2022日本落選
2022年のワールドカップ開催地がカタールに決まった。中東初の開催である。日本も立候補していたが敢え無く落選した。
落合夫人、もとい、日韓共催(恐妻)が2002年の出来事だから僅か二十年後に再び開催したいと言っていたわけである。おまけに今回は韓国も単独開催に向け立候補していたので、票が分散するというわかりやすい結果に終わった。オーストラリアにもアメリカにも、これと言ったインパクトがなかった。
そもそもサッカーの世界はお金がモノを言うある意味簡単な業界だ。オイルマネーをちらつかせサッカー界でも影響力を行使しつつあるアラブのお金持ち国家カタールがホストに選ばれるのは必然だったと言える。 ぽちゃさんだってお金を持っている男が好きなはずだ。例えば私は愛でお金以上の幸福を追い求める戦士だが、別にお金が嫌いなわけではない。ただ単にお金を持っていないから愛で勝負せざるを得ない状況にあると言うだけだ。私の愛のパワーはモビルアーマーで言えばα(アルパ)・アジール級のランクにあるのでこれでも何とか戦えるが、金はやはりあるに越したことはない。どんなにお金のある軍隊でもキュイやドップしか所有していなければ苦戦は必至だ。しかし逆に金がない上に戦力もないと来たら最悪である。アメリカ軍を地獄の底に引きずり込んだベトコンのような例外もあるが、ベトコンだって金はあるだけあった方が良かったはずだ。 アイラブマネー。マネーゲッツミーアウトオブザヒア。私はお金の持つ力を否定しない。 そんなわけでカタールは2022年のワールドカップ開催権を奪取した。日本サッカー界にとっては残念な話だが私が困る話ではない。確かにぽちゃさんの波打つお腹や乳の上でリフティングして貰いたい気はするがサッカーボールは必要ない。しかしこれは多くの日本人にとっても同様の見解ではなかろうか。サッカー(マニヤの皆様に言わせると「フットボール」)が何故現代日本に必要なのか?これに対する明確な理由は示せていない。そうなれば湯水のようにサッカーにお金を使えるカタールには対抗しようがない。 先に私は愛の戦士であると書いたが、愛だけでお金の魅力に立ち向かうのは正直結構難しいのだ。しかしないからと言って諦めてしまうのでは情けなさすぎる。金がないならないで、どれだけ武装を固めるかを考えなければならない。 日本サッカー協会は「金の代わりの何か」を、FIFAに舞茸、もとい、示し(シメジ)切れなかった。だから破れたのだ。間違いない。 私のように衒いなく断固とした意志を以て「ぽちゃさんが好きだ」と断言出来れば良かっただろうに、日本は「どうしても日本でワールドカップを開催する意義」を伝え切れなかった。 意義を持っていなかったのかも知れない。 残念ながら、結果は残酷だ。日本はカタールに負けた。 さて、カタールはワールドカップ開催国となる事が決まった。しかしお金持ちお金持ちと先程から連呼はしているが、GDPで換算すれば栃木県と同程度に過ぎない。実際のところ有力テレビ局アルジャジーラが存在する事ぐらいしか私は知らない。 金だけあってもぽちゃさんを決して満足させ切れないように、金だけの力(しかも栃木県レベル)で国際的な大祭典であるワールドカップを無事開催出来るのか、は、実際のところ未知数だ。 私は見守るぐらいの事しかできない。だってサッカーなんて、本当は大して興味がないのですもの...
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