ノーベル賞の軌跡
鈴木みのるとアポロ菅原の19年前の不穏試合に関するブログ記事(もう少しロマンチックなブログにして欲しいと要望を受けたでござる)を書いていたら日本人二名(鈴木章氏、根岸英一氏)がノーベル化学賞(鈴木章氏、根岸英一氏)を獲得していた。他にもの医学生理学賞の山中伸弥京都大学教授とややどうでもいい文学賞の村上春樹が候補に挙がっていたが残念ながら山中氏は受賞を逃した。村上はまだ知らん。いずれにしても日本人の優秀さを示す素晴らしいニュースである。
ただノーベル賞というのは若干「過去の功績に与えられる賞」という性格を持つ。例外は平和賞と文学賞と言ったところだろうか。いずれも若干どうでもいいノーベル賞だ。ノーベル賞は多くの場合において過去の業績に与えられた功績であり、これからの日本の躍進を意味するものではない。また、後の世から考えれば絶対受賞されるべき人が不当な評価で逃していたり、基本的に生きている人にしか与えられないという性質から偉大な功績を残した故人に与えられていなかったり、ロボトミーという二十世紀最大の過ちと言える手術法を開発したエガス・モニスに賞が与えられていたり、北里柴三郎が「有色人種だから」と言う理由で第一回で受賞を逃していたり(あくまで噂だが)等と、色々と問題も抱えている事は事実である。
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