千と千尋の神隠しからハウルの動く城へ
こないだの続きだけど、「千と千尋の神隠し」をまたまた繰り返して観た。私はハマるとそればっかりになるタイプなのだ。従って今更5年以上前のヒット作品の虜に私がなっていたとしても仕方がないだろうと主張したく思う。 面白い。すんげーおもしれー。こないだのブログ記事だと面白がっているのかそうでないのかまるでわかんない部分もあるだろうが、基本的にメチャクチャ面白い。何回リピートしてみても粗が出ずに、どんどん引き込まれていくというのもいいですな。 みっちりと考えて作られた世界観なんだけど、必要以上に説明していないところがまたいい。 この間も書いけど、「超大作」の看板を掲げた映画やアニメのコケるパターンとして、「こんな演出もあります。こんな謎もあります。凄い作品ですよぉ」っていうのを前面に強調し過ぎるケースがある。 設定を作って作品を作っちゃった気分になっちゃうという、よくある状況だ。大体てめえで作って置いて何が「謎」だ、なんて思ってしまう。いうまでもなく設定っていうのは舞台設定の事であり、物語を作るための支えとはなっても物語そのものではない。まあ昔、漫画家の士郎正宗が作ったように「徹底して練り上げた設定を提示する事を主目的とした作品」という例外もあるけど、大概の場合設定はただの設定に過ぎない。大事だけど、物語そのものじゃない。
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