか。何だかそんな事を考えた次第であるよママン。 さて星野のオッサンが本当はやりたくてやりたくて堪らないくせに巨人の監督を諦めた時と同じように世論にビクビク怯えWBC代表監督を固辞すると発表し、ひとまずは野球界も一安心である(*)。この順風をうまく見方にして巨人と西武には迫力ある日本シリーズを私たち野球ファンに見せつけて欲しい。 それが叶わないのならせめて2005年の日本シリーズ(伝説の阪神対千葉ロッテ)ぐらいスーパーバカなエンターテイメントを見せ付けて欲しいものだ。あの時もペナント2位のロッテがパ・リーグの「優勝チーム」扱いとなってしまい半ば白けた気持ちで見ていたものだが、あまりに面白過ぎる日本シリーズの展開にバカ負けしてしまい、結局心から楽しめた。まさに公開処刑。あそこまでボロ負けを喫すると阪神ファンもそんなに悔しくはないのではなかろうか。そんな気がするシリーズだった。それにダイエーとのプレーオフで必死で一塁に駆け込み、優勝の瞬間三塁を守っていた初芝もカッコ良かったよ。うん。 しかし出来ればそういう面白い事は面白いが阿呆過ぎる試合展開より、巨人と西武が1983年に繰り広げたような、正統的な力と力の真っ向勝負を見せ付けて貰いたいものだ。ああいう戦いをプロ野球という。あれから25年経ったが、私は今でもそう思うんだ。 残念ながら私は横浜ベイスターズファンなので自分が応援している球団がそのような感動と興奮をもたらしてくれる可能性はサントメ・プリンシペいや違った今後(コンゴ...スミマセン)も極めて低いものと考えている。でもいいのだ。プロ野球が好きだから。 なので、両チームには期待している。いやマジで。 全世界のぽちゃさんに「私も頑張らなくっちゃ」と思わせる熱戦を待ち望む私なのだ。プロ野球には、そういう力があるのだと信じている。
(*)-星野の野郎が監督を降りた事は大変めでたいお話なのだが、何故この時期に「原監督で決定」なのだろうか。まだ日本シリーズも終わっていないのに。恐らく「自分が駄目なのならNHKで後輩としてかわいがった原にしたい」という星野の意見が通ったからに違いない。こういう政治的な流れが透けて見えてしまうのが今の日本プロ野球界のイヤな所である。
|