つまりはたぬきうどんの猛攻
近所のうどん屋で揚げ玉が乗せ放題だったのだ。天かす、揚げかすともいう。たぬきうどんorそばにて丼の中でてんこ盛りになっているあれである。
「好きなだけお寄せ下さい」とあるので文字通り好きなだけ掬ったのである。こういう時遠慮はしない。普通の人はスプーン一、二杯分も掬えばそこで終えるかも知れないが、私は違う。大皿三杯、山盛りでうどんにたっぷり乗せたのだった。何せ無料である。「いくらでも」と書いてあるからいくらでものせたのだ。何が悪いと開き直りたく思う。
しかしながらやはりいくらでも食べてはいけなかった。油の風味とコクが揚げ玉の旨味だが、あまりに大量に採りすぎると気持ち悪くなるのだと私は知った。考えてみれば安物のサラダ油をゴクゴク飲んでいるようなものである。気持ち悪くなるに決まっている。 思うに私は大切な愛しのぽちゃさんを一途に思う好紳士である。 広島東洋カープ一筋の職人肌でしたねえ。でもよく音重鎮と記憶がごっちゃになるんですよ、ですって?それは高信二だ。珠算二段。ソロバン片手にカープの守備固めとして戦い抜いた歴戦の勇士である。話を戻そう。思うに私は大切な愛しのぽちゃさんを一途に思う好紳士である。 春風亭蛾昇?そりゃコーシンこと高信太郎だ。何処が天才なのか幼き私にはちっとも伝わらなかった人物だが、まあいいだろう。よく知らない人物を批評して恥を掻くのは自分である。 それでは今度こそ話を戻させて頂くと、思うに私は大切な愛しのぽちゃさんを一途に思う好紳士である。証拠?それは私の心の中にある。確かめてみたかったら遠慮せずに飛び込んでくればいいだろう。 大切な子をとことん愛し抜くように、自由にかけても良い揚げ玉をドコスカ山盛りにして食べる。半端ない意志の持ち主なのだ。格好良く書くとオーナー。真剣に人を愛せる男だから、揚げ玉の量だって中途半端じゃないのだ。メガトン級なのだ。宇宙船艇で言うとドゴス・ギアとかエンゼル・ハイロゥとかあのクラス。横綱で言うと曙。生物で言うとシロナガスクジラ。それ程までにビッグでジャンボなナイスガイなのである。 だから今の私が揚げ玉の食べ過ぎで家に戻ってからも気分が悪いままだとしても、意地汚い奴だとか、そんな目で私を見てはいけない。
という日記を書いてブログにアップし忘れ翌日になったがまだお腹が重い。 若干苦しいのである。 誰か助けてほしいと願う今日の私だった。
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