九百万ドルでいいのだ
金がないのである。これは由々しき事態と言える。ぽちゃさんとの愛を如何に美しく語ろうとも、「それはそうとお金がありません」と結んでしまえば心からの言葉も台無しになってしまう。
「いったん仕事に着手したら、目標とするすべてが得られるまで手を離すな。それはそうとお金が欲しい」これはシェイクスピアの名言だが、最後に一行付け足すと全てが台無しだ。 「誰よりも自分が自分自身に期待しています。自信がなければこの場にはいません。プレッシャーがかかる選手であることが誇りです。それはそうともっともっと年俸が欲しいですね」これはシアトル・マリナーズに入団した時のイチローの台詞だが(注:ちょっと嘘入ってます)、確かに当時のイチローは三年十八億円の契約だった。それでも十分な金額な気もするが、オリックス時代から多額の給料を得、十年後の現在、五年九千万ドルの大型契約を後に果たす事となる大金持ちのイチローとしては、十八億ぽっちじゃとても足りなかったと言う事なのだろう。もっとお金が欲しい。これはシェイクスピアもイチローも同じ想いであった事に違いあるまい。
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