エコカー補助金受け付け終了ナリ
つい数日前までテレビコマーシャルでエコカー補助エコカー補助と煽り叫びまくっていたくせに、「金が足りなくなったから」という理由により九月末予定だった補助締め切り期日は前倒しで打ち切られ、九月七日申請分は支給するが八日分は不透明、との話である。
間に合わなかった人はどういう気分なのだろうか。一日の遅れで車代金が五万円から二十五万も違ってしまうなんて全くもって極端と言うか理不尽な話だとしか言い様がない。 個人的にはあまり恒久的でない駆け込み需要に期待するだけの経済産業省のやり方には納得行かない。補助期間中は限られた車種のみが人気となるし、補助機関が過ぎてしまえば祭りの後の静けさとやらで、大きく販売が落ち込む事は確実だからだ。
「目先の、限られた人だけが」得をするシステムは後に何も残さない。 高速道路にしても「ETC持ってる奴だけが割引ね」と言った旧来の方策には強く疑問を感じるし、「高速道路は無料化しますよ」と断言していたくせに「やっぱりしません。代案もありません」なんて具合に嘘ばっか吐いて選挙という名の内ゲバに必死な民主党にも憤りを感じる。鳩山によると菅直人は私に嘘を吐いたとの事だがお前は全国民にどれだけの嘘を吐いたって言うんだ。早く去ねよと進言申し上げたい。馬鹿で犯罪者の分際で生意気なのだ。だいたい首相経験者は引退するべきなんだろ、おっさん? それでも鳩山はともかく夏商戦においては各自動車会社も大幅に売り上げをアップしたわけで、今後はメーカーの企業努力がより一層必要となってくる。 ホンダは本命エコカー、フィットハイブリッド(HV)を秋商戦に投入する。ラー・カイラムのブライト艦長も本命の核ミサイルを最後に射出したが似たようなものだ。エコカー需要の見込める夏ではなく、需要後の秋にタマを隠していた格好だ。夏休みに彼氏を見付けられずに焦っているぽっちゃり女学生に狙いを定めるハイエナ戦法のようなものだろうか。「いやそれは全然違うだろ」と言う声も聞こえてくる気もするが気にしない。ブログのコツは自分の意見を強引にでも推し進めるところにある。OK? それにエコカー補助というのは「車を買いたいけど踏ん切りが付かないアナタ、補助してあげますから清水の舞台を飛び降りたつもりでお買い上げ下さいな」と言う内容だ。「俺は補助がおりようがおりまいがフィットHVが欲しいんだ!」と言うユーザーもいるだろう。フィットはそれぐらいの人気はある車種だ。日産も新型マーチの販売(既にエコカー補助期間中に発売開始されていたが)でこの秋を乗り切ろうと必死である。 自動車業界を応援するつもりの経産省の策である今回のエコカー補助金だが、メーカー側からすれば逆に待ったなしの正念場を迎えてしまったようにも見受けられる。ただエコカー減税はまだ続くそうだから、エコカーに対する需要が今後も伸び続けていく事は間違いない。日産シーマが年産三百台にも届かず生産終了してしまう世の中である(最初聞いた時は驚いた。あのシーマがそんな事になっていたとは)。高級とエコの二極化が進んでいく事になるのだろうが、圧倒的に売れるのは後者であろう。 私たち庶民も、エコカーを手に入れる事によって浮く諸経費を食費に回し、たくさん栄養のある食生活を重ねて女性の肥大化を推し進めたい。エコカーを買えば少なくとも再来年までは減税で負担が軽くなるし、ガソリン代も今まで一回三千円だったところが二千五百円になるくらいの効率化が図れる。月に一度のバーグを二度、三度に増やす事も可能なのではあるまいか?バーグのカレーは通常タイプでもひと皿二千キロカロリーは下らない勢いだから、それだけでも増量の手助けになる。効果的に彼女の体重を増やしたい私たち愛好家にとっても大変な手助けになるわけだ。そう考えると、政府には恒久的なエコカー補助及び減税を継続してもらいたくもある。 さてそんなエコカーだが、気になるのは日産リーフだろうか。日産(ルノー)の技術力ではハイブリッドカーが作れない、と言う現実を、逆転の発想で、「じゃもうガソリン捨てて電気に特化しようぜ」と言う開き直りに満ちた解決方法で実用化に漕ぎ着けた一品である。ぶっちゃけ最初のリーフはバッテリー効率も今一そうだし何より四百万円に達しようかという価格も高すぎるなど、大ヒット作にはならない臭いが漂っているわけだが、電気だけで動くのだからエコもエコ、大エコである。今回は駄目でもいずれシリーズ化した暁には低価格、高速充電が可能となっているかも知れない。個人的に友達が日産のディーラーでそこ以外から車を購入する予定がないので何とか日産発のナイス自動車が出て来てはくれないだろうかと願っている。 女性は大型化、車は小型化。この辺が二十一世紀序盤も抜け出そうとしている私たち社会の目指すべき道ではなかろうか。
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