よく食いよく寝てよく遊ぶ。80年代末の日本人はこれを「くうねるあそぶ」と名付けた。井上陽水も真っ青だ。 正しくバブル景気爆発期のバカ丸出しなフレーズである。しかし健康的でもある。 古代ローマ人が「健全な肉体を持つ者に健全な精神が宿れば言うことはないのになあ」と嘆いたように、健康だからマトモな人間なのかと言うとまたそれは別の話だが、不健康でバカよりはまあいいだろう。 ぽちゃさんだって不健康よりは健康的な方がいい。よく寝る人間は幸福行きヴィクトリープレインのパッセンジャーなのだ。アテンションプリーズ、ボンバルディアDash 8シリーズは危ない飛行機です。 そんなわけで丸く太い女の子の素晴らしさが証明された。 「は？」とか「何で？」「意味が分からない」といった周囲の反論はこの際無視する事とする。いちいち反論に付き合っていたら一万文字あっても足りやしない。 だが、それでもどうしても答えて欲しいと言うならば答えてあげるのもやぶさかではない。私の好意に感謝して、鼻の穴かっぽじって聞きたまえ。 よく食って眠るから体が成長してぽっちゃりする。ぽっちゃりした女の子はかわいい。かわいいから素晴らしい。 簡単な理屈である。脳に叩き込んでいただければ結構だ。 何？やはり納得いかない？何を言っているのかよくわからない？ 面倒臭いから貴殿は「ROUNDABOUTは最近健康に気を遣って夜更かしを控えている」とだけ覚えて頂ければよろしい。実際それだけの話である。 しかし冷静に考えると早起きをしたから何か得をする事があるのかと言えばあまり思い付かないのもまた事実。例えば先日職場のかわいいぽちゃさんが退職したが、アルバイトとして帰って来た。これはとても素晴らしい出来事だが、別に私の早起きがもたらした結果というわけではない。逆に今日、二週間前に解決した職務上の些細なミスで本社から注意されたが、二週間前は急ぎの仕事があって普段よりもっと早起きをして出社したのだ。早起きをして仕事に勤しんだのに怒られる、とか、正直頭に来るものがある。だいたいあんなの通常はミスと言わない。どうでもいい事にいちゃもんを付けて仕事をしたつもりになっているトンマに付き合っている暇はないのだ。実際本部もそれがわかっているようで、私に直接ではなく私の上司を通して注文を付けてきた。ほんと、やる事が姑息なんだから...全くもう。 「アノー非常にお怒りのようですが何があったのですか？全く話が見えないのですが」 おおすまんすまん、おじさん会社でムカついた事があったからついついブログで愚痴っちゃったよ。まあ大した事ではない。ちょっとばかし話が脱線しただけだ、気にするなとここでは書いておこう。あんまり事細かにここで書き散らしても不快感にまみれた文章が生まれるだけである。私は自分のブログを汚したくはない。その辺空気を読んでここでは書くのを止めておこう。それでも尚かつこれ以上頭に来る事があったらブログじゃなくて2ちゃんねるかなんかで書こうと思う。そっちの方が効き目あるしな。覚悟しとけよ、ケッ。 では話を戻そう。 早寝早起きをしたから実りのある人生が訪れると保証されているわけではないが、それでもスッキリした気分で目覚め一日を始められるというのは健康的でとても良い。 要するにこれが本題だ。早寝早起き万歳なのだ。 Early to bed and early to rise makes a man healthy, wealthy and wise. かのベンジャミン・フランクリンもかく宣っている。早寝早起きは健康を考える上で豊かかつ賢い選択なのだと断言しているわけだ。もっとも有名な「フランクリンの十三徳」なんかを読んでみると「偽善者だなあ、コイツ」と思わないでもない。特に十二の"純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これに耽りて頭脳をにぶらせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。"なんて下りは偽善中の偽善なる匂いプンプン充満してくる。だいたい「健康ないし」って何だよ。性欲に溺れるな、と書けばいいだけの話なのに色々付け加えるから非常に嘘くさい文体になっている感じがする。それともひょっとするとこれは翻訳がまだるっこしいだけで、原文はもう少し簡潔に書かれいているのだろうか？そんなわけで原文を拾ってきてみた。 "CHASTITY. Rarely use venery but for health or offspring, never to dullness, weakness, or the injury of your own or another's peace or reputation." ごめん、俺英語苦手なんでよくワカンネ。ただでさえそうなのに生まれて初めて聞いた単語がいくつか混じっていて非常に意味不明である。辞書を引けばいいって？そんな行動力があったら英語が苦手な中年にはならなかっただろうと深く思う次第である。 が、まあいいだろう。一応はアメリカの偉人である。顔を立てて進ぜよう。「さっすがはフランクリンだ、いい事言うぜ！」と。 日本にも似た格言がある。早寝早起きは三文の得というお言葉だ。「文」という通貨を言葉の中で使用しているわけで、江戸時代に生まれた言葉なのだとわかる。では三文とは現代の感覚で行くといくらだ？と言うと、だいたい一文=現在の十円という説が一般的だ。すると早起きは三十円の得という話になる。いやに少なく感じるのは私だけだろうか。やけに現実的だ。早起きしたからといってチロルチョコ三個分の価値ぐらいしかないのだと江戸時代の我らが先祖たちは考えていたわけである。少なくともフランクリンの自説とは温度差を感じざるを得ない。 しかしチロルチョコをバカにしてはいけない。チロルチョコ一つでおおよそ35キロカロリーのエネルギーがある（*）。三個で105キロカロリーだ。365日毎日食べれば38325キロカロリーとなる。人間の脂肪は1グラムあたり9キロカロリーだから、約4.2583キロ分の体重価値があるという計算だ。これを十年続ければ42.583キロ分の増量が可能である。体重35キロの軽い女の子も、十年後には77.583キロの中型ぽちゃさんになれるというわけだ。まさに継続は力なり、だ。早起きにはそれだけのメリットが存在すると科学的にも証明出来て嬉しい。チロルチョコ、スゲーである。 結局のところ、どう考えてもやはり早起きは健康にいいと結論付けたい。規則正しい生活を送って、ますます好青年として充実したく思う。 好青年にはぽちゃさんがよく似合う。 かわいいぽちゃさんをGETするためにも、私の早寝早起き人生は継続していきたい。ニンニン。
「は？」とか「何で？」「意味が分からない」といった周囲の反論はこの際無視する事とする。いちいち反論に付き合っていたら一万文字あっても足りやしない。
簡単な理屈である。脳に叩き込んでいただければ結構だ。
かのベンジャミン・フランクリンもかく宣っている。早寝早起きは健康を考える上で豊かかつ賢い選択なのだと断言しているわけだ。もっとも有名な「
が、まあいいだろう。一応はアメリカの偉人である。顔を立てて進ぜよう。
しかしチロルチョコをバカにしてはいけない。チロルチョコ一つでおおよそ35キロカロリーのエネルギーがある
