寄付のお話
7&i(セブンアンドアイ)ホールディングスの創業者である伊藤雅俊名誉会長の一族がポンと七十億円を寄付した。寄付した先は7&iグループである。「従業員の研修センターを作って欲しい」との事。えーとそれ、普通寄付って言わねーよおっさん。
しかしまあ創業者でもないくせに創業者みたいな面して偉そうに振る舞っている鈴木敏文現会長よりはまだましだろうか。金の亡者は地獄に堕ちるが伊藤会長には良心があったと言う事だろう。まあ良心も糞も、財産を会社名義に移し替えただけとの気もするが...だいたい研修所あるじゃん、今。
そんなもの誰も喜ばないから本気で社員のためを思うと言うのなら契約社員を正社員にするとか長年こき使うだけこき使っているアルバイトを昇格させるとかした方がしろと言いたい。人間を消費するシステムを構築した会社が寄付だ何の、ふざけるなと言う話だ(もっとも従来からあった社畜システムをバイト・パート使い捨てシステムに作り替えて完成させたのは鈴木体制なので個人的にはやはり伊藤よりこっちにくたばって欲しい。何でここまで攻撃的なのかと言うと私も個人的に7&iに含みを持っている人間だからなのだがそれはまた別の話なのでここではさて置こう)。 本当に善意の寄付と言うのなら福祉施設かチリ鉱山にでも送れば良い。本来の寄付(寄附)の意味はWikipediaによると"寄付とは、金銭や財産などを公共事業、公益・福祉・宗教施設などへ無償で提供すること。"とある。広義でも「自分の会社にお金を回す事」は寄附とは言わないはずだとやはり思うのだが、どうか。あとは有能だがお金に恵まれないブロガーに援助すると言う行為も六会いや違った善行と言えよう。ズバリ私の事だ。 ところでチリ鉱山落盤事故と言えば「彼らは無事救出されたとしても閉山は間違いないので職を失う事になる。かわいそうに、大変だ」なるマスコミ論調がチラホラ見受けられるが命の有無以上に大変な事があるか。どうも世の道理の優先順位がわからない人間がいるようだ。 伊藤会長も一から会社を興した叩き上げの苦労人だけあってただの成り上がりの鈴木とはだいぶ人間の器に大小の差がある事は間違いないが、もう少し社員に対する処遇の優先順位を考えるべきではなかろうか。ちなみに伊藤と鈴木の区別が付かない人にわかりやすく見分け方を指南すると、何冊か本を書いてお客様や従業員との付き合い方を説いているのが伊藤、何冊も本を書いてお金の話と成功他社の構築したシステムを自分も考えていたように延々と記述しているだけなのが鈴木である。創業者でもないくせに顔写真を事務所に掲示させたり息子に世襲させてるんじゃねーよ、恥ずかしくないのかおっさん?と強く糾弾したい。 とまあいつまでもおっさん狩りを続けていてもきりがないので話を戻すと「優先順位は大切だ」と言う事だ。 チリ鉱山落盤事故でも地下に閉じ込められてるうちに愛人がいる事が妻にバレた鉱夫がいるという。「いるという」、と言うか現実にいて、実名で全世界に報道されてしまった。無事助け出されても修羅場は必至である。でも良いではないか、命が無事ならば。普段だったら目の前が真っ暗になってバカになったフリをして逃れるぐらいしか術のない窮地であっても、行き死にに比べれば些細な問題だ。ちなみに大々的に報道されたバリオス氏の他にも何人か愛人の存在がバレてしまった野郎どもが存在するらしいが、単身赴任の上つい最近まで法律で離婚が禁止されていたと言う事情もあるようだ(バリオス氏の場合はそのケースには当てはまらないようだが)。まあ世の中には色々と事情も情事も存在するものである。 私も時に「ROUNDABOUTさんはぽちゃさんが好きな振りをして、実は爆乳が好きなだけの中年ジジイなんだわ」と疑われる事があるが違う。その考え方は間違っている。私の優先順位はあくまでも「肉〉乳」である。私は確かに大きな乳が大好きだが、ぽちゃさんの方がもっと好きだ。乳が小さくてもぽちゃさんならOKなのである。それに中年ジジイでもない。好紳士だ。 こんな事を書くと「じゃ、ぽちゃさんなら誰でも何でもいい人なのね」とか言い出すああ言えば上祐な困った人類も存在するが、ウルセーバカである。しつこい人間は嫌がられるとだけご記憶頂ければ幸いだ。 チリのケースを考えてみてもわかるが概の場合一番優先されるのは生命だ。 本当か嘘かはわからないがこんなニュースもある。 "中国で世界的な不況に苦しむ実業家が五人いる愛人のリストラを考え、愛人を集めてコンテストを行った。一人残すためのコンテストだったのだが実際の意図は伝えていなかった。しかしバレてしまい、ドライバー役をやっていた愛人の一人が頭にきて運転操作を誤り車は谷底に転落、ドライバー役の愛人は死亡、実業家とその他四人も重軽傷となった。愛人の存在を知らなかった本妻は激怒して離婚、実業家は死亡した愛人の遺族に賠償金を支払った" 上海の英字新聞Shanghai Dailyとやらの記事らしい。本当かよ、ガセネタだろ、としか思えないが本当であった方が面白いので不謹慎だが本当の事故だと思うことにしよう。 こんな実業家のケースでも「生命が助かったからいいのか?こんな奴、死んだ方が良かったんじゃないか?」と問われれば「それでも生きていたから良かったのだ」と答えざるを得ない。勿論この実業家が生きている価値のあまりない下衆である事実は否定しない。しかし、生きているとはそう言う事だ。田代まさしだって生きている限りは無限の可能性に満ちている。 ただ命のやり取りといった特殊かつ極限のケースはともかく、それ以外にも人生には様々な選択肢が存在し、それを選ぶ権利が人にはある。 「七十億円も寄付してその使い道が自社の研修施設の新築とか、それはないだろう伊藤さんよ」 つまるはそういう話だ。 鈴木に経営を任せたら母屋を乗っ取られ搾取され続けられる存在になった伊藤会長。最適な選択をする能力は、少々欠けているようだ。 そんな感じで最後はいつも通り悪口になっちゃいました、マル。
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