スマートフォン躍進セリ
私の場合全く買う気も予定もないくせに気になる商品と言えばスマートフォンである。冷静に考えて次世代の主流携帯は旧来の日本型ガラパゴス携帯(ガラケー)ではなくスマートフォンである事は間違いあるまい。
海外ではBlackBerryとiPhoneが凌ぎを削っていたが日本ではガラケーの勢力が極めて強く、スマホはまだまだ傍流だった。ぽっちゃりした女性の出て来るお笑いユニットというとぷち観音(サンミュージック)や大好物(吉本東京)などたくさんあるのに森三中(吉本東京)しか思い浮かばない人々が多いが似たようなものである。売れた者の方が偉い。世の中とはそんなものだ。
元々世界の市場ではただ通話と、精々メールが出来る程度の「携帯電話」と、コンピューターを小型化してそれに通話機能を付けた上級者用の「スマートフォン」に市場が二分されていたが、日本では独自に「コンピューター顔負けの高性能機能を誇る携帯電話、即ちガラケー」が発展を遂げ、主流となっていた。はっきり言って五年も前ならガラケーがスマホに負ける部分なんてこれっぽっちもなかったと言い切ってしまってもそんなに問題がない状況だったと言える。 然程コンピュータに大きな興味を持たない庶民が最先端端末機器を当たり前のように持ち歩く。それが二十一世紀初頭の日本の風景だった。しかし我々が彗星のように現れた青木りんのグラビアを鼻の下伸ばした馬鹿面して穴が開くほど眺めていた頃、世界ではスマートフォンの浸透が始まっていたのである。 時は巡り時代は変わる。iPhoneの大ヒット以来風向きは変わりはじめ、GoogleがLinuxをベースとしたOSであるAndroidを発表。アプリを自由に作り、採用出来ると言うガラケーにはない長所を持ったスマートフォンはこの数年で瞬く間に一般層に浸透しつつある。 「スマートフォンの時代なんか来ねーよ」と大した根拠もなく言い張っていたauが方針転換し、腰は重いが立ち上がればそれなりに動くDoCoMoがスマホのラインアップを固めはじめ、iPhoneを手に入れたばかりかぬかりなくAndroid端末でも商売を進めているSoftBankが本気を出し、日本の携帯市場もガラケーからスマホへと舵を切り始めた。イー・モバイルも久方ぶりに新端末を発表した。 それも「スマホへの転換」ではなく「スマホとガラケーの融合」が各社のテーマである。 DoCoMoで言えばこの十年でたくさん作られたiモード専用サイトをスマートフォンに解放すれば融合は完了する。しかしまだまだスマートフォンに対する世間の認識が高くないので従来の携帯にも変わらず力を入れている状態と言える。だが、今回の冬の商戦では、これまでと違い、スマートフォンに関しても本気の端末を出してきた。ぶっちゃけDoCoMoでまともなスマホ端末というとXperiaしかなかったわけだけど、GALAXY、LYNX、REGZA Phone、Optimus chatと、一気に魅力的な製品を連投してきたわけだ。 それでも冷静に見て、まだ私が今回の商戦で投入された商品でどれが一番欲しいかというと従来型のガラケーであるF-01CかN-03Cなのだが、これまでと違い「スマホなんか眼中にねーよ。マニヤにでも持たせて満足させとけ」と言う感じではない。一気に差が縮められた気分だ。スマホにガラケーで培われた日本人向けのアイディアが詰め込まれていれば、そちらの方が良いに決まっている。ぽっちゃりしている女の子といやらしい女の子のどちらが良いかと言われると、どちらも良いが両方を兼ね備えた女の子が最善だろう。そうは思わないか、君? 私がまだスマホに切り替えられないのは、ぽっちゃりファン向け携帯3キャリア専用サイトがいくつかあるからである。あとエロサイトとか。スマホでは現時点でこれらのコンテンツを見書きする事が出来ない。だが逆に言うとiモードメールもDoCoMoのスマホで展開出来るサービスが現実のものとなった今、それぐらいしかガラケーに拘らなければならない理由はないと言える。いよいよ私も現在使っているF-01B買い換えの時期になったら、スマートフォンへの乗り換えを本当に実行してしまうかも知れない。 だがやはりiモード用サイトが普通に見られる状況にならないと駄目だ。 機械とは性能や理念だけで存在価値が決まるわけではない。「iモードでなければ見られないえっちなサイトがある」、これは重要だ。重大な意味を持つ真実だ。 「だからとっととiモードサイトを閲覧出来るアプリなり機能をスマートフォンに持たせればいいんだよ!」 私の心からの叫びである。DoCoMoのスタッフは真面目に考えて欲しい。 ただ個人的にはよく床に携帯を落とす人間なので、折りたたみ式で、尚かつ食事をしながらサイト閲覧なんかをしょっちゅうしているので片手で機能しやすいタイプの機種を用意して欲しい。デザリング機能も必須だ。当然iモードサイトも閲覧可能な事。 ここら辺が私が近未来のスマホに望む性能である。これがクリアされない限り、私はガラケーユーザーで居続けるだろう。 しかしながら本音を言うと、そろそろスマホを持ってみたいのだ。 なに?携帯とスマホの二台持ちになればいいじゃないかって?お断りだ。私は携帯に興味はあるが、携帯に振り回される人生は真っ平だ。携帯なんぞ一台あればいい。 振り回されるのはぽちゃさんだけで十分なのである。取り敢えず私はDoCoMoユーザーなので、SoftBankやauがどうなろうとドコモだけでも頑張って素晴らしい端末を提供して欲しく感じる次第である。 あ、あと定額もっと安くしろ。一番大切なのは、それだ。
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